僕がチームで働く理由 #2 育む
僕の独断と偏見で #自分の感じたこと を書く「YAMADAタイムス」です。
前回に続き「僕がチームで働く理由」について書きたいと思います。
#1ではチームを形成する経緯について書いてみました。
#1 経緯で書いた、僕が”チームを組み働く”理由は
・今の自分の力と環境を、広げていく方法(手段)を探していた
・自分に無い視点(新たな発見)を求めていた
・仕事に関わる周りの人たちも僕と同じように異なる視点を求めていた
・お互いの価値観を共有し、行動を共にすることで学び合い成長する。
そんな共創する環境に挑戦してみたかった。
・自分たちなりの”やり方”を模索した結果、チームを形成することが
最適だった。
それぞれの目標と理想に向かう本気な人たちが集うことにより、個が個であるが故の悩みや課題を解決し、成長し合う一つの手段としてチームで働くことを選択し、今も共創するチームで様々なお仕事をさせてもらっています。
今回の内容は、そんな共創するチームの環境を育むために、チームで感じたことや、気をつけていることについて、僕なりの視点でまとめてみたいと思います。
はじめに
大前提にチームを組む根源は、個々のビジョンを実現化していくことです。
互いの取り組みに学びが存在したり、成長していく過程に共通点があることで、行動を共にする価値が生まれます。
チームで働くことは、個のモチベーションを上げ、動きを加速させ、可能性を拡大する手段として最適だと僕は感じています。
その最適な手段となるチームがうまく機能していくためには、自分たちなりの”やり方”を考え、整えていく必要があります。
その方法は、どこかにマニュアルや定義があるわけでは無いので…
あくまで僕らなりのやり方ですが
・僕と同じくチームを形成し、何かしらかの活動をされている方。
・これからフリーランスでの活動や副業を取り組みたいと思ってる方。
・自分の可能性を広げていきたい方。新しいことに挑戦したい方。
・会社内で組織や部署の環境を今より更に成長させたいと思う方。
僕の拙い表現力で本当に申し訳ないですが…仕事で行動を共にする人、今の職場環境、現在取り組んでいるプロジェクト(お仕事)などに置き換えてみて、参考にできる部分だけ記憶してもらえると嬉しいです。
変化や挑戦を求める人へ、いつか、どこかで役に立てられる情報になれば幸いです。
※今回は長くなります。ご了承ください。
何をするにも、自分ごとに変換できるか
僕らチームの場合、何かを実施する前に必ずチームでブレストする0〜1のコミュニケーションの時間を設けます。
例えば、仕事の依頼があった際には
「このプロジェクトをチームで実施するメリットがあるか?/ ないか?」の根本的な議論から始めていきます。
理由としては、メンバーそれぞれが自分の目標や理想にどう繋がるのか、チーム内でしっかり理解していくためです。
仕事の依頼が来たからラッキーではないし、選り好みをしているわけでもないです。
このプロジェクトを通し結果を出すことは、僕や、メンバーそれぞれの
■理想を実現するための糧となるか?
■自分ごとに捉えることができるのか?
