建築小話『建築士と建築家』
字面は似ているけど、まったくもって違う。恐らく世間の建築やっている人のイメージは建築家なんです
僕は建築士であって、建築家ではなく、今回はその違いについてお話しします。
簡単に言えば、建築士は国で定められてる資格であり、建築家は自称または他称による職業名
どっちの方がなりやすいのかって話になると、建築士は試験をパスしなければならないので(しかも難しい)努力や時間や運が絡んできて、時間的技術的な面で言えば建築士の方が難しい。というか大変
建築家は自称なので、
『建築王に俺はなる!!』って言えばその日のうちになる事ができます。
#間違えた建築家だ
とまあ言うのは簡単ですが、自分の事を“建築家”って言えるって、真の意味では中々大変だと思う。公共の努力である試験勉強などなくても裏で多くの努力を積み重ねていると思うし、しっかり結果も出さないといけない。
それに比べて建築士は、変な話結果を出さなくても試験に受かればもう建築士なのです。
そういう意味では、資格って安心して肩書きを名乗れるツールなんですよね。
建築家同様に大変だなって思うのが、明確な資格のない職を持つ方々。やはり〇〇家って仕事に多いのかも。
定期的に異業種の人とのんだりするんですけど、かなりの確率で職業“写真家”がいる。またはカメラマン。聞いてて思うのがカメラマンって本当に自称の世界だなって感じた。
建築士みたいに試験合格や、会社に長年勤めるといった明確なプロの基準がないため、言っちゃえば本人のさじ加減なのである。
その中でも自分に自信がある人はプロだし、自信がない人はやっぱりアマ
プロは自分のことプロと言ってるし、アマは自分のことアマって言ってるからずっとアマ
多分それ一本で食べていけるかどうか?って基準もあるんだと思うけど、気持ちの部分も大切ですよね。
僕からして見ると、バズーカみたいなカメラ持ってる時点で十分プロだなあって思うんだけどね…
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