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3.私が自分で腰痛を治した方法
「骨に異常がないということは体質の問題に違いない。食生活を改善しなければ!」
ということで、マクロビオテック食を試してみることにしました。
私は提唱者の桜沢如一氏(1893年〜1966年)への関心からマクロビオティックを知りましたが、
50歳を過ぎてもセクシーでパワフルな歌手のマドンナが、プライベートシェフにマクロビオティック食を作る日本人女性を採用したニュースで知った方も多いかと思います。
マクロビオティックは雑穀を中心に、旬の野菜や豆類、海藻を食べるという伝統的な日本の食事文化をベースにした食事法ですが、
特徴的なのは桜沢氏が中国の陰陽五行思想を取り入れていて、栄養素やビタミン・ミネラルといった成分だけでなく
『食材の陰陽』
に注目していることです。
世の中の全ては
男性(陽)と女性(陰)
表(陽)と裏(陰)
右(陰)と左(陽)
固い(陽)と柔らかい(陰)
上昇(陰)と下降(陽)
求心性(陽)と遠心性(陰)
というように陰陽の2面性があって、食材にもより強い、弱いの程度の差はありますが陰陽があります。
その決め手になるのが
ナトリウム(陽)とカリウム(陰)
です。
塩はナトリウムを含んでいて陽性の代表で、肉・魚や納豆・チーズなども陽性です。
野菜や果物はカリウムを含んでいるものが多いので陰性で、水も陰性です。
陽性は体を温め(陽)、陰性は冷やす(陰)はたらきがあります。
南国産のバナナやパイナップルはカリウムがたくさん含まれていて、陰性が強くてその分体を冷やす作用が強いです。
ですから冷え性で陰性の方が食べると体が冷えるので要注意になります。
あなたが冷え性でしたら思い当たりませんか?
体が陰や陽に傾いてアンバランスになると色んな不調や病気になります。
冷え性は体が陰性に傾いているということですし、陽性の塩を摂りすぎると逆に陽性に傾いて高血圧になったりします。
健康は陰陽のバランスが取れている状態です。
世界の主食をみると、米・パン・麺類などの穀物が多いですね。
実は、穀物は中性でバランスが取れているので、主食として毎日食べても大丈夫なことを経験的に分かっているのです。
中でも玄米はもっとも中性の位置にあって、体に必要なビタミンやミネラルが豊富に含まれていて
『完全食』
と呼ばれています。
玄米菜食・味噌汁・漬け物
は質素ですが、
玄米=中性
野菜=陰性
味噌汁=陽性
漬け物=陽性
で陰陽のバランスが取れているので、これを続けていれば健康ゾーンから外れません。
ビタミンやミネラルも豊富に摂れますし、発酵食品の漬け物には体に必須な酵素が含まれていて栄養素的にも優れている超健康食です。
こうみると、陰陽は西洋的な栄養学を補うものだとわかりますね。
腰痛が治った『マクロビオティック食』の実践方法と期間
マクロビオティック食といっても色んな取り組み方がありますが、創設者の桜沢如一氏の本で紹介されていた
『10日間入門コース』
から始めることにしました。
これはマクロビオティックでも一番厳格な食事法です。
・玄米
・ごま塩
・タクアン
・梅干し
だけで10日間を過ごして身体のリセットを図ったのです。
厳格にはこれだけですが、私はちょっとフライングして桜沢氏が勧めている
「てっかみそ」
も添えていました。
10日間をこれで過ごしてから、
副食に野菜を食べるようにしました。それと果物も。
・肉
・魚
・乳製品
は基本的には食べませんでした。
・コーヒー(カフェインは強い毒性があります)
・タバコ
・お菓子
も避けるべきものです。
とてもおいしくて玄米によく合い、食べ応えがある、ゴボウとニンジンの炒め物や菜の花・レンコン・大根等の適当な野菜を茹でたものを手元の醤油や塩で頂いていました。
リンゴかミカンも日に1個。
食べ物は旬のものが美味しくて栄養的にも良いです。
こんなシンプルなパターンでしたが、この食事を続けて実践1ヶ月で体重が3キロ、体脂肪率が5%減りました。
178センチ65キロ台にまで落ちたのです。
開始時に68キロにまで減っていたのは、妻との結婚で肉食から野菜と果物中心に変わっていたからです。
それもあって、玄米菜食には抵抗がありませんでした。
これを続けている内に腰痛が治ったのです。
正確な期間は覚えていませんが3ヶ月〜半年の間だったと思います。
食事については始めの1ヶ月はかなり厳格に守っていました。
その後は、頬がこけて妻が痩せすぎだと嫌がったこともあって、魚や肉も食べるようにしましたが、牛肉ではなく豚と鳥にしました。
動物の体温は人間より高くて人間の体温では溶けにくいです。
それで体内にべっとりと付いて血液も汚れますが、魚は体温より低い海にいますから脂肪が溶けてくれます。
ですから、動物性タンパク質を摂るのなら、できるだけ肉を控えて魚にするのが良いわけです。
ということで、見事順調に腰痛を治すことができましたが、これは始まりに過ぎませんでした。
健康への関心が出て実践を始め、色んな学びを得ていくと
・自分が体のことをゼンゼン分かっていなかったこと、
・如何に現代社会と環境では病気の危険にさらされているか
が見えてきました。
それで随分と意識と実践が変化していったのです。
次回からはその後の学びと気付きをお伝えしていきます。
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