この最初の判断がとても重要なことだと思っています。
ブレストでプロジェクトの可能性を広げられても、それぞれの目的にリンクできなければ、チームでそのプロジェクトに時間と労力を割く必要性がないと判断することも多々あります。
シビアな判断ですが、目的が自分ごとに変換できないとモチベーションはすぐに枯渇してしまいます。チームで共に取り組む時間を費やす意義を見失い、チーム内のパフォーマンスにマイナスな影響が出ることを防ぐためでもあります。
それは、仕事をご依頼頂いた方に対するモチベーションにも比例してきます。
チームは個人の最強の武器でもなければ、誰かや何かを支えるため”だけ”の集団ではない。
チームは、それぞれのために存在する。
その意識が機能してこそ、自分の糧となる働きでメンバーと依頼者、双方に貢献できる考えています。
判断理由も共有する
上記に書いたように、チームでの取り組みは、先ず目的を自分ごと化することからスタートして行きます。
合わせて、その判断理由や決め手のポイントについても、共有することが重要だと思っています。
プロジェクトを行うか否か、それぞれの判断理由を共有しあうことで、自分の判断では気づけない視点や可能性に気づくことができます。
「自分にとって最初はメリットを感じていなかったが、皆の意見を通し
自分にとって必要な要素が多いのかもしれない・・・」
一度、立ち止まって深掘りする機会を持つことは大事です。
異なる視点で協議する環境が常にあるということは、これまでにない可能性を導き出すことだって結構あるからです。
あるプロジェクトに取り組む価値感 / 必要を感じない価値観。
それぞれの理由を共有し、メリットとデメリットを理解し合う。
個々が捉えるプロジェクトの可能性や課題について、それぞれの意思と意見を交えることで、物事の本質に気づき、新たな発見や価値に繋がるきっかけになることもある。ということです。
どこにチャンスが隠れているかわからないからこそ、ちゃんと判断理由も共有し、それぞれの視点で真剣に向き合い、可能性を探る。
そんな環境を育むことは個の成長する機会や場面を増やす良い方法だとおもいます。
圧倒せず、否定せず、選択肢を増やす
チームは、個々の思想が複数存在する多角的で多面的な集合体です。
そんな複雑な環境の中で、何をするにもまず相手の枠の中(相手の視点、事情や、今の状態)に配慮し相手を理解することが大切です。
僕らは、相手への敬意を念頭に置いてコミュニケーションすることを心がけています。(大人なら当然の行為です…)
声の大きさや、言語力に長けた人だけの意見に注目するばかりでは、その他の意見や発想は萎縮し埋もれてしまいます。
時には「発言する前から否定された気分」になる人だって現れる可能性もあります。
特にプロジェクトへの想いや情熱、意欲が高い人ほど、感情的になりやすいこともあるかと思いますが…その想いだけでは新たな学びや、成長する要素が溢れる環境にはなりません。
チームでのコミュニケーションで重要なのは
様々な視点と意見から、たくさんの方向性を導き出すことです。
選択肢の数を増やすイメージを持ってもらうといいかもしれません。
僕らはの場合、その中から自分たちにとって最適な方法を皆で協議し選択するようにしています。
チームで話すテーマや相談を持ちかける人は、自分の意見を伝えた後に
・メンバーそれぞれの意見の数を出しやすくするための掘り下げ。
・意見や判断の背景を整理する。
・メンバーそれぞれの発言バランスを調整する。
など、ファシリテーターのような役割を担うのもオススメします。
モチベーションは高いが、フラットな立場でコミュニケーションを活発化させる。プロジェクトの可能性の幅を広げることもできます。
常にメンバーに敬意を表し、コミュニケーションを活発化させることを意識し、異なる答えの数を増やす。
その思考こそが、否定せず良い発想が生まれやすい環境をつくる方法だとおもいます。
僕自身、主観で相手の意見を圧倒し過去に多くの失敗をしてきました。
そこから生まれるモノ・コトは何もなかったです。
理想を共有し、共同で取り組もうとする相手を圧倒したり、否定することに百害あって一利なしです。そこに正解はないです。
今は、その経験を活かし自分とは異なる発想や発言は、決して否定せず、「自分はそれを聞いて、こういう考えも浮かんだ」という異なる視点からの提案で意見を発言するように心がけています。
責任はセットでシェアする
チームで理想と目的を共有し、目標に向かって行動するということは、
同時に責任も共にするということです。
これは、説明する必要もなく仕事において大切なことです。
それができない他責な人はチームには存在できないと思います。
自分がやると決めたことは、どんかカタチでも最後までやりきる。
その姿勢があって初めてメンバーの共感があり、いざという時に
手を差し伸べることができる共創の文化が生まれると僕は思っています。
コミットすることも勿論大切ですが、先ずは決意し、挑戦する個の取り組む姿勢が、チームで協力し合う要素として重要になっていきます。
役割を固定化しない
チームで成長していく為に、時にはチームを引っ張る役割をメンバーそれぞれが担う意識が必要です。
めまぐるしく変化し続ける社会で、チームで働く環境もパターン化する必要はないです。
常に変化に対応し、成長の糧として吸収する。環境に柔軟な姿勢で挑むことができるのがチームの強みでもあります。
それを実行するにはチーム内の役割も適宜、変えていく必要があります。
チームをエンパワーメントする(引っ張っていく、権限を付与する)役割は、固定化しなくていいと僕は思っています。
チーム内で役割を固定化してしまっては、自身以外の役割について他力な環境になってしまいます。
それでは、共に学び成長するエネルギーに偏りが出てしまいます。
チームの動きを活発化させつつ、可能性の幅を広げていくためにも、メンバー内で役割の固定化や線引きは、あまり意識しない方が良いと僕はおもいます。
常にそれぞれのタイミングで、チームが存在する必要性と、自分にとっての価値を確認する。
前に進むために、どうするべきかを?
