見出し画像

仏教的ことばの使い方〜私のことばをふりかえる4つのポイント〜



この記事は最後まで無料で読めます。

今日はいつもとは違った文章を
翻訳してお届けします。

いろんな方に読んでいただけたらなと思うので
無料で読めるようにしました。


「仏教的なことばの使い方」

日々のことば。

私たちは何気なく
いいたいこと、思ったことを言うのがいい
と思ってしまいがちですが

ブッダの視点からすると

「ちょっと待った〜!
 そのことばって、本当に出す必要があるの?」

と、ことばにも吟味が必要であることを
おっしゃっています。

その視点をまとめてあるのがありました。

訳しますね。


。。。。。。。。。。。。。。。。

語るべきか、語らないべきか。

それは、、、


1)

語ることばが、真実ではなく、正しくなく、
役に立たず、聞く人にとって耳障りが良くないもの

      それは、語らない

2)

語ることばが、真実であり、正しいが
役に立たずに、聞く人にとって耳障りがいいもの

      それも、語らない

3)

語ることばが、真実ではなく、正しくなくて
役に立たず、聞く人にとって耳障りが良くないもの

      それも、語らない

4)
語ることばが、真実ではなく、正しくなくて
役に立たず、聞く人にとって耳障りが良いもの

      それも、語らない

5)

語ることばが、真実であり、正しくて
役に立ち、聞く人にとって耳障りがいいもの

      それは、語る。

6)

語ることばが、真実であり、正しくて
役に立ち、聞く人にとって耳障りが良くないもの

      それも、語る。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

真実であること
正しいこと
役に立つこと
聞く人にとって耳障りがいいこと(丁寧なこと)

この
4つのポイントを吟味して
ことばを発していく。


自分の発していることばが
どういうことばなのか
ふりかえるとてもいい指標だなと感じました。

どういう傾向があるか。

もちろん自分だけではなく
他者のことばにも気づきを向けられますね。

主人からこのことを
教えてもらって、いろいろ対話をしました。

主人は18年間お坊さんでした。

タイではお坊さんになるということは
戒を守るということ。

言葉と行動に関して、戒律という基準を意識しながら
生活する日々です。

彼にとってはお坊さん時代に叩き込まれた戒。
ことばについては特に
還俗しても意識しているそうです。

<真実で、正しく、役に立ってかつ、耳障りがいい>

こういうことばを使えたらいいですが
これはなかなかハードルが高いですね。。

<真実で、正しく、役に立つが、耳障りが悪い>

ことも、語るべきことと示されています。

これもまた示唆に富みます。

時に、相手がカチン!とくるような
すぐには受け止められないことばであっても
それが真実で正しく、役にたつと判断できたなら
自信を持って語る、その大切さを教えてもらいます。

ことばあふれる時代に生きる私たち。

そのことばを有効に発し、生かせる
智慧をたずさえておきたいものですね!


ここから先は

0字

¥ 100

応援やサポートをいただくたびに、これからも翻訳や執筆を続けていこう!と励まされています。