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わずか1ヶ月で先延ばし終活を整理する終活設計図の描き方
家族や周囲に迷惑をかけたくない、円満な相続対策をしておきたい、と口で言うのは簡単ですが、何をどうやって、どのタイミングで終活をすればいいのでしょうか。おひとりさまの終活で悩むあなたのための終活オンラインセミナーを企画しました。
募集期間は、2023年7月25日~7月31日 2023年8月9日~11日 2023年8月20日~23日
2023年8月29日~31日
募集人数は、【5名】
【https://xaj0h6tw.autosns.app/line】
私の人生に影響を与えた最初の後見人
私は、2006年に行政書士事務所を開業以来相続を専門分野に扱ってきました。相続の相談実績は3000件以上、相続手続きや遺言作成支援をする中で、どうしたら円満な相続を実現できるのか、試行錯誤を重ねてきました。
そんな私がなぜ終活を支援していこうと決めたのか、その理由についてお話ししたいと思います。
私が行政書士になるまでの軌跡については、自己紹介記事をご参照ください。
このセミナーを企画するに至ったのは、遡れば、私が最初に後見人を受任した方(山川さん・仮名)との出会いでした。
山川さんの後見人となった経験は私の人生を変えることになったと言っても言い過ぎではありません。
・・・
山川(仮名)さん、体調はどう?
暑いから水分はこまめにとってくださいね。
そうそう、先週の金曜ロードショー観ました?
いまでは、気さくに会話のできる関係になった山川さん。半年前まではこの人の後見人を本気で辞めようとまで考えていたのです。
(半年前)
「遺言書の件、どうします?」
もう答えは分かってるのにこの言葉を繰り返す自分がいた。
この話をするのはもう6回目。
「う~ん、まだ考えがまとまらないんだよね」と山川さん。
予想通りの回答。
「作らないといけないのはわかっているんだけどね…。」
終活ノート作りが進まない
月に一度、片道1時間近くかけて訪問し、終活ノート作りを山川さんと一緒に進めている。
成年後見人という立場で独居の方のご自宅を訪問しているのだ。
私の悩みは、この終活ノート作りがなかなか進まないという問題だった。
やっぱり、今日もやめておくわ。
なかでも遺言書づくりはさっぱりだ。
ただ、これは山川さんが悪いわけではない。振り返れば私の接し方に問題があったのだ。この時はそのことに気付けずただ時間だけが過ぎていった。
山川さんにどうしたら遺言書を作成してもらえるのかそればかりを考えていた。
専門知識はおまけみたいなもので、あまり役に立たない。
山川さんとのコミュニケーションが大事であることが間違いない。
ただ、何が課題なのか当時の私にはまるで雲を掴むかのような、何をどうしていいかまるで分かっていなかった。
こんな私に後見人が務まるのだろうか、辞めた方がいいのかもしれない。
それが依頼者の利益にも叶うだろうし、何よりこのまま後見人を続けていても私の事を推薦してくれた紹介者に対しても失礼だと思ったからだ。
どうやって顧客との信頼関係を構築していけばいいのか、後見人としての役割を果たすことはできるのか。答えが出ないまま毎月山川さん宅へと向かっていた。
この山川さんとの関係をどう改善していったのか。
成年後見制度とおひとりさまの終活
その話しをする前に、後見人って何?という方もいると思いますのでここで簡単に説明しておきます。
成年後見人は、認知症などで判断能力が低下してきた人の年金や預貯金の管理をしたり、介護サービス契約などを代理人として結んで本人をサポートする人のことをいいます。
家庭裁判所によって後見人が選任される場合や契約によってあらかじめ後見人になる人を決めておける制度です。
成年後見制度は2000年に制定され、介護保険制度の発足と同時に車の両輪として機能することを期待されていました。
ところが 成年後見人の報酬体系や制度上の問題点から不備が指摘されてきました。
実際に後見人による財産の使い込みなどが度々事件として報道されるなど世間をにぎわせることもあります。
制度が複雑で利用しにくいといった側面は確かにありますが認知症などで判断能力が低下してきた方を支援するという制度趣旨は理に適ったものです。
ですから、支援者や行政が連携をし工夫をしながら高齢者支援の体制が作れたらいいと思います。
