「たゆたう」という単語がすき
ヨルシカの『雨とカプチーノ』という歌がすきです。
このサビの部分がだいすきで、何度聴いてもうっとりする。
たぶん「たゆたう」という言葉の音の響きが心地よいのだと思う。
ゆらゆらとしている様子が、自分の生き方に似ているように思えるのもあるかもしれない。
でもなんだろう、それだけじゃ説明できないような気もする。「たゆたう」と聞いたり目にしたときの、急激で切実で激しい心の動きは、他の言葉ではなかなか味わえない。
文学的で良い響きだからと言って、そういう単語がすきになるとも限らない。
たとえば「纏う(まとう)」は、商用的に使われることが多い気がして、このごろすこし食傷気味。単語も消費されるものなのかしら、と思う。
「たゆたう」という言葉にいつまでも心を奪われる自分でいれたらいいな。
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