【🔮🐾】開運を語る人は、教祖になる

今回は、隠す気のない話をいたしましょう。

今日誕生日の人おめでとうございます🎉
どうも、喋る犬です。

幸せ、開運。
そうしたものを語ると、人はどうしても教祖になります。
きっと私も、教祖になる。

その人が語るものを参考にする人が増える
その人が語る価値観を基準とする人が増える

のだから、自然の摂理ですよね。
私は、これに抵抗するつもりは一切ありません。
それどころか抗うと、ちょっとおかしなことになってきます。

🌙🌙🌙

教祖という単語に抵抗感のようなものが明白に現れたのは
地下鉄サリン事件以降。
麻原彰晃＝松本智津夫被告を例に
「教祖はヤバい」「宗教はヤバい」というものが広まりました。
これは社会に起こした被害、影響が大きかった以上
仕方のないことだと思います。

しかしながら、「教祖はヤバい」と
前述の「幸せや開運を語ると教祖になる」を組み合わせると

幸せや開運を語る奴はヤバい

になるんですね。

おお、これでは明確な手法を見つけたとしても
誰に伝えることもできない。
いわゆる、詰みというものです。

しかしながら、これが一般的な世間からの評価。
そして。
占い師という職業への、現況での評価につながっています。

占い師は、自身で思っているより
「ヤバい」し「怪しい（危険）」なんです。
占いが好きな人以外からすると。

私たちは、「ヤバくて、怪しい」んです。

🌙🌙🌙

世間評価が「ヤバい」「怪しい」ということは
スタートラインが明らかに他の職業より難しい…
ということに他なりません。

信頼の獲得に必要なステップや行為が
一つや二つどころでなく、多くなります。

だいぶ大変です。
生活が保障されているわけでもない。

では、なぜそんな職業を行い続けるひとがおり
占い師になろうと憧れてやまない人がいるのでしょうか。

決まっていますよね。

誰かに幸せでいて欲しい
幸せになりたい

そんな思いが、人にはあるからです。

🌙🌙🌙

私の出自は、占いやスピリチュアルとは
無縁といっても過言ではありません。
むしろ、徹底的なまでに否定的でした。

占いの正確性やスピリチュアルの存在を
否定するために論理を突き詰め続けてきたような
そんな人間なんです。

宗教なんて、騙されやすい人がやるものだ。
自分の筋を決められない人間が占いにハマるんだ。
非科学的で非論理的なものに
傾倒する意味がわからない。

そして、歴史を学び。
検証を多く重ね、生活を過ごしていく中で
占いを。スピリチュアルを
否定しきれないことに気づきました。

徹底的に否定をしようとしたからこそ
論理で辿り着ける限界を、感じたんです。

そこで気づきました。

この世を解明してやろう
わからないものは、なんでも学べば理解できる

こんな考えを持った
自分という生き物の傲慢さに。

人は論理的にのみ生きられるほど
強い生き物ではなかったということなんですね。

🌙🌙🌙

誰かが亡くなると、人は葬式をします。

では、なぜ葬式をやるのか。
「宗教はヤバい」という考えがある日本人が。
葬式だって、宗教行事です。

そして、「死者の魂」を弔うことに
論理性はありません。

でも、みんなが葬式を行う。
涙を流す。そういった場で、気持ちの整理をつける。

そんな「非論理的な行動の必要性」を
きっと、みんなどこかでわかっている。

なにかに、納得をしたい。
なにかに、意味を見出したい。
なにかに、落とし所を見つけたい。

それは、論理的なものだけでは、成し遂げられません。
人に「感情」というものがある以上。

🌙🌙🌙

誰かの感情に訴えかける。
感情を、良い方向に持ち運ぶ。
どんな形でも、感情に影響する。

それが、占い師という仕事の本質だと思っています。

感情に訴えかけると、どうやっても論理的ではなくなる。

感情を嬉しく、楽しくしようとすると
幸せについて、話すようになる。

幸せを話すと、
その人が語るものを参考にする人が増える。
その人が語る価値観を基準とする人が増える。

そして、基準にされた人は
規模の大小関係なく、教祖になる。

🌙🌙🌙

占い師をやる以上、避けられない定め。
問題は、その覚悟があるかどうか。

「人が幸せになる手段を知っている」
ということは

「人を不幸にする手段を知っている」
ということと、同義だからです。

占い師への「ヤバい」「怪しい」という評価や反応。
これは

お前が、私や私の大切な人に
不幸な思いをさせない保証がない

という、不安と心配の出力なんですね。
適切に言葉にすると、分かりやすい。

否定したいんじゃないんです。
不安なだけなんです。
では、信頼獲得のためにはどうすればよいか。

あなたが持つ不安に
「大丈夫ですよ」と、その証拠を提示して
ただ、ここで待てば良いのです。

だから、私はコラムを書いている。
現代型の占い師として、教祖である覚悟と共に。

少ないながら、すでに、その兆候は感じ始めています。

では、この流れとして、次のコラムでお話しするべきことは何か。

そう。

「祝福と呪いは紙一重」

という話です。

人は誰しも、心の奥底では祝福が欲しいんです。
そして、誰しも呪いをかけられるのは、嫌なんです。

占い師は、「まじない」を使います。
まじないは、漢字で書くと「呪い」。
そう、「のろい」なんですね。

ここの表裏一体的な話を、してみましょうか。

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