また、この話になると決まって出てくるのが家族信託はどうなのという意見です。様々な考え方がありますし、どちらが優れているということもなく一長一短あります。本人とその支援者にとってベターな方を選べばいいかと。
ただ、家族信託は制度設計が複雑で関係者も多くなります。
私が「おひとりさまの終活」を支援する際に意識していることは、シンプルかどうか。
いざというときのために「選択肢を増やしておく」といいかなと思います。
私が最初に後見人の業務に就いたのが今から13年ほど前になります。
役所から成年後見人として山川さん生活を支援してほしいと頼まれたのがきっかけでした。
私は任意後見契約という形で山川さんの将来の後見人となり判断能力が低下するまでは見守りながら万が一に備えて準備をしておくことにしました。
通常の成年後見であれば 本人が亡くなった段階で終了しあとは相続問題として相続人となったご家族が引き継ぐわけですが身寄りがない方の場合はそうもいきません。
実務上 葬儀やお墓の問題も後見人が行わざるを得ませんでした、、、。
山川さんの場合は遠い親戚の方がおられましたが、ほとんど交流はなく亡くなったら連絡してくれればいいからと言われてしまいます。
そんな課題山積な後見人、これは大変な仕事を引き受けてしまったと思いました。
おひとりさまの場合は、特に相続問題も複雑になりがちです。
というのも、相続人が兄弟姉妹やその甥や姪にまで広がる可能性があり、相続人同士の協議で解決するのは難しい場合があるからです。
だからこそ、おひとりさまの場合は円満に相続問題を解決するための対策として遺言書を作成しておくことは大変重要になります。
さて、つまらない解説はこれくらいにして話を戻しましょう。
一方通行のコミュニケーション
当時の私は、遺言書がないと相続で大変なことになるという理由から遺言書の作成を推し進めていただけでした。。
ただ、それではダメだったんです。
遺言書は単なる手段に過ぎないということに気づかされたのは山川さんに出会ったからこそ。本人の想いに寄り添うことなしに、遺言書の作成などできないからです。
コチラが理解したいと思っていても、相手も同じように考えていないとコミュニケーションが一方通行になりがちです。だからこそ、考え方や価値観を理解し、事前にすり合わせをしておくことが本当に重要だ思い知らされました。
ただ、言葉にするのは容易いですが、それを実践するのは本当に難しいです。
私は、どちらかと言うと人に会っただけですぐに友達になれる、そういう稀有な人種ではありませんでしたから少しずつ山川さんとの距離感を縮めていきました。
ネットや本でコミュニケーションについて学んだり、第三者から客観的にアドバイスをもらうなどして自分がやれることは何でもしてきたつもりです。
ただ、テクニックや知識を入れただけでは、なかなかコミュニケーションは上達しません。
どうしたら、心を開いてくれるだろうか
どうしたら、信頼関係を構築できるだろうか
どうしたら本当に伝えたい想いを引き出せるのか
ノウハウやテクニックが書かれた本は多いですが、所詮小手先です。もっと本質的なものはないだろうか、そんな悩みを抱えている頃、ある友人に紹介された一冊の本との出会いが私の人生を変えてくれました。
ある一冊の本が私を変えてくれた
それは、スティーブン・R・コヴィー氏による7つの習慣という書籍です。
この本のおかげで、コミュニケーションに対するマインド・考え方がリセットされたように思います。それに、この本は人間関係の本であり、ビジネスの本でもあり、終活の本でもありました。
すべてがここに凝縮されているといった書籍ですから、もしまだ一度も読んだことがないという方は、一度手にしてみてください。
7つの習慣を意識したコミュニケーションをスタート
私は、あらためて山川さんとの終活ノート作りを再開しました。まずは、お互いの距離感を縮めることに集中したのです。
7つの習慣の第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」とあります。まずは、理解が先。理解しなければ理解されないんですね。
山川さんのことをまずは知り、理解することから始めました。
今までは、仕事のこなすことへの質問ばかりで、相手を理解するための質問が足りなかったように思います。
それからというもの、相手を理解するための質問について学んでいきました。と、このように書くと非常に堅苦しいのですが、いわゆる雑談をするように務めました。
雑談する中で、自分との共通点はないかなとか、興味のある話は深掘りしながら聞いていくことで、徐々に山川さんとの距離感を縮めていけたように思います。
