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♡今日のひと言♡太宰治


“Love” itself
somewhere exists,
I know.
but the problem is, that
I cannot find the way to show it,
and
the way to handle it,

人間の生活の苦しみは、愛の表現の困難に尽きるといってよいと思う。
この表現のつたなさが、人間の不幸の源泉なのではあるまいか。

『惜別』(1945)

太宰治(1909―1948~青森・小説家)
津軽屈指の大地主の六男として生まれた。中学時代から文学に親しみ、井伏鱒二に師事。左翼活動での挫折のあと雑誌「海豹」「日本浪曼派」に作品を発表、「逆行」(1938)が芥川賞候補となる。戦後は無頼派と呼ばれ「ヴィヨンの妻」(1947)「斜陽」(1947)などで人気を博した。玉川上水で入水自殺した。享年40歳。自己破滅型の私小説作家であった。他に「走れメロス」(1940)「人間失格」(1948)など。


2024.6.16
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