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#書く術 note 第10回 【感想編】田所さんロングインタビュー

ライター初仕事、ひとつできました。

みなさん、こんにちは。
SBクリエイティブより本年10月に刊行予定の新書、
『書く術』(仮題)の製作委員で、訓練生担当の直塚大成です。

最近は、大人の語彙力の勉強をしています。

まずはお礼から述べさせてください。

ひろのぶと株式会社より正式に依頼を受けました
先日の『スローシャッター』特別企画
著者・田所敦嗣さんへのロングインタビュー

5万8000字ものロングロングインタビュー、
たくさんの方に読んでいただき、とても驚いています。
5万8000字って新書一冊の文字数ですよ。本当にありがたい。

読まれた方も、
まだお読みでない方も、ありがとうございます。

『書く術』を応援してくださる人のおかげで
このような貴重な機会をいただくことができました。

さらりとですが、
今回のインタビューを通して思ったことを書きますね。

感想

1.田所さん、よく笑う、よく喋る

インタビュー前に抱いていた田所さんのイメージは寡黙で笑わない人でした。なので、はじめにインタビューの話を受けたとき「2時間ZOOMで、ほぼ2人で、自著の出版イベントでも多くを語らない方」に取材する恐怖がありました(笑)。そこで『スローシャッター』を3回音読し、直接気になることを書き込み、もし、田所さんがあまり話されなくても、こちらから沢山質問して答えていただく体勢を整えました。ただ、実際始まってみると気さくに話してくださり、とてもありがたかったです。余裕のある笑みが素敵でした。HAHAHA.

2.金言祭り

読んでくださった方の心の琴線に触れる田所さんの言葉がどこかにあったら、嬉しく思います。僕も「書く人」のはしくれとして、田所さんが『スローシャッター』に込めた思いを聞くことができて良かったです。個人的には田所さんの「海外の人は日本人から見るとすごくテキトー。文書とかの〆切もあんまり守らない」という話が印象に残っています。しかし、それを聞きながらも書き起こしの〆切を守るために日夜タイピングしてたので切なかったです。

3.鬼の書き起こし。燃える指

5万8000字の書き起こし。もう二度としたくないと思うほどでした。深夜、キーボードを叩きながら何度も音声入力がちらつきました。書き起こしアプリもダウンロードしかけました。田中さんの著書『読みたいことを、書けばいい』(ダイヤモンド社)にある「コピーライターになる修行だ。ここにあいうえお、かきくけこって五十音を書き続けな」といういじめのエピソードがちらつきましたが、無心で書き続けました。それでも、書き起こしの過程で聞きこぼしていた言葉に気付いたり、冗長な文章を削って調整を行う「編集」の大切さに気付く良い機会となりました。

重ね重ねになりますが、本当にありがとうございました。

学び・改善点

とはいえ、これで終わりではありません。

これはあくまで書き起こしで、
ここから限られた字数で記事にしていくことこそ本番です。
インタビューそのものを振り返っても、改善点はもちろんあります。

すぐ思いつくだけでも

1.時間管理:田所さんがここまで多くのことを語ってくれると想定しておらず、当初の時間を大幅に超過したこと。オブザーバーの廣瀬さんがタイムキーパー役を務めてくださったこと。

2.質問力不足
:自分の話し方がつたなく、田所さんや廣瀬さんに言いたいことや質問の意図を補ってもらったこと。

3.企画認識:これはひろのぶと株式会社からの正式な依頼であるにも関わらず、瞬間的に生まれた楽しい話題を広げ過ぎてしまったこと。面白すぎて『ひろのぶと株式会社発行の印刷物として書店での配布や直販サイトでの特別付録として発表したい』という目的を忘れてしまった時間がありました。

などなど。キリがないですね。
すべてを含めて『ライター』の仕事。

読みやすく、見事なインタビューには
底を支える技術があることを肌で感じました。

こういう反省を踏まえ、ときに後悔し、
完成原稿まで四苦八苦からの七転八倒。

田中さんからのフィードバック、
指導の過程や完成原稿につきましては
今後のnote、そして『書く術』本編を楽しみにお待ちください。

おまけ:5万8000字も読んでくださったみなさまへ

先日の田中さんのツイート

これは激しく事実です。

いまだ、ライターの田中泰延さんから、
『文章術』の指南は受けておりません。

それでは何を教わっているのか。

SBクリエティブの人まで交えて、
いったい何の話をしているのか。

それがコチラです。
ちょっとだけお見せします。

Yumikoさんは『書く術』のなかで田中さんと僕の会話をまとめてくださるライターの福島結実子さんのことです。


といった具合で進んでおります。
おわかりでしょうか。進んでおりません。

蝶のように舞い、亀のように書く。
今後も『書く術』を応援よろしくおねがいいたします。


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