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ノーコードツール「Glide」でカードゲームをアプリ化してみました


もともとは秀逸なカードゲーム

「まちなか発想ゲーム・メイキット」は
「まちの声カード」に書かれたさまざまなまちの課題を
「まちの資源カード」と「まちの魅力カード」を使って
課題解決のアイデアを考え、発表し合うカードゲームです。

「まちの資源カード」と「まちの魅力カード」のまさかの組合せに対し、「発想力」を活かし、課題解決のアイデアを考え、発表するコミュニケーションカードゲームです。

メイキットの詳細については、下記の紹介ページをご覧ください。

シビックテック・ウラシマでは、縁あってメイキットの制作者の方とお知り合いとなり、ゲーム一式をお借りし、市内の公民館等でメイキットカードゲーム大会を開催してきました。

コロナでゲーム大会が開催できなくなった

しかし、新型コロナの感染拡大により、集まってのイベントの開催が困難となり、メイキットカードゲーム大会も休止せざる得ない状況となりました。
折しも、世間ではZoomをはじめとする「リモート会議」が流行している時期でした。
もしかしたら・・・
「Zoomなどのリモート会議の環境で、みんなでメイキットができないか」
「カードの代わりにアプリ化して、スマホで見ることができれば」
ウラシマでは、コロナ禍でもみんなで楽しめるメイキットを考えることとなりました。

「Glide」でカードゲームをアプリで再現

「Glide(グライド)」は、GoogleスプレッドシートやExcelのシートをインポートするだけで、アプリを生成するノーコードツールです。
ウラシマでは、このGlideを活用して、カードゲームだったメイキットのアプリを制作しました。

具体的な手順は、次のとおりです
1)各カードを1枚、1枚、写メを撮り、それらをGoogleドライブに登録
2)Googleスプレッドシートに、各カードの内容や各カードの写真ファイルのURLを入力などを入力
3)Glideに2)のGoogleスプレッドシートに情報を取組み、レイアウト画面で、スプレッドシートの項目を配置
4)アプリの画面の動きを確認後、公開設定

Glideで作成したオンラインメイキットは、こちらです。
※ 現在、「まちの魅カード」は、次回のイベント準備のため、メイキットオリジナル版と異なるカードとなっています。

100名を超える参加者とともにオンラインメイキット

メイキット制作者の方に、オンラインメイキットの公開の承認をいただき、Zoomを介したオンラインメイキットゲーム大会を開催していきました。
コロナ禍にも関わらず、100名を超える参加者の方々にオンラインメイキットを楽しんでいただきました。

参加者からは
・頭の体操になった
・日頃使用していない脳の一部を使った
・アイデアがひらめくと気持ちいい
・スマホでカードゲームを楽しめるなんて、びっくり
などのご意見をいただきました。

ご当地版メイキットやポケモン版メイキットも登場

アプリ化したことにより、カード内容を簡単に変更することができるようになりました。

 ご当地版オンラインメイキット
「まちの魅力カード」をご当地の名所や名物にすることで、地元の資源や魅力を使いながら、まちの課題解決のアイデアを考えることができます。また、ゲームをしながら、地元の資源や魅力を再認識することもできます。
浦安版オンラインメイキットのほか、千葉県版、東村山市版やつくば市版なども制作して、それぞれの地域の方々とメイキットを楽しみました。

ポケモン版オンラインメイキット
子どもたちと楽しくアイデア出しの発想や頭の体操をしようと、「まちの魅力カード」をポケモンのモンスターにしたオンラインメイキットです。
ここでの「まちの声カード」のまちの課題・不満は、2023年に浦安市青年会議所とのコラボ企画「うらやすドリームクエスト」で、小・中学生アンケート調査結果を反映した「こどもたちの生の声」となっています。
※ ポケモンのモンスターの使用については、「ポケモンイラスト・ラボ」の使用要件などにもとづき、子どもたちの教育を目的したイベントで、かつ非営利活動の範囲で、使用しております。

今後もいろいろなワークショップで活用

このメイキットは、もともと秀逸なカードゲームで、その設計はとてもよく練られたものとなっています。
それをウラシマでは、アプリ化をし、気軽にゲームを始められたり、カードの内容を簡単に変更できるようにしたものです。

今後も、カード版とアプリ版のそれぞれの良さを活かしながら、イベント冒頭の雰囲気づくりやチーム内の自己紹介で使用したり、アイデア出しの検討時に使用したりなど、いろいろなイベントやワークショップにて活用していきたいと考えています。

直近では、浦安市青少年館の「高校生起業講座」の中の「まちの課題とビジネスアイデア」のテーマの回に、このメイキットを活用して、高校生とともにビジネスアイデアの検討をする予定です。

最後に、オンラインメイキット誕生に向け、ご支援・ご協力をいただきました関係者に皆さんに感謝を申し上げます。ありがとうございます。

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