uralis

独り言を徒然 忘れたくない、いつかの記憶・小説・映画などについて

uralis

独り言を徒然 忘れたくない、いつかの記憶・小説・映画などについて

最近の記事

読書:汝、星のごとく

読み応えのある恋愛小説にまたも出会う いろいろな愛の形 そこにあるのは根本的なハツコイの甘酸っぱさだけでなく、他者の温もりを求め続ける人間の本能と寂しさ 初恋という名の純愛を描きながら、大人になったわたしたち読者の中に必ずいる 誰か をあぶり出す 好きな人とまともに結ばれるラッキーな人間は、一体何%の確率なのであろうか 何かの障害で結ばれなかった愛は、この世にあまりにも溢れすぎている 見渡せば埋め尽くされた幸せの形と呼ばれるものは 凡庸な恋愛の結末に、家族を形成し鎮座

    • 初夏の装いと他者の悪口

      東京は渋谷、オフィス街のど真ん中で熱気を感じ 今年もまた夏が来たことを知る まだ30℃を超えたくらいではあるけれど 暑さに弱い身体は悲鳴をあげている 順応するまで、まだ時間がかかるだろうか 昼間の熱には つめたいものを体に流し込んで 少しだけ冷えたまま、目を閉じる 集団行動でサラリーマンをしている身としては 避けられない、人間関係 間接的で隠される誹謗中傷 悪口は本人に言わない 伝えない けれど身近な人間にはすぐさま吐露する そんなひとときを目にして 半ば達観したよう

      • 叶わなかった想いに嫉妬する

        そう、彼は言った わたしの人生に存在する、叶わなかった片想い これは、成就せずにいつまでもわたしの中に残っているからだそうだ 変な夢を見たせいで 最後にしたあの片思いからもう10年近く経つことに気が付く ある日参加した合コンで、相手の3人の男性とわたしの4人は意気投合し 毎週末深夜まで遊ぶような仲間になった でも今思えばそれはいびつな関係 三角関係ではなくて四角関係の 誰かが誰かを好きなのに、何も壊したくない恐怖心で支えられた大人の疑似青春だったように思う その中の一人をわ

        • 読書:4月になれば彼女は

          4月になれば彼女は 映画の公開をきっかけに、小説をノンストップで読破した 後で作者のインタビューを読んだら、5年後に読むとそれぞれきっと違った印象を持てるとあった わたしは5年、どの登場人物に感情移入をするのか この小説は、恋愛をしなくなったわたしたちがコンセプトだという パートナーに恋愛感情を持てなくなるセオリー パフォーマンスの悪さから、恋愛自体に取り組まない新世代 恋愛が趣味だと、酔っ払って彼に言ったこと 先日ドン引きされたのを思い出す センスが悪いと駄目だしされ

        読書:汝、星のごとく

          まさるくん

          もう17年も前だ ダーツバーの呼び込みで出会った店員のマサルくんは 当時和歌山から通う大学生だった 落ちたダーツを拾う私の腰元を心配して 自分の付けていたベルトを外し それを巻くように渡してきた 私の思い出の男前エピソードだった 今夜突然、思い出したんだ 今頃はもう、40近くなるだろう 立派に過ごしていることだろう あの頃の私は びっくりするぐらい毎日が光のように過ぎていたんだ ため息が出るくらいに

          まさるくん

          しこたま

          しこたま っていうワードが、なんか好きだ。 私はまた、昨日しこたま飲んでしまって 今は1人飲みながらnote中。 明らかに、緊急事態が明けてからの他者とのコミュニケーションが増えた 良いことでは無いか 家にいれば翌日に響くほど飲まないし 睡眠も取れるし お金もきっと使わない だけどやっぱり 私の根本は、お酒を飲みながらの余暇に限る 気付きがあり、反省があり、後悔がある余暇。 それって凄く良いこと。

          しこたま

          ベトナムへ行ける日を願って

          馴染みのベトナム料理屋へ行く。 外でお酒を頼めることが こんなに幸せだなんて… 緊急事態宣言が明けた10月25日から 更に時短営業も終了した今や 私の幸福感は増しているように思う。 当たり前のことなど何一つないのだと思い知らされたこの一年半。 ワインをしこたま飲みながら 私はしあわせを考えた。

          ベトナムへ行ける日を願って

          高校時代の恋でもひとつ

          ふと思い出した 好きだった彼のことを。 高校時代の片思いなど、たいした話ではないのに 私の色々を形成しているのだろう。 彼はベースを弾いていて 文化祭のステージでは 常夏ロックというバンド名で演奏していて それはとても心を揺さぶり、心と脳内を支配したな。 noteでは、忘れたくないことを記していきたい。 私と彼はクラスは違えど 地理という学科を取っていて そのクラスでは何席か離れた前列に、お互いが座っていた。 ある日の授業で、ウォール街の話になり先生が言った。 ウォー

          高校時代の恋でもひとつ

          予防接種

          インフルエンザの予防接種を受ける 会社の福利厚生で、なにかとありがたいシステムである。 インフルエンザか〜 私は16歳と26歳の頃にインフルエンザに罹っている 二度目のその時は予防接種も受けたのに。 そんな私も来年36歳、順当に行けば来年は罹るような気がして 今から戦々恐々。 寅年の自分が迎える三回目の年女ぶりにも なんだか戦々恐々。 今夜は金曜。 金曜は嬉しい。明日、何時に起きても良いからだ。 何曜日でもやっているけど つまりいつも通りだけどワインを

          予防接種

          あの頃の熱量。磐田観戦。

          情熱はいつか冷めるけど また温め直すことが出来る 久々に向かったスタジアム。生で見るとこんなにも違う。 好きだったな〜 あの頃の選手はピッチに居ないけど、ベンチから大きな声で引導している

          あの頃の熱量。磐田観戦。

          noteデビュー稿

          お気に入りの芸人さんが、頻繁にnoteに投稿している。 それを機に、デビューしてみた次第である。 ずっとエッセイを書いてみたかった。有名人でもなんでもないけれど、自己満足でやってみようかな。そんなノリで始めたこちら。 コンセプトは?と考えたけれど 酒飲みの35歳独身(貫きたい)会社勤めの女の独り言でしかあるまい。 誰かに共感される訳でも、応援される訳でも無い独り言。そんな媒体があっても良いのではないか。 そんなところだ。 今日はスーパーでバドワイザーを。 高校

          noteデビュー稿