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暑いだけが夏じゃない

8月も中盤に入り季節は何かと訊かれれば夏と答えざるを得ない陽気のこの頃。永遠に梅雨なんじゃないかと思われた1ヶ月を過ごした次は永遠に猛暑が続くんじゃないかとドキドキします。

そう、何しろ暑くて参ります。私は暑いのが大の苦手であり炎天下の中を少し歩けば汗が滝のように流れ、歩いた後はその汗で川ができ、その川でバーベキューをするために若者が私の後ろをゾロゾロと付いてくるのです。本当です。

暑いのが苦手な私はしかし夏は大好きなのです。これを人に言うと「暑いのがダメなら夏嫌いでしょう」なんて返ってきますが夏を見くびらないでほしい。暑い意外にも良いとこありますし。
というか夏嫌いという方は暑いからを理由にしがちですが夏好きという方で暑いからという理由を挙げる方は少ないように感じます。
もしかしたら両方から暑さは良いものとされていないのでは。そう考えたら暑さが可哀想になってきました。「可哀想なアツサちゃん」という絵本を誰か描いて下さい。

暑さが嫌いな私が夏のどこを好きかといわれるとこれがまたアホみたいなのですが
太陽が元気イッパイ!
な感じがするからです。
ちなみに私は小1ではありません。アラサーです。ありがとうございます。
太陽が元気イッパイのおかげで暑くなっているのですがそんなことよりも晴れ感の方が好きなので苦手な暑さもその晴れ感を味わうための代償として我慢します。気温28°くらいで晴れ!の日が1番よろしいですね。
太陽のおかげで緑も生茂りますし。そのためにこれまた苦手な虫がわんさかでてきますが夏の生命感を味わうための代償として虫の繁栄を許可します。

輝く太陽にいきいきと生茂る草木、青一色の空に巨大な入道雲。夏の風景はどれも気持ちよさがあります。
このエネルギーに満ちた夏。しかし私の最も好きな夏の風景というのはどこか寂しいようなシラけた雰囲気を持っています。
私の夏の原風景とはトトロ的な自然に囲まれた田舎では無く、地方都市の誰も外に出ていない住宅街を晴天の下1人所在なくたたずみまるで世界で自分だけのように思えた小学生の夏休みの感じといいますか。
太陽が眩しくて世界が活気のある色に満たされているほど1人が際立つ感じが好きなんですね
友人と外で遊ぶのももちろん好きですが。
なので太陽が元気イッパイ!な感じが好きというのは本当なのですがあくまで風景として機能してもらうために好きなのであるという感じですね。
そしてそんなポツネンとした雰囲気が好きなのでやはり夏というものをイメージするときに暑さというものは私の中で大事では無くなっているのだと思います。

中学生の時によく晴れた夏の昼にテレビでやっていてたまたま観た「鉄塔 武蔵野線」という映画の影響もあってシラけた夏というのが私の夏のイメージをつくっているのだと思います。
後はまぁ言わずと知れた某名盤が影響しているのだと思いますが詳しくは書きません。長くなるどころではないので。

なんやかんや謎雑記書いておりますが皆さまもお身体にお気をつけて。
私は早くも夏のぬけがらでありますが

それではー。

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