鬼太郎の感じ

先日友人とゲゲゲの鬼太郎の話をしていて知ったのですが少し前にやっていたアニメ版で目玉おやじの昔の姿が出たらしいですね。私の記憶ではミイラ男みたいな風貌だったと思うのでそれが登場したのかと尋ねるとどうも違う様子。
気になって見てみると白髪の鬼太郎といった見た目のイケメンが出てきてびっくり。深夜アニメの主人公みたい。これが後にお猪口で風呂入るようになるのか。目玉がお猪口入って可愛く見えるって凄いですよね。

鬼太郎は大体10年おきくらいにアニメやるのでその時代ごとの流行りが見え隠れするのが面白いですね。これの前のアニメでは鬼太郎が仲間の妖怪の力もらってパワーアップしたりと少しゲームチックな要素があったりしましたし。どんだけパワーアップしても胃液が鬼太郎最大の武器だと私は思いますが。なんでも溶かす胃液。なんちゅう技でしょう。原作では大活躍。

胃液が武器になる鬼太郎ってよくよく考えれば渋い漫画ですね。主だった仲間がジジイとババアと壁と布って。衣食住のうちの２つが仲間ですって。ねこ娘とねずみ男が加われれば正に家族然とした構成。鬼太郎ファミリー。多分意識的にそういうメンバー構成にしたんだと思いますが。だからあのメンツ見ると安心感あるのかしら。家族の安心感を妖怪から教わる。

なんていう鬼太郎の話してると、どの妖怪が好きかと言う話題になるのは世の常。数多くいる妖怪の中で最近の私のお気に入りは「手長足長」。2人組の妖怪でそれぞれ見た目は名前の通り手長いやつと足長いやつ。そのまんま感がバカらしくて大好きなのですが特に河鍋暁斎が描いた手長足長図がめちゃくちゃツボ。特に足長が美脚かつ長すぎるくらい足が長く描かれていて見るたびに笑ってしまう。それでいてルーツ探ると中々に奥深いので妖怪は旨味が凄い。キャラクターとしても楽しめるし歴史や神話等の考察の面でも活躍する妖怪の懐の深さは良いなぁ。

また10年後に鬼太郎のアニメをやる時どうなってるんだろう。手長足長がメインメンバーに置かれているかもという期待を持ちつつ。

それではー。