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CAREY BELL / CAREY BELL'S BLUES HARP 雑感

1969年リリースでキャリー・ベルのデビュー作。

タイトルとジャケットを見てわかる通りキャリー・ベルといえばクソかっこいいブルース・ハープ。ミシシッピ州で生まれ育った幼少の頃から独学でハーモニカを吹き始め、10代の頃に義父のバンドに参加して更に腕を磨いた後にシカゴに移住しそこでリトル・ウォルターやビッグ・ウォルター、サニー・ボーイにも師事して鍛えぬかれたゴリゴリのシカゴ・ブルース・ハーピスト。

ハーモニカが目立つシカゴブルースが50年代後半頃にその役割をエレキギターにとって変わられたということもありその時期はベーシストとしても色んな人のバックでやっていた様子。その時に一緒にやった縁からか今作にはこれまたカッコいいギタリストのエディ・テイラーが参加している。他にもギタリストのジミー・ドーキンスやピアニストのパイントップ・パーキンス等々のメンバーをバックに若いキャリーの歌とハーモニカが炸裂しているのがこの作品。

若いといってもこの時32歳ですが。ブルースの世界ではよくある。とはいえ歌声は若々しいというか渋みはあまり感じず少々荒く軽快な印象なのですがそれがなんかちょうどいい。シャッフルの「I'm ready」なんかではすごくノれるし。軽快な印象を歌声で受けた後にハーモニカはディープに吹くものですからこりゃやられます。「Come on over here」とかも良いなぁ。「I'm gonna buy me a train ticket」などのスロウナンバーも良い。何しろハーモニカがタップリ聴けるしカッコいい。「Blue monday at Kansas city red's」はインストですがこちらもギターとハーモニカがタップリ聴けるので良いぞ〜。吠えて唸って歌うハーモニカが全曲に詰まってるのでこれはとても良い作品でっす。


ということでカッコいいとしか言ってない日記になっちゃった。どうでもいいけど以前ブルースハープのことを書いた時に呼称を途中からハーモニカに変えて書いたらその2つを全くの別物と思われてる方にご意見頂いた事があったのですが今回の記事も分かりにくかったらごめんなさいね。この記事「この曲カッコいい」しか言ってないから分かるも分からんもないけど。どこがどう良いのかを書きなさいよ私ったら。

ちなみにキャリー・ベルと力道山と私の誕生日は同じで少し嬉しい。



それではー。

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