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絵になる横顔

私は普段接客業をしているので、毎日いろんな人と顔を合わせる。

先日、若い女性の目元に目がいった。
とてつもなく綺麗にカールされた長いまつ毛。
「とっても綺麗なまつ毛ですね」と言うと
「18歳の頃からまつエクしてるから今更マツエク無しなんて考えられない」と
彼女は笑顔で答えた。

私も先月、久しぶりにまつ毛パーマをした。
私は一重だし、目元をぱっちりさせるにはしっかりビューラーでまつ毛を上げるしかないのだけれど、
朝はバタバタしているのでビューラーに時間がかけられないのだ。
(ならもう少し早く起きなさいよ、という話なのですが。)
まつパのおかげで朝はとても楽だ。
そのままマスカラをすればあらまあ、綺麗にのびたまつ毛!と鏡に映る自分の目元を誉めてしまうほどだ。
それでも、まつ毛が綺麗な人を見ると
羨ましいなぁと心底感じてしまうのだった。


一重、鼻の高さ、唇の厚み。
私には顔のコンプレックスが多くある。
だからと言って、整形しようかしら?とはならないが
美しい顔立ちの人を見ると、意識せずともまじまじと眺めてしまう自分がいる。
特にも、私は人の横顔をじっくり見てしまう癖がある。
横顔を見ながら、”絵になる横顔”に出会うとうっとりしてしまう。
(ここまで書きながら思うのだが、側から見たら変態だよな・・・犯罪意識はありませんので・・・すみません・・・)

有名な西洋画に描かれてそうな横顔。
ドローイングで繊細に描かれていそうな横顔。

私自身が自分の横顔にコンプレックスを持つから、他人の横顔を羨んでしまうのだろうか。仕事中もふと気づくと他人の横顔を見ている自分に気づいて苦笑いする。

上向きの長いまつ毛
鼻筋のシュッとした高い鼻
引き締まった唇・・・


顔のパーツのバランスには黄金比が存在する。
オードリー・ヘップバーンの顔のバランスも黄金比に限りなく近いらしい。
人間がもっとも美しいと感じる比率、それが黄金比。
もしかしたら、私が求めているのも黄金比なのだろうか?

でもなんとなく、自分が求めている美しさは黄金比だけの枠にはハマらない気がしている。比率から外れていても絵になりそうな横顔。思わず描きたくなりそうな横顔。可愛らしい鼻の丸みも、柔らかそうな厚めの唇も、私の脳内ではじっくりとドローイングされていく。


私の横顔は、誰かにとっては描きたくなる横顔になるかしら?
もし描きたくなったら、実物より3倍増しで可愛く描いてほしいものですね。
丸い鼻もちょっとだけ厚みのありすぎる唇も、コンプレックスというなの愛すべき私のチャームポイント。


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