ブラック企業から退職するために実際に打破した7つの枷(後編)
まずは前編からどうぞ。
後編は前編で紹介した枷をどのような考え方で打ち破るのかにフォーカスしています。
1.次の仕事が見つからない
⇒退職後に探す方が良い
「在職期間中に面接をしないと、相手の心証が悪くなるのでは…?」
当時、私もそう思っていました。
しかしブラック企業就業中の面談は以下のデメリットがあることをまず知ってください。
・十分な対策時間を取れない
・鬱状態なら面接官の心証は良くない
・二次面接の予定が調整できない可能性が高い
・これを何社も繰り返すとますます疲弊するループへ
・企業モラルに対する判断力が弱っているので、転職先に求めるハードルが甘くなる
・結果、受かった先がブラック企業の可能性が高い
そして今、自分が採用側になって分かった視点があります。
・ぶっちゃけ経歴よりまずコミュニケーション
・視線、姿勢、よく出る言葉に着眼
・被害者意識強い方は取らない
・過去に被害があっても、それは事実として淡々と述べられるなら好印象
・離職期間がある人間なんて山ほどいる(貯金で旅行してた、勉強してた、等)
つまり、ブラック企業就業時に面接を受けるより、離職後の方がメリットがあるんです。
2.自分が辞めたら迷惑がかかる
⇒かかりません
これも自分がマネージメントする側に立ってわかりました。マネージメントには一定のリスクとして、メンバーの離職があります。
そうなった時に仕事が回らなくなるようであれば、それはマネージメントの責任です。
そうならないよう、マネージメントの仕事として、メンバーそれぞれの業務がその人自身にしかできないとならないよう、
・業務を複数人体制にする
・業務のマニュアルを構築し誰でもすぐバックアップできる環境を作る
ことが必要となります。
つまり、あなたが辞めて迷惑がかかるのではなく、上司自身の職務怠慢が露呈するだけなのです。
その結果、メンバーの仕事量が増えるかもって?
いいえ、大丈夫です。
一人分、しかも残業しまくりの一人分の業務です。そのまま業務を振ろうにも、振れません。
仮に振ったら、振った先の人も辞めるでしょう。
みんなで耐え続ける必要はありません。
3.この程度でやめたらどこにいってもやっていえない
⇒やめたくなるような環境がおかしい
「この程度でやめたらどこにいってもやっていけない」
この言葉がでたらまずその会社の自浄作用は死んでます。
客観的に見て以下のいずれかに当てはまるはずです。
・作業可能限界量の超過
・作業の手順が明確化されていない
・もし明確化することが業務なら、指導体制不備
・現在できる作業レベルを超えた仕事内容
これブラック企業だと自分の首を絞めるので教わらないと思いますが、すべてパワハラです。
こちらも前項と同じく、マネージメントの職務怠慢です。
4.まずは三年やってみろ
⇒やらなくて良いです
三年やる価値があれば別ですが、基本的にないです。
というのも、三年やった結果の
メリットを考えると分かります。
・給料があがれば、転職先の給与ベースになる
・転職先より給与の昇給ベースが高ければ、三年早く転職するよりいい給与になる
・三年働いた事が転職で有利に働くのであれば、転職が有利になる
・三年働いてスキルが身につくのであれば…
すべて仮定です。
確実なメリットはひとつもありません。
しかも並べたらかなり弱い魅力では?
ブラック企業の中身によりますが、
働けども働けども給与があがらず、
自分が成長しているかどうかすら分からない、
というのがほとんどです。
逆にさっと辞めたほうがいいメリットもあります。
それは…
下手にどこかの会社のやり方に染まっておらず、育てやすい
これにつきます。
下手に数年働くより、さっさとやめて次を探した方がメリット大です。
5.自分は会社に必要とされている
⇒本当にいい会社は、人が欠けても回る会社です
ひとり辞めた位で傾くような会社に未来はありません。ZOZOの前澤社長が辞めても、ZOZO倒産しないでしょう?
6.会社への諦め
⇒諦めは正しい。断固たる意志をもって辞めよう
人事部がしっかりしてるなら、または人事部の力でどうにかなるなら、ブラック企業など存在しません。
何度も慰留→居づらくなるのコンボを繰り返すより、一回で一気にやめきりましょう。あなたは間違ってません。
7.この土地を離れたくない
⇒離れても関係は続きます
実際、離れてからでも月1位で会えてました。転職先で精神も安定し、給与も安定し、ちゃんとスケジュールも取れるようになりました。
もちろん行けなくても、今時twitterもinstagramもFacebookもあります。大丈夫ですよ。
まとめ
要するに経験者からすると、1秒でも早く辞めろということです。もっといい会社は沢山あります。
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■次回:転職後に派遣スタートから年収700万に至るまで
更新予定です。
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