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5月11日の3枚 五月病知らず

Dr.Feelgood / MALPRACTICE (1975)

ドクター・フィールグッド2枚目のアルバム。邦題の「不正療法」で覚えちゃうくらい良いタイトル。バンド名がそもそもという話ですが。
ファーストが同年に出ているっつースピード感も良いですね。そして何しろやっぱりカッコいい音。リー・ブリローとウィルコ・ジョンソンがもう爆発。リズム隊もすっごく素晴らしい。さすが現場で腕鍛えてるパブロック。パブの客だけでなく世界中を踊らせているんだから痛快。オリジナル以外の選曲とアレンジもルーツが垣間見得て楽しい。一発目からボ・ディドリーと思わせてジョニー・キッド&パイレーツ味の「I can tell」で良い感じ。続いての「Going back home」では同バンドのミック・グリーンとウィルコの共作という事でいきなりパイレーツ尽くしで良い感じ。そしてやっぱりそもそもバンド名がという事ですが。
何しろカッコいい音ばかりの作品なのでコレを聴けば癒される事間違いなし。個人的には「Riot in cell block No.9」が流れたらもう心身共に健康!って感じ。
どうでもいいけどジャケのウィルコの顔と右端のポスターの顔の角度が一緒なのは何か意味があるのかとわりとずっと謎。あと大貫憲章氏のライナーは良いことしか書いてないから好きさ。

Dr. John / Dr. John's Gumbo (1972)

ドクター・ジョン5枚目のアルバム。前述の不正療法がセカンドでニューオリンズの気配を感じるということで、セカンド・ラインが顕著なニューオリンズ前面に押し出した今作を選んだのは全て計算。というのは嘘で偶然。ドクター繋がりも偶然。それも嘘。
自身の出身地であるニューオリンズの名曲のカバーで大半が占められているのでこれはとてもうれしい。昔、石田長生氏のやっていた「Iko Iko」が好きで色んな人の聴きたいなぁと思っていたところにドクター・ジョンが飛び込んできて聴いたらナルホドと感じた思ひで。ドクター・ジョンもディキシー・カップスのバージョンも良いんだけどやっぱり最初に聴いた石田長生が私の中ではオリジナルになってんだよなー。その後に「Jock-A-Mo」聴いて、石田長生は原曲の方やってたからオリジナルに感じたのもそりゃそうなのかと納得した思ひで。多分そういう事じゃないけど。
まぁ逆にいえばカバーでほとんど占められた今作を先に聴けばドクター・ジョンがオリジナルに感じるというラッキーも。あるある。
ドクター・ジョンが亡くなった後に「ガンボのレシピ」っつー今作のカバー元の音源を集めたCDがリリースされてましたけどニクイね。タイトルも洒落てるね。ていうか元々のタイトルが洒落てるね。この2枚を聴き比べるのも楽しいね。

UFO / Phenomenon (1974)

UFO3枚目のアルバム。コレも邦題の「現象」で覚えちゃってる。もう分かりきってると思いますが「Doctor Doctor」収録されてるからコチラを。歌詞的には全然病が治ってる気がしませんが音がカッコいいから関係無し。どうでもいいけど永ちゃんの「ドクター!ドクター!」ってコレクターズの加藤ひさし氏が作詞してるけど多分コレがちょっと入ってる気が。UFO CLUVでUFO繋がりあるし。とか邪推する私はオカルト陰謀ロック好き。
なんかそんなに書く気無かったのにわりと書いて疲れてきた。もうやめよ。今作がどんな作品かなんて全人類が知ってるし。「Rock Bottom」聴いてマイケル・シェンカーみたいに皆んな眉毛を金に染めよう。



そんなこんなでドクターばかりのコレらを聴けば五月病になんてなりようが無いのさ。それでもやる気が起きないなら寝て食べて身体動かしな!そんでやっぱり好きな曲聴きな!んもう。マイケル・シェンカーみたいにハンストして体調崩したらダメですよ。


私は最後に少し心を乱しましたが皆様は心身にお気をつけて。


それではー。

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