メンバーそれぞれが先を意識し考える。
どんなカタチであろうと、それぞれの前を向く姿勢が、チームを育み、成長するために挑戦し続ける「いいチーム」の関係を築いていくとおもいます。
非生産的な時間と環境を共有する
ここでは、発散や、アイスブレイク的な意味もありますが、僕が一番大事にしていることは、メンバーの状況を知るために設けている時間です。
それぞれが今熱中していることや、時間の使い方について、
仕事以外の話を共有しあうことも、多くの発見やチームで働く環境を良くしていくための発想に繋がることがあります。
この場合、オンライン/オフラインに関係なく非生産的な時間をチームで共有します。
チームという共創環境は、仕事への姿勢が常に前向きになりやすい環境でもありますが…
その時間に没頭できる体力や時間配分も人によって様々です。
メンバーそれぞれが、仕事へのモチベーションのスイッチを持っていて、入れ方や、ON/OFFを切り替えるタイミングもさまざまです。
働く時間以外に何をして自分をどう調整しているかをお互いに理解し合うのは、相手のライフスタイルを尊重し、チーム内での関係を良好にしていく効果もあります。
メンバーにとっての優先順位や変化を共有し、今の相手に対して深い理解をすることでメンバーの解像度を上げていく。
自分ごとを理解し、相手ごとも理解できる、広い視野をもつメンバーとチームで動くことを育んでいくためにも、非生産的な時間で生産性の質を上げることを試してみるのもおすすめしたいです。
#2まとめ
チームで働くことで僕が(僕らが)意識していることや、気をつけていることは…
■メンバーそれぞれの能力や個のスタイルを尊重し、常にお互いで深い理解をしようとしている。
■取り組みの中で、個の力を存分に発揮できる環境をつくっていこうと意識付けをしている。
■共創するチームという最適なカタチを、自分たちのやり方で形成しようと挑戦し続けている。
自分の理想や目標に近づくために最適な環境で、共に向きあえる仲間が存在する。その存在はそれぞれに深い理解と敬意があって初めてできる関係です。
そんな環境をもっと良くしていく方法として、僕らが実践していることを書きまとめてみました。
「こんな関係を気付けるのは、僕たちだからできたのでは?」と
言われることもありますが…僕は決してそうは思いません。
チームを組むきっかけは、ほんと些細なことから始まります。
自分の考えや、やりたいことのイメージを拙い自分の言葉で話せた時、ポジティブなイメージを持ってくれる人がいたら嬉しいですよね。
逆にその人のビジョンを話してもらい、自分と相手のビジョンの共通点が多ければ、お互いの実現に向け一緒になって未来を真剣に考えてみる。
あとは、その人が時間を共有する相手として信頼できるか?
その重要の判断は、直感と覚悟だと思います。
これから一緒になって、自分達のまだ見ぬ先へ向かい、学び、成長していくことに、最初から約束された情報なんてあるけないです。
(やってみないと誰にもわからない)
だからこそ、自分の未来に思い切って覚悟を決めてみることです。
一人で戦うことから卒業できる環境と、一緒に成長し前進できる仲間をつくることは、決して難しいことではないと思いますよ。
フリーランスの方、会社員の方に関係なく、新しいことにチャレンジしたい方や、可能性を広げたい、今よりさらに先へ行きたい方に「チームで働く」という一つの選択肢として参考にしてもらえると嬉しいです。
今回は、チームで働く環境を育むために、僕が(僕らが)感じること、チームで意識していること、気をつけていることについて書いてみました。
#2育む END
次の記事では、これからのチームで働く可能性について書いてみたいと思います。
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