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カメラの種類について

前回はカメラの基本設定について見ていきました。カメラについてかなり知識がついてきたと思います。そろそろカメラが欲しくなって来たのではないでしょうか。しかし、「カメラはいっぱい種類があってどれにすればいいかわからない」って人が多いと思います。今回からはカメラ本体を選ぶ際に見るべきポイントについて語って行きたいと思います。今回はカメラの種類による違いについてです。

1.カメラとは言っても色々種類がある

デジタルカメラだけでも「一眼レフカメラ・ミラーレス一眼カメラ・コンパクトデジタルカメラ」などの種類があります。この3種類の中でコンパクトデジタルカメラはレンズ交換不可で、一眼レフカメラ・ミラーレス一眼カメラはレンズ交換カメラです。ここには、レンズ交換ができる・できないの大きな違いがありますが、レンズ交換ができる一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラの違いがわかりにくいと思います。この2つに焦点を当てて比較していきましょう。まず、それぞれの特徴について見ていきます。

2.一眼レフカメラとミラーレス一眼の違い

一眼レフカメラの「レフ」とは「光を反射する」という意味の「レフレックス(reflex)」の略で、名前の通り中には光を反射する鏡が入っています。下の図のようにファインダーにはレンズから入ってきた光がそのまま入ってきて、シャッターを切るとミラーが動きイメージセンサー(ここに光が取り込まれることで画像データとなる)に光が取り込まれます。
それに対して、ミラーレス一眼カメラはこれも名前の通り「ミラーがレス」すなわち「ミラーがない」カメラです。ミラーがないので取り込まれた光は常に直接イメージセンサーに取り込まれます。ファインダーは電子ビューファインダーという中に小さな液晶モニターと同じ映像が表示される機構となっています。

一眼レフとミラーレスカメラの内部構造
(https://cweb.canon.jp/eos/special/beginner/column6/より引用)

上の画像で、一眼レフとミラーレスの違いが一発でわかると思います。内部構造の違いがわかったところで、ミラーのありなしで何が違うのか、それぞれのカメラの長所・短所を挙げながら見ていきましょう。


一眼レフカメラ

EOS 5D Mark IV
(https://global.canon/ja/c-museum/product/dslr849.htmlより引用)

長所
◯ファインダーのタイムラグがない
カメラが捉えている風景を直接ミラーの反射によってファインダーから確認することができるのでタイムラグがないです。動く被写体を撮ることが多い人は一眼レフのほうが良いかもしれません。

◯交換レンズが豊富
ミラーレスカメラの歴史は浅いですが、一眼レフカメラは昔からあり交換レンズが豊富にあります。

◯中古価格が安い
昔からある一眼レフカメラの多くは中古市場の価格がかなり安くなっており初心者でもかなり始めやすいです。ミラーレスカメラが主流となりつつある分更にお手頃となっています。

短所
✗本体サイズが大きくて重い
ミラーがある分、小型軽量を売りにしているミラーレスカメラより大きくて重いです。小型軽量な一眼レフもありますが、レンズも一眼レフ用は大きいのでどうしてもミラーレスカメラには敵いません。

✗シャッターをきるまで撮れる画がわからない
カメラが捉えている風景を直接ミラーの反射によってファインダーから確認することができるのでタイムラグがないと言いましたが、その代償として明るさやホワイトバランスなどを調整しても映し出されるのは実際の風景なので調整後の画はとシャッターをきるまでわかりません。

ミラーレス一眼カメラ

OLYMPUS PEN E-PL10
(https://www.olympus-imaging.jp/product/dslr/epl10/より引用)

長所
◯小型軽量
ミラーレスカメラの一番はとにかく小型軽量なことです。ミラーがない分小型化・軽量化しやすいです。プロ向けの機種は大型のものもありますが、この記事はカメラを始めたい人向けなのでそういうのはとりあえずおいておきましょう。レンズもミラーレスカメラ用に設計されており小型軽量なものが多いです。

◯撮れる画がシャッターを切る前にわかる
カメラが捉えている風景を直接ミラーの反射によってファインダーから確認することができないですが、撮れる画をモニターしながら撮影できるので初心者も扱いやすいです。

◯デザインがおしゃれ
昔からある一眼レフカメラは各社同じようなデザインですが、ミラーレスカメラはいろんな人に使ってもらおうと各社工夫を凝らしたデザインとなっています。オリンパスペンは可愛いし、富士フィルムのカメラはフィルムカメラっぽくておしゃれです。首にかけて観光地を回りたくなるはずです。

短所
✗交換レンズが少ない・高い
ミラーレスは歴史が浅いと言いましたが、その分レンズは少ないです。あと高いです。

✗操作性が良くない
ミラーレスカメラは小型化や簡単な操作を優先したデザインとなっていることが多く、マニュアル設定をするには少し扱いづらい機種も多いです。

✗バッテリー持ちが良くない
液晶モニターや電子ビューファインダーで撮れる画を確認する分電池の消費は激しいです。

3.結局どちらを選べばよいのか

一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラの長所と短所について見てきました。どちらが良いとか悪いとかはありません。撮りたい被写体やカメラのサイズに応じて選べばいいと思います。サイズ感が気にならない人には基本的には一眼レフカメラを勧めています。なぜなら安いしレンズも豊富なので。

とにかく安く手に入れたい
→一眼レフカメラ
小型軽量がいい
→ミラーレス一眼カメラ
動く被写体を撮りたい
→一眼レフカメラ

今回はカメラの種類による違いを見てきました。これで、一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラのどちらを買うのか決めることができたと思います。
次回もカメラ本体を選ぶ際に見るべきポイントについて語って行きたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!



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