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いつも頭にある2つのこと

コムデ(コミュニケーションデザインチーム)の松浦です。
今回はものすごく当たり前のことをそれっぽく書かせていただきます。

また、ここでお話する内容は
あくまでも皆さんそれぞれの