【📖🐾】現代に蔓延る呪い　"公正世界仮説"について

あなたはすでに
呪われているかもしれない。

今日誕生日の人おめでとうございます🎉
どうも、喋るいぬです。
今回は、あなたにかけられている呪いを解いていこうと思います。

あなたにかけられているかもしれない呪いは
「公正世界仮説」というもの。
もしかすると、あまり耳馴染みがないかもしれません。

この呪いは、あなたを"不幸"にとどめ続ける作用を持っている。

公正世界仮説とは、簡単にいえば

「全ての正義は絶対に報われる」
「悪は必ず裁かれる」
「道理に反すればバチが当たる」

という思想のことです。
良いことをした人には、良い結果がある
悪いことをした人には、悪い結果がある
ということですね。シンプルで分かりやすい。

正義
運命
摂理
因果
均衡
秩序

囁かれるスピリチュアルな考え方と
これらの概念は非常に相性の良かったりします。

しかしながら、この概念たちこそが
呪いである「公正世界仮説」をあなたにもたらし
あなたを不幸に縛り付けてしまうのです。

🌙🌙🌙

俗に言う「嫌なひと」と出会った時
「とても許せないこと」をされた時
こんなふうに心のモヤを処理した記憶はありませんか？

• こんなことをするとバチが当たる

• こういう人間はろくな死に方をしない

• こういう奴は地獄に落ちる

これが、公正世界仮説。
落とし所としては、一見悪くない様に見えます。
でも、実際はどうでしたか？

バチ、当たりましたか？
その人、もう死にましたか？
苦しんで死んだのをこの目で見ましたか？
実際に地獄に落ちたことを確認できましたか？

そんなことはない。
これらは体のいいおためごかしです。
ほとんどの場合、何をしようとこんな人たちは
のうのうと生きています。

なんなら、昔のことなど忘れたように。

🌙🌙🌙

因果応報であり、超常的な裁き

ある物事や出来事について
すごく、嫌な思いをしたり
許せないものを目の当たりにした時。

嫌な気持ちや、
思い出を消化しようと頑張っている時。

人は公正世界仮説を、
どうしても信じたくなるものです。

自分はちゃんとやっているのに
相手はそのルールを、当たり前に破る

そんな理不尽に対抗する手段が
あなたの中に存在しないからですね。

だからこそ。
誰に教わったわけでもなく、こんな信念が頭に浮かびます。

自分ではない誰かが
超常的な何かが
裁いてくれると信じたい

自分ではどうにもできないことだから。
どうにかしようと首を突っ込んで、
また面倒なことになるのが嫌だから。

そんな気持ちやどうしようもなさ。
これに折り合いをつけられるように「見える」のが
公正世界仮説です。

気持ち、すごくわかります。
私にも絶対に許せないひとは、います。
ですが、それでも
公正世界仮説を採用するべきではないのです。

その理由は、「公正世界仮説」を採用してしまうことで
私たちに逃れられない二つの不利益が発生するからです。

🌙🌙🌙

発生する不利益が、こちらとなります。

折り合いをつけているようで
囚われる材料を増やしてしまう

不快に囚われやすい
思考回路を作り、強化してしまう

こうなってしまうからこそ
公正世界仮説は、呪いなんです。
一つずつ解説していきましょう。

🌙🌙🌙

公正世界仮説の問題点①
折り合いをつけているようで　
囚われる材料を増やしている

公平世界仮説を採用することで
人は自分自身に、呪いをかけてしまいます。

呪いとまじないについて
一つ前のコラムでお話ししましたが…
呪い、すなわちまじないは、
別に占い師じゃなくてもかけることができる。

社会や、思想からそして自分自身から、
あなたに呪いをかけることができるんです。

「必ずバチが当たる」
そんな公正世界仮説を採用していると。
あいつがのうのうと生きているのを見るたび。
幸せそうな姿を見るたび。
どこか心の中に、モヤつきが残る。

早く不幸になればいいのに。
まだこいつは失脚しないのか。
何かバチは当たったのか。
反省くらいしたのか。

そんなことが脳裏に浮かんでしまい
見たくもないのに、許せない人の情報を追ってしまう。
消化できているようで、全く消化できていない。

🌙🌙🌙

伝わりますでしょうか。
貴方が悲しみの感情を消化したかっただけなのに
嫌なことを忘れて、幸せになりたかっただけなのに
怒りと悲しみの感情を増幅させてしまっています。

