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ゲゲゲの鬼太郎/憂歌団 雑感

昨日ゲゲゲの鬼太郎の事をチョロっと書いたのと最近全く音楽の事書いてないと思ったので今日は憂歌団によるゲゲゲの鬼太郎を。別に義務も何も無いけどね。

このCDは2013年に憂歌団が15年ぶりに活動再開という事でリリースされた企画盤。アニメ版ゲゲゲの鬼太郎第4期のOPとED2つと劇中歌の計4曲が収録されています。

とりあえず水木しげる氏により描かれたジャケットが素晴らしいですね。憂歌団のメンバーを中心に妖怪たちが大口を開けて歌ってますよ。2012年に憂歌団のオリジナルメンバーである島田和夫氏が逝去されているのですがこの賑やかしい中にしっかりと描かれているのがなんか良いですよね。


収録されているアニメのOP曲である「ゲゲゲの鬼太郎」は言わずと知れた名曲で数多くのバージョンが存在してますね。憂歌団によるゲゲゲの鬼太郎は原曲に対して大きなアレンジはしてないけど自分たちの色をしっかりと出していて憂歌団のオリジナルに仕上がってます。Vo.木村充揮氏の雰囲気タップリの歌唱はやっぱり天才でしょう。先人たちの音を色々吸収して自分たちのものにしてきた方たちなのでさすがブルースマンという感じ。ちなみに第3期のOPは吉幾三氏が歌ってるのですがマイケル・ジャクソンのスリラーみたいなアレンジでアレはアレで好き。

ED曲の「カランコロンの歌」は逆に原曲のちょっと不気味な童謡チックなものとは打って変わってブルージーにアレンジされたものになってますがこれがカッコいいんですよ。淡々とリズムを刻むドラムの上で力強く鳴るベースとスライドギターの気持ち良さ、哀愁漂う歌でバッチリですよ。

「イヤンなっちゃう節」はアニメ第4期の後期ED。森雪之丞氏による歌詞が秀逸。妖怪目線で人間社会を見てイヤンなっちゃうという歌ですが憂歌団の「嫌んなった」という曲があるのですがそれにもかけてるのかしら。アレンジは憂歌団によるもので踊れるブルース。

「ぺったらぺたらこ」は作詞曲が憂歌団のメンバーによるもの。なのですがこれは憂歌団のメンバーがゲゲゲの鬼太郎に売れないバンドとして登場する話があって、その時にさら小僧の歌うこの謎曲を憂歌団が拝借してめちゃくちゃ売れた、ということでさら小僧の曲です。原作だと確かザ・ビンボーズというバンドがこれ歌ってた記憶。売れる気あるのかビンボーズよ。そして謎曲といいつつ妙にカッコいいんだよな。4番を歌うとエライ事になります。


ちなみにこの記念盤には特典としてその憂歌団が登場したアニメの話が収録されたDVDが付属しています。ラッキー。最後にどうでもいいけどジャケット右下に居るあずき洗いが我関せずすぎて笑う。あずきをジャッジャッと鳴らして演奏に参加しているのかしら。だとしたら可愛い奴め。



それではー。

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