#12 法律の並び替え攻略③ 背景を知る |保育士 独学3ヶ月で一発合格
「#11 法律の並び替え問題 攻略②」の続きです。
法律の制定年を丸暗記せずとも
できた時代背景を知れば簡単に解けます!
妊娠中に独学3ヶ月で一発合格しました。
初学者+免除科目なしです。
(全9科目+実技2分野 受験)
①ややこしい近代史をサラッと掴む
前回の攻略法②で時代を4つに分けて
法律制定の時代背景を見てきました。
保育士試験のターニングポイントは
大政奉還からスタート。
次のターニングポイントは世界恐慌や敗戦です。
サクッと近代史を見てみましょう!
鎖国していた日本は開国すると
慌てて近代国家になろうと頑張ります。
国を強くするための次世代育成です。
寺子屋や私塾だけの教育から
明治以降、
義務教育や幼児教育にも力を入れ始めました。
約30年後には
世界に一目置かれる国になります。
日清・日露戦争に勝利したあたりです。
日本はアゲアゲ!
でも世界の情勢は不安定です。
どこも植民地政策で国の取り合い。
日露戦争の10年後に第一次世界大戦が勃発!
日本もイギリス側について参戦していますが
ヨーロッパが戦争している隙に
ちゃっかりアジアへの支配権を強めました。
さらにブイブイ言わせます。
②世界恐慌でチーン…
第一次世界大戦から10年後の
1929年に世界恐慌が起こります。
戦争で一番儲けていたアメリカで起こり
瞬く間に世界中が大不況になりました。
リーマンショックみたいなものです。
日本の大戦景気もバブルがはじけて大不況。
翌年には銀行破綻や関東大震災も起こり、
さらに悪化。
そうなると国は何をすると思いますか?
弱者救済です。
世界恐慌が起こった年に救護法を制定(1929年)
明治時代につくった福祉制度の恤救規則を
レベルアップした感じです。
そして同時期に
・児童虐待防止法(1933年)
・少年教護法(1933年)
・母子保護法(1937年)
など子どもに関する法律も制定されています。
なぜでしょうか?
過酷な児童労働や児童虐待が大問題だったからです。
③法律ができた背景を知る
その頃の日本は
輸出品の大半が生糸(絹になる前の糸)で
幼い子どもや女性が工場で過酷な労働を強いられていました。
しかし超お得意様のアメリカが不況になったので
買ってもらえず、日本は大打撃!
そして
子ども達や女性は、言い方が悪いですが
こき使われた挙句、ポイ捨て状態です。
大不況を生き延びるためには
幼子ですら働かなければ生きていけなかった。
貧困から犯罪に手を染める子どもも増えたり
堕胎したり、子どもを間引かざるを得なかった…
日本は大不況を脱するために
国外への侵略を強め、諸外国と敵対し
第二次世界大戦へと突き進んでいきます。
そして日本は敗戦。
世界恐慌から敗戦までの約15年間で
一気に情勢が変わります。
保育士試験では、ある意味…空白の期間。
なぜなら
戦時中に教育改革をしてる暇はないからです。
福祉制度は最低限。
国が貧しいのに福祉ができる訳がありません。
敗戦後から日本立て直しです。
ここからが法律ラッシュ!
でも裏側を知れば、丸暗記なしでも解けます。
次回をお楽しみに!
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たくさんのnoteがある中で最後まで読んで下さり、 本当にありがとうございます😊 記事を通じて出会えた一期一会を大切に、noteを楽しんでいけたらと思います。 よろしくお願いいたします。