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広告に興味がない人も思わず笑ってしまう広告事例の紹介⑦

スマホを使えばすぐに面白いコンテンツに出会えるこの時代、わざわざ広告をじっくり見ようという人はなかなかいません。しかし、世の中には広告に興味がない人でも思わず目を止めて笑ってしまう秀逸なクリエーティブがたくさんあります。この記事シリーズでは、そんなおもしろい広告事例を少しずつご紹介していきます。

8/27(金)のお昼12時~13時にはClubhouseで、本記事で紹介した事例をはじめ、世の中の気になるクリエーティブについてディスカッションを実施していますので是非聴きにきてくれると嬉しいです!


https://www.clubhouse.com/event/xkQ9j7lD

1.JR五反田駅「駅員手書きの毛筆ポスター」

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KUBO Hiroshi氏(@javaman118)のTwitter投稿より画像引用

JR五反田駅構内に貼られた駅員手書きのポスターシリーズ。2019年10月に消費税の増税が実施された際、みどりの窓口の混雑を避けるために、早めに定期券を更新することを勧めるメッセージが書かれたポスターを展開しました。ポスターは五反田駅社員10名の直筆デザインで、ホームへの階段に飾られていたようです。

JR五反田駅の手書きポスターは2017年より実施されていて、今では他のJRの駅でも実施されているのをよく見かけます。予算的な都合が大きいとは思いますが、プロに制作を依頼してポスターのクオリティにこだわるのではなく、大量の直筆メッセージで「定期券を早めに購入してほしい!」という想いを熱く伝えている点に好感が持てます。1つ1つのポスターに駅員さんの個性が出ていて、中にはグラフを用いて緑の窓口の混雑具合を説明しているものなんかもあり、ユーモアに溢れています。
コロナ禍になって、駅構内で生活者に対する感謝を述べている手書きポスターなどもよく見ますが、毛筆で書かれた想いの込もったメッセージに元気をもらった人は多いのではないでしょうか。


2.日清フーズ「マカロニゆでときましたWEBCMシリーズ」

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日清フーズの発売するマカロニの新商品「マカロニゆでときました」の30秒WEBCMシリーズです。友人の家で遊んでいる小学生でしたが、友人の母が調理しているマカロニがどうしても気になってしまい、遊びはそっちのけで料理のおいしさを激しく妄想するというストーリーです。「マカロニなのにお湯も鍋も不要でお皿に写して電子レンジで1分で熱々のマカロニが完成する」という画期的な商品特長を子ども目線で語っています。

まず言いたいのは、とにかく男の子の演技がかわいい!子供らしさ全開の声と演技なのですが、表情にはどこか大御所俳優のような風格もあり、クセになるかわいさがあります。彼の今後の活躍が非常に気になります。

また、「さぞかし、うまかローニ!」というコピーはダジャレが効いているだけでなく、「うまかろうに。」という普段あまり耳にしない言葉を使うことで視聴者に対する引っ掛かりとなっています。ストーリーの中に組み込まれていても不自然でない秀逸なコピーではないでしょうか。

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