もう帰ってくれ!と詐欺師扱いされる
ただ、人間関係は一朝一夕では築けません。私もあるがままに自然体で接していきましたが、そんなに簡単にはいきません。
正直、ご本人に迷惑がられることもありました。役所からの紹介で本人も納得して関わったものの赤の他人が本人の財産状況を聞いたり介護はどうする?葬儀は?お墓はどうする?と聞いていくわけですから「そんなことあなたに関係ないでしょう」と言いたくなる気持ちもわかります。
実際に「ほっといてくれ、もう帰ってくれ」と詐欺師扱いされることもありました。
「もう辞めたら?」と、アドバイスをしてくれる友人もいました。私も、もう辞めたいと思ったことも一度や二度ではありません。ただ そこで辞めたらもう山川さんを支援する人は現れないかもしれない。
自分がこの人の最期を見届けるんだという使命感もありましたし、後見人という仕事への責任感もありました。
どこまでも続いている長いトンネルのように、出口はあるのか不安を感じながらも、私は山川さんとの関係を構築していきました。
ここであきらめたら確かに楽にはなるかもしれないけれど、自分にも後ろめたさを感じてしまうでしょう。まだやれることがあるはずと考えていましたし、後悔だけはしたくありませんでした。
ただ、遠方のご親戚の方からは、山川さんが遺言書なんて書くわけがないと言われていました。後見業務を通じて「死に方は生き方の問題」なのだと考えていたこともあり、このように言われてしまう山川さんは確かにちょっと癖の強い方ではありました。
自分がどうしたいかわからない!?
山川さんとの関係を構築していくのに1年くらいかかったでしょうか。相続問題の専門家という立場だけではなく、友人として、家族として、ひとりの人間として、付き合ってきました。
少しずつ終活ノートづくりをしていきました。
終活のようなデリケートな話はなかなか聞きにくいですし対策を提案しても腰が重くなかなか実践できないという状態が続きます。
また、お話しを聞いていくと ある問題が起きました
それは、自分の事なのに自分がどうしたいのか分からない。という問題です。自分の想いに本人すら気付いていないこともあるということが当時の私には理解できませんでした。
葬儀の希望を聞いても、よく分からない。死んだら適当にやってくれたらいいと言われ
ご本人としては考えたくないような、どうしたいのかわからないといった感じでした。確かに本人からすれば考えたくないことかもしれません。
でも、この「自分がどうしたいかがよくわからない問題」を抱えている方が意外と多く見受けられたのでした。
どのようにしたら、自分の想いに気づいてもらえるのか。
山川さんとの会話以外にも、自分のお客様にアンケートを取って聴いてみたり、終活アプリを試してみたり、終活を実践している芸能人の書籍や終活本をチェック、終活と聞けば、どのような媒体や情報なのかをチェックしていきました。
何をしているのか、何を取り入れているのか、どういう仕組みにしているのか?そんなことを考え、自分にできることは何かを考えていったのです。
ここまでやってきて、うまくいかなかったら後見人を辞めよう。そう言い切れるくらい山川さんを理解しようと必死にもがいていました。
そろそろ書いてみるかな…
そんなある日、いつものように庭いじりをしている山川さんに言葉をかけます。なんか落ち着きますね、山川さんのお庭キレイになりましたよね。
すると山川さんの方から、「そろそろ書いてみるかな」という一言。
あまりに突然のことで、一瞬何を書くの?と聞き返そうになりましたがすぐさま遺言書のことだと思い起こしました。
山川さん自身が遺言書が必要だと気付いた瞬間だったのです。
私はセールスのプロでも交渉の達人でもありませんので、相手にYESと言って貰えるテクニックや手法を知っているわけではありません。
これらの人からしたら、もっと早く山川さんに遺言書を作ってもらえたかもしれません。もちろん時間をかければ良いという訳ではありませんが、山川さんとの交流を積み重ねたからこそ、遺言書の作成に納得してもらえたのだと思っています。
あれから13年以上が経ち、現役で今も後見人を続けてこられているのもこの時の経験があるからです。あの時後見人を辞めなくてよかったなと心から思っています。
山川さんとは、打合せを重ね、ご事情に合わせた遺言書の作成支援を致しました。遠い親戚の方は、山川さんが遺言書を書かれたことを本当に驚いておられました。
