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移住10年目のフリーランス。日々の感動を伝えるワークショップ、今回は【わらづと納豆作り

先週末は、納豆づくりワークショップと行いました。
大豆と稲わらを使って、昔ながらの納豆を作りましょうというものです。
納豆づくり、ワークショップ自体の詳しい内容についてはこちらのコラムでご紹介しておりますのでよかったらご覧ください☆


頼まれ仕事ではなく自主開催

半農生活をしているので、雪に閉ざされる冬場は畑や田んぼでの農作業はなくなり、その分時間に余裕ができます。
また、雪国の冬は、やはり人も動き回らないためか、お菓子の注文やイベントもだいぶ少なくなります。そんなわけで、昨シーズンあたりからワークショップをやり始めました。

昨年の味噌&納豆作りワークショップ


独立したての頃は、市や団体から依頼を受けて料理やお菓子の講師などもしていたのですが、頼まれ仕事というのはやはり相手の意向もあり、報酬も限られます。
『こんなものを作ってほしい』という要望が、まったく自分の藩中(はんちゅう)ではないリクエストであったりもするし、素材を大切にしたいという私の意に反して『材料費をもっと安く』などと言われてしまったりするわけで、そうするとこちらのモチベーションも上がらず、自分の中に良いエネルギーは回らないのですね。
そして講師料も良いとは言えないわけで、当時は経験も浅い私にとってはありがたいとは感じていたので実績つくりのためとも思いながら続けていましたが、準備の時間や手間を考えると、割に合わないなあとなってくるわけです。

自主開催で何かを行うというのは、やはり最初は不安なものですよね。
誰か来てくれるかなあ、うまくできるかなあ、と心配になったりもしたもので、そんな私は、ほかの慣れた人と共同開催という形でやらせてもらったりもしていました。

去年の共同開催ワークショップ

このようなコラボ企画だと、それぞれの特異な分野を生かせるので参加する人も倍楽しめるし、それぞれのネットワークを利用して認知度もアップさせられますね。

あとは、頼まれるにしても自分が『これはやる』『これはやらない』という区別をはっきりさせておくことが良い仕事をする上では必要ということが分かってきました。

自分の経験と伝えたいことを盛り込む

いわば【よそ者】である私がここに来て感じている【感動】とか【豊かさ】をダイレクトに伝えられる、共感してもらえる、それが自分の喜びでもあるのです。
今回の納豆つくりも、普段はスーパーで買ってきて食べるのが当たり前だった私が、自分が育てた大豆、自分が育てた稲わら、この二つだけで納豆ができたという大いなる感動、昔からの日本の食文化の再発見を伝えたい、という思いでした。


技術とか知識はそこそこです。それでも興味を持ってくれる人は一定数いて、集まってきてくれて本当にうれしいなあと感じました。
ちなみに、今回の定員は10組(親子OK)、参加費は一人3,500円(同伴のお子様500円)としました。わらづと納豆2本とランチ付きです。
ランチはもちろん私が用意するのですが、これも保存してある食材を使ってしまいたかった、そしてランチ付きだと参加費の単価も上げられる、来た人もきっと喜んでくれるだろうという理由です。

まだまだ未熟で反省や課題も

ひとまず皆さん喜んで頂いていたようで、良かったのですが、何かいまひとつ盛り上がりが足りないか…みたいなところもあり。
私が話があんまり上手ではなかったり、ランチの最中もなんとなく静かになってしまったりしていたので、参加者の皆さんに話してもらう時間を作ってもよかったのかなあとか思ったりもしています。
そんな課題も残しつつ、次はもっと楽しんでもらえるような、そして引き続き私という人間に興味を持って関わってもらえるような、そんな時間と空間を提供する場を作っていけたら良いなあと思います。

ふるさと納税の返礼品として、大豆オーナーなんてこともやっています(^^♪


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