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ホスピス日記。アロマの可能性。

ある日のホスピス日記。

入院中の患者さんに夜もつきっきりのある奥さん。
話しかけると、すぐに涙ぐまれてしまうその心に寄り添いたいと思い、ティッシュに精油を垂らし、香りを贈ることに。すると、奥さん本人の表情が少し和らぎ、落ち着きを取り戻されたことを実感した日がありました。

数週間ペースで来院される外来患者さんにとっては、アロママッサージは楽しみの一つ。寒い日も暖かい格好をして来てくれて、楽しみにしてたんだよ、と笑顔を見せてくれます。

アロマセラピーは、癒やしにも、楽しみにもなり、時には励みも希望にもなりえるんだろうなと感じるエピソードがいくつもあります。
そして、アロマが一躍を担っているであろう癒やしも、希望も、楽しみも全てポジティブな感情であることが素晴らしい。

患者さんやご家族は病気のことをふと忘れ、日常を思い出すことができる。

どんな状況でも、患者さんとご家族がそのような時間が過ごせるように尽くしたい、そう強く思います。