その後、山川さんの最期を見届け、死後の事務手続きや遺言書に基づいた財産分配をし、ご自宅も空き家にならないようにできたのは本当に良かったと思っています。
ただ、遺言書があれば終活は完璧という訳ではありません。遺言書の作成は、その人の終活全体における一部に過ぎないのです。その全体像を私は終活設計図と名付けています。終活でお困りの皆さんには、終活設計図を描くことで自分の本当の想いに気づいてもらいたいと思っています。
自分で気付き、自分で創る、終活設計図を是非あなたに作って頂きたいです。
終活設計図を作るメリット
終活設計図を作ることで、あなたにはこんなメリットがあります。
・後悔しないための人生の道しるべとなり、自分の価値観をもとに一貫した行動がとれるようになる
・自分が何を大事にしているかが分かるようになる
・残されたモノが本人の想いを知れるので判断しやすい
・過去を肯定し前に進めるようになる
・やりたい事ややり残したことが明確になる
・自分にとって本当に価値のあるものを見極めて残すことができる
逆に、終活設計図を作っておかないとこんなことになるかもしれません。
・様々な情報や感情に流されてしまい、他人が書いた筋書きに合わせてしまう。
・本人の想いを知らないままなので残されたものが判断に迷い後悔することもある。
・自分の大切にしてきたモノを整理できないまま、先延ばしを繰り返してしまい、いつまでも終活が終わらない
・自分が何をすればいいかわからないので残されたものに「お任せ」してしまう
オンラインセミナーを企画した理由
今までも「遺言書の書き方」や「相続手続き」、「老後のお金」といったテーマでセミナーを開催してきました。ただ、その場では分かったつもりになっても、では具体的に次に何をやって、その次はどうするのかはよく分からないという方が多かったように思います。
家を立てるのに設計図が必要なように、終活も全体像を示す設計図が必要だと感じました。後見人として終活をプランニングする立場になって分かったことです。
ただ、私が後見人を引き受けられる人数には限界がありますし、そもそも問題意識をもって主体的に行動できる方でないと終活設計図を作成するのは難しいのではないでしょうか。
そこで、この終活設計図の描き方のポイントを解説するセミナーを開催するに至ったという訳です。
終活セミナーは以前は会場を借りて開催していたのですが、感染症の影響もあり、このセミナーをオンラインで届けられないかを検討し、試行錯誤の上作り上げることができました。
ただ、一応完成はしたものの、やはり参加者の声を反映してどんどん改善していこうと考えています。
そこで、無料のオンラインセミナーに参加していただき、モニターとしてご意見を伺える方を募集したいと思います。
オンラインセミナー概要
募集期間は、2023年7月25日~7月31日 2023年8月9日~11日 2023年8月20日~23日
2023年8月29日~31日
募集人数は、【5名】
興味がある方は、上記期間限定で以下にリンクを貼っておきます。
こちらからお友だちになって無料オンラインセミナーに参加してください。
【https://xaj0h6tw.autosns.app/line】
以前の終活セミナーに参加された方の声を一部ですが掲載しておきます。また、セミナーのQ&Aも作成しました。
以前の終活セミナーに参加されたお客様の声
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よくあるご質問
Q:終活オンラインセミナーは料金が発生しますか?
A:セミナーは無料ですのでお気軽にご参加ください
Q:夫と参加することはできますか?
A:はい、可能です。ネット環境のあるところでご視聴くださ
Q:終活の知識は全くありません、問題ないですか?
A:初心者の方でも参加しやすいように構成されていますのでご安心ください
Q:受講にあたって必要なものはありますか?
A:お手持ちのスマホかパソコンでご視聴ください
Q:何度も参加できますか?
A:視聴機会はお1人様1回限りとなります。希望者が多い場合は録画をお渡しするか検討中です
Q:顔出しや名前出しをする必要はありますか?
A:顔出しや名前を出さずに参加できます
Q:終活できる自信がありません
A:誰もが3STEPで終活を整理する方法をお伝えしますので、初心者の方でも大丈夫です
Q:どうすれば参加できますか?
A:本ページに設置しているリンクから視聴予約してください
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