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#15 実技/言語 3歳児ってどんな感じ? |保育士 独学3ヶ月で一発合格

「言語の実技対策にかけた時間は?」に続き
台本のコツ「3歳児について」です。

言語試験では
「3歳児がお話の世界を楽しめること」と
いうのが一つの条件ですが…
3歳児のイメージってできていますか?


私は受験当時
「3歳の子ども」って言われても全くわからず
どんな言葉や表現がベストなのか、よく悩んでいました。

その時は、まだ子育てしたことなかったし
それまで子どもと接する機会もなかったので
「3歳」と特定されても
全くイメージがつきませんでした。

3歳児ってどんな感じ?

今、我が子がその3歳児で
日々の成長や発達を見ていると
あの頃、自分が想像していた「3歳」と全然違います。

単に強弱をつけて、話せばいいだけじゃない
ただ易しい言葉に置き換えればいいだけじゃない
子どもを舐めてたなと思いました。

実際に、絵本の読み聞かせをしていると
興味津々に突っ込んできます。
「これなあに?」
「どうなるの?」
「どうして?」

うまく言葉にできなくても
「〇〇しちゃったねー」
「これ〇〇だねー」と
これまでの自分の経験(記憶)と重ねて
おしゃべりします。

そしてヘンなところに食いつく。
知らない言葉でも響きが面白かったり
リズムが面白いと
そればっかりヘビロテしたり。

もちろん個人差があるので
あくまで我が子の場合ですが
プレ幼稚園で他の子どもたちを見ていても
思っている以上に、子どもの方が鋭いです。

例えば
ノンタンの絵本で
主人公のノンタンにくっついているハチさんがいます。
1歳頃はハチさんに興味ない(気付かない)ですが
2歳頃になると気づいて、ハチさん探し
3歳になると、ハチさんだけでなく
背景に紛れている虫さんも見つけてしまう。

何度も読み聞かせしている私も
背景の虫さんには気づいてなくて
「こんなところに、バッタさんいた!」とか
新たに発見するぐらい。
そして私(大人)の反応を見て
"自分の方がよく知ってる!"と
見つけれたことを喜んでいる。

つまり
大人に一杯くわせたいお年頃なわけです。
なんでも自分でしたがるし
大人と同じようにしてみたい。

語彙爆発で一日中ずっと話している我が子
ツッコミもだんだん鋭くなってくるし
大人の話も理解しているので
余計なことを言えなくなってきました。

想像の斜め上をいく3歳児に対して
絵本の読み聞かせをするのも大変です。

プレ幼稚園でも絵本の時間がありますが
子どもを惹きつける先生すごいなって思います。
それでも、全員静かに聞いていません。
自分の遊びに没頭して聞いていない子もいます。
でも興味がある部分になったら
遊びをおいて、絵本を聞きにくるという感じ。

色んな理由や個人差もありますが
リズムがおもしろい 
子どもが寄ってくる率が高い。

あと
次は何が起こるんだろう?
とワクワクする時も。
ページをめくる時や
しかけ絵本で多い反応です。


言語の試験は素話なので
絵に頼ることができません。
ということは
必然的に言葉のリズムや表現が勝負。

たとえ意味がなくても、わからなくても
リズムだけで楽しい。
だから絵本には擬音が多かったり
独特なセリフがあったりします。

たとえば
『おむすびころりん』の
♪おむすび コロリン スットントン は
めちゃウケします。

なので
繰り返し読んでほしがります。

0歳から3歳までの絵本は
特にフレーズの繰り返しが多い。

そして
課題の4つの昔話にも繰り返しフレーズがあります。

原作から3分に集約するだけでも大変なので
よく似た繰り返しフレーズは
カット(省略)したくなりますが
子どもにとってはポイントとなるシーンなので
なるだけ削らないことをおすすめします。

そして
この繰り返しシーンに
身振りや手振り、表情の変化をプラスすると
とても効果的です。

もちろん演出ではないので
過度な身振り手振りは逆効果ですが
お話全体にダラダラと身振り手振りをつけるより
繰り返しシーンを中心にメリハリをつけると
子どもたちにも伝わりやすいです。

例えるなら
芸人さんがお客さんを笑わして
笑いの余韻の間に説明的なシーンがあって
またネタで笑わす。こんな感じです。

結果、ずっと笑っていることになるので楽しい!
笑っている友達が気になるから
他の子も寄ってくる。また笑う。
おもしろいからマネする。
もう一回!とおねだりする。

幼稚園の先生が
いつも間にか、子どもたちを
お話の世界に引き込んでいる様子を見て
これが言語の試験で求められていることなんだと
改めて思いました。
ご参考になりましたら嬉しいです。


⭐️課題の台本⭐️
▶️ ももたろう
▶️ おむすび ころりん
▶️ 3びきのこぶた
▶️ 3びきのやぎのがらがらどん

これをベースに自己流にアレンジして
台本づくりの時間を短縮し
3分間の発声練習に時間をかけれたら
言語の実技対策も進めやすいかと思います。

ちなみに我が子がちょうど3歳児なので
素話して、わかりにくそうな言葉は
置き換えたり、ストーリーの結末も
食いつきが良かったものに改編しています。

⭐️実技で緊張してきた方へ⭐️
"かぶ"が抜けなくても合格できます!
受験前の気晴らしにぜひどうぞ😊


⭐️オススメ参考書のご紹介⭐️






たくさんのnoteがある中で最後まで読んで下さり、 本当にありがとうございます😊 記事を通じて出会えた一期一会を大切に、noteを楽しんでいけたらと思います。 よろしくお願いいたします。