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抹茶の時間 Urala

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#歴史

“茶道と禅” #4 織田信長と茶の湯

“茶道と禅” #4 織田信長と茶の湯

★いよいよ織豊時代へ
織豊時代に入りますと、とたんに茶の湯が政治的な意味合いを帯びてくることがうかがえます。
茶席は接待や密談、交渉に使われたり、茶道具はそれひとつでお城が建つと言われるほどの価値あるものに、また茶人も政界へ関係を広げていくこととなります。
また織田信長とともに日本史に登場する、現代茶の湯の祖である千利休が登場するわけです・・!

★力を持っていた堺の商人たち
室町時代では幕府お抱

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“茶道と禅” #3 重要人物(鎌倉~室町)

“茶道と禅” #3 重要人物(鎌倉~室町)

★栄西→鎌倉幕府3代将軍源実朝へ
栄西が鎌倉寿福寺(じゅふくじ)の住職であった1214年に、二日酔いで悩んでいた源実朝に、良薬として一服の茶と「喫茶養生記」を献上したところ、すっきりと回復した、という出来事から関東地方へも伝播してきました。

※栄西は実は禅僧ではなく、天台密教の僧だそうです。宋に渡って禅宗を学びましたが、天台宗内における兼教として禅を学んだということなのだそうです。

栄西は、高

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