【🔮🐾】占い師と、「呪い」

恋のお呪い。

普段から読み慣れていたり、漢字が得意な人でない限り
これをきっと、「こいの"おのろい"」と読んでしまう。

「おまじない」と読むらしいですよ。

今日誕生日の人おめでとうございます🎉
どうも、喋るいぬです🐾
今回は「占い師と呪い」というテーマでお話をします。

「いたいのいたいの、飛んでいけ」
誰でも知ってる、おまじない。
すると、ふしぎと「いたいの」が飛んでいく。

まじないは、言葉から作られる。
まじないは、想いから作られる。

そんな言葉や想いは
占い師でなくたって、扱える。
人間が、だれでも、自力で如何様に、扱える。

言葉は、簡単に祝言となる。
しかし、扱い方次第で
容易に呪いに変わってしまう。

占い師は、まじない師。
言葉によって人を寿ぐことができるということは
言葉によって人を呪うことも、また容易なのだ。

🌙🌙🌙

占い師にとっての言葉というものは
板前さんにとっての、包丁のようなものだといえます。

しっかりと扱えば、最高の料理を出せる。
手入れを怠れば、その瞬間に刺身の質は落ちる。
正しく扱う技術がなければ、包丁を上手く扱えない。
扱いを誤れば自らの指を落とす。

そして、刃先を人に向けようものなら…
言葉とは、"利器"であり"凶器"なのです。
そして、"力"であり"狂気"である。
日本語とは不思議なものですね。

手入れをしてしっかりと扱えば、最高の祝言に。
刃先を人に向けたり、扱いを誤れば、呪いとなる。

表裏一体の、占い師にとっての包丁。
そんな性質を持った「言葉」という道具を
いかにうまく使えるか。

それがきっと、占い師の力量を判断するのに
わかりやすい指標なのではないでしょうか。

この占い師は、「呪い」ではなく
「おまじない」をかけてくれるのだ、と。
いたいのいたいの、とんでいけ。

🌙🌙🌙

包丁、つまり言葉を
上手く扱えないと見なされた占い師が

お前が、私や私の大切な人に
不幸な思いをさせない保証がない

こんなふうに、思われるわけですね。

それは、当然です。
刃先が他人に向いているのだから。

それはおまじないをかける占い師ではない。
呪いをかける、占い師。

🌙🌙🌙

では、占い師が使う呪いとは、何か。
当然、言葉によるものなので、いわゆる黒魔術の類であったり
こう、木に藁人形を打ちつけるようなものでもありません。

それが奇しくも、
メディアで見る占い師がよく使う手法である
「恐怖訴求」です。

簡単に言えば
・地獄に落ちるわよ
・このままいくと最悪の未来になります
をはじめとする
内側にある不安感情や、怖さのようなものを
掻き立てるような喋り方ですね。

テレビ的な動きとしては極めて正解に近いもの。
エンタメという仕事を全うしているという意味では
すごく真摯な占い師なのかもしれません。

しかし、実際には、恐怖訴求で呪いを
振り撒いてしまってるんですね。

🌙🌙🌙

そして、やっぱり悪目立ちはしてしまう。
エンタメをみて、「こいつは、呪いを振り撒いてるな」
そんな部分に気づいてしまう「判断力のある人」は、占い師という職業自体を疑います。

当然の流れなんです。
信用低下は、こういうところからきている。
視聴者を、呪っているのだから。

そんなエンタメに振った占い師の姿を見たうちの少なくない人が
こんな意見を持っています。

わざわざ言わなくていいことを言う
必要のない不幸を、呼んでいる
必要のない不安を、招いている
自分で選択する道を、閉ざしている
それに気づかないバカが盲信して、騙されている
なんの根拠もないのに。

これが、「占い師は怪しい」の正体です。

🌙🌙🌙

こういった思考がある前提で
あなたが相談をした占い師に、
こんなことを言われたとしたら。
あなたはどう思うでしょうか。

自分を支えてくれていると
心の底から思っている相手に対して…
「その人と縁を切りなさい、どんどん酷い方向に行く」

自分が大切だなと思っている人に対して…
「その人は人間のクズだ」

これ、実際に当たっていたとしても
嬉しい気持ちには、まずならないのです。
なる人、いるんですかね。

🌙🌙🌙

その場の依頼者との関係一つ
「脅しなし」に作れない占い師が
どうして他の吉凶を決められようかという話。

もっと言語を合わせるならば

場合によっては恐怖訴求は必要だが
恐怖訴求を多用する時点で
その占い師と関わると波動が下がるのが確定している

ということなのです。

呪いをかけるのは、波動を下げる占い師。
寿ぐことができるのは、波動を上げる占い師。

しかし。
「呪いに気づいて」
「呪われてるよ」と伝えることで
「呪いをかけてるのはお前だろ」と言われてしまうのも
また占い師。

なんと因果な職業でしょうか。

しっかりと寿いでくれる。
そして、「呪い」に気づかせてくれる。
祝福と呪いをしっかりと、判別できる

そんな占い師こそが
あなたにとって、素晴らしいパートナーとなることでしょう。

さて、次のコラムでは
あなたにかけられているかもしれない呪いを
一つ可視化して、解いていきます。

そう、解呪の話です。
解く呪いは、多くの人の頭の中にこびりついている
あの概念。

そう。「公正世界仮説」です。
あなたは、すでに呪われているかもしれません。

これもまた、恐怖訴求。「まじない」での行動操作。
本当に、因果ですね。

悪い仕事だ。笑

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