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BEAUTY STAB / ABC 雑感

1983年リリース。牛ジャケ。というか闘牛士ジャケか。

80年代にイギリスのニューロマンティックブームの中から出てきたバンドで日本でもディスコブームと相まって中々の人気を博した様子。とはいえ前作に人気曲が集中しちゃって今作含めその後の作品もわりとセールスはかんばしくなかったようですね。
音楽性は基本シンセポップでディスコで流行ったくらいですからノれる曲多めという感じ。

そもそもニューロマンティックってなんじゃいという方に説明すると聴けば分かるさということ。wiki見てもいいけど百聞は一聴にしかず。

とはいえ少し言及するなら私の感触でいえば俗っぽいナンパミュージックかな。(ナンパは悪口じゃないですよ。褒めてもないけど)

パンクの後らへんに出てきたムーブメントである種パンクに対するカウンターの役割もあったためか音が豪華で演出過多な感じかしら。パンクも演出過多なバンドゴロゴロあるけど別ベクトルでね。ボウイ感って言うのかな。

個人的にここら辺の洋楽のクサいところが日本人の持つ洋楽のイメージの気が。一昔前の所謂J-POPの源流の一つでもあると思うのですが。
10代の時はクサくて聴けなかったけど今すんなり聴ける私はおじさんになった。今田耕司氏や藤井隆氏の影響もありそう。

ちなみに「アブラカダブラ」っつータツノオトシゴがジャケのアルバムがあるんですがそれは辰年においといて丑年らしくコチラの作品を。まだ正月感引っ張るぞ私は。ちなみに「アブラカダブラ」好きなんですよね。


そんでコチラがジャケと収録曲ですね。

闘牛士の荒々しいジャケですが内容はそこまで荒々しいということもなく。とはいえシンセ主体のバンドですが前作よりはギターやドラムのロックぽい音増えてたり生っぽさを出そうとしてる感じがしますね。

「Love's a Dangerous Language」での牛の鳴き声みたいなギター良いですね。「Bite the Hand」ではけっこうハードロック然とした音が聴けるのでかっこいいーと素直に思えます。シンセで作ったのかストリングっぽい音も効果的に使われてて心地よい緊張感を持たせてくれます。「The Power of Persuasion」もカッティングが気持ちよくてフツーに好み。


わりとロック味だしてる作品なのでこれぞニューロマンティックと思いたい方は前作の「THE LEXICON OF LOVE」聴いた方がいいかも。すげーディスコ感でますし。行ったことないけど。

これ書きながら2016年に出したファーストの続編となるアルバム聴いてるんですけど良いなコレ。コレ良いですよ皆さん。



コレ良いなぁ〜。


それではー。

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