貴方が幸せになりたいと願ったはずなのに
悲しみの感情を消化したかっただけなのに。
それはいつの間にか、呪いにすり替わっています。

この考え方、幸せですか？
…本当に？本当に公正世界仮説は
あなたの気持ちを楽にしてくれるんですか？

このまま二つ目の不利益にも、目を通していきます。

🌙🌙🌙

公正世界仮説の問題点②
不快に囚われやすい
思考回路を作り、強化してしまう

公正世界仮説を採用している人は
こんな考え方をしてしまいます。

• この人が不運に会うのは
  前世からのカルマのせいだ

• 自分が不運に会うのも
  前世からのカルマのせいだ

• それは自業自得だよね

• 因果応報なんじゃないの

これらは全て
不幸に囚われやすい思考回路を醸成します。

因果応報、自業自得、自己責任。
この辺りも近年のSNSで多く見られるようになってまいりました。
こんな言葉たちの意味は、こう。

自分たちはちゃんとやっているのだから
そうなったことには何か原因があるんでしょ。

少し分かりやすいように言い換えましょう。

いじめられている人は、
原因があるからいじめられるんだよ

うまくいかない人は
努力してないからうまくいかないんだよ

残酷性と、グロテスクさが一気に増しましたね。
他人にそれらの言葉を向けているということは
自然と、自分自身の中にその価値観が醸成されているということに他なりません。

あなたが弱った時に、その価値観は
あなた自身に牙を向く。

あなたが「失敗する側」「いじめられる側」になった時
自分自身の退路、それ自体を絶対に塞ぎにくる。

引くべきタイミング、負けるべきタイミングで
引けなくなり、負けられなくなるんです。

最終的に、必要以上に頑張りすぎたり、
自分を責めすぎたりして
あなたの心が壊れます。

🌙🌙🌙

呪いとは、即効性のあるものばかりではありません。
中長期的にあなたを無意識に追い詰める価値観もまた
呪いなのです。

ごく真剣に考えている人、それを商売にしている人にとっては
大変申し訳ないのですが…

私はこの「カルマ」と言うものに関しては
一切の信用、信頼を置いておりません。
前世供養が云々とか、その辺りの話は
全て「うるせえな」の一言でカタが付くと思っています。

むしろ、その本人に不幸が訪れる…と喋ってしまっている時点で
これらは全て、「呪い」の類です。

不安や、怖さ。
「前世を供養しないと…！」のような恐れは
本来存在しないもの。

貴方が幸せになりたいと願っていて、必死に得たものは
いつの間にか、他からの呪いにすり替わっているんですね。

🌙🌙🌙

公平世界仮説を信じている人が多いから
流行るんです。
"スカッとジャパン"みたいな番組が。

自分からなぜか不快な人が出るドラマを摂取して
その番組内で、不快な人が痛い目を見るさまを共有する。

まさに、「必要のない不幸をわざわざ取り入れている」状態ですね。
自分からマイナスを摂取して、
プラマイゼロに戻してもらったことを
なぜかありがたがっているんです。

本来、全く必要ないですよ？

それね、馬鹿にされています。
お前たちはこれを与えとけば喜ぶんだろww
のように。

🌙🌙🌙

少々長くなりました。
お付き合いいただきありがとうございます。

これが「公正世界仮説」という罠であり、呪いです。

嫌な考えや、嫌な人に囚われる。
また、自分自身の人生に厳しいものを課しすぎてしまう。
取らなくていい責任を取らなくてはならなくなる。

すべて、波動、すなわち振動数が、圧倒的に低下します。
公正世界仮説を採用している限り。
不幸があなたを愛して離しません。

そして、因果なことに
公正世界仮説を採用した人が最終的に完成させる人格は
公正世界仮説の中では、「地獄に堕ちる」部類の
人格になってしまう。

どうしても呪われたままでいたい…
というのであれば、止めはしませんが。

もっといい方略、こっちにありますよ。

🌙🌙🌙

そんな感じで、前段で必要なある程度のお話が終了しました。
連載を最初から読んでくださっている方は、
なんとなく「幸運の作り方」が掴めてきたのではないでしょうか。

次回は、いよいよ「波動」についてお話をしていきます。
スピリチュアルの世界で言われる「波動」は
「振動数」と言い換えられます。

次回のコラムは"波動"の真実。

どうぞお楽しみください。

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【必読】波動の真実
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