すごい人

心の梯子を降りて
「君はここにいたんだね」
「君はそうしたかったんだね」と、

弱くてうずくまっている
小さい自分に声をかけるばかりで、

心の外側、
自分の外側の世界に興味をまだ持てていなかった

でも、小さな自分がたまに言う

「教育を受けるのは大変だった」

学校にはたくさんの友達がいた
友達を殴ったことはないが
思わず胸ぐらを掴んだことはある

むかついて投げ飛ばしたこともある
その時は怒られた

でも「だって僕は！」と言う隙はなかった

その時に心の底のどこかに
小さな自分が1人生まれた

心の隙間から聞こえる声は
すごい人には聞こえない

心の梯子の降りることはできない

心の穴の場所を見つけることもできない

「教育を受けるのは大変だった。」


貧しくても
お腹が空いても
できないやつだと言われても
理解されなくても
ダメ人間と言われても
人間じゃないと言われても
失敗しても
騙されても
借金しても
年金が払えなくても
人生舐めてると言われても


寂しさ
苦しさ
悲しみ
痛み

理解して
受け入れて
学んで

生き方を
変えさせていただきますと
力強く提示する

そういう人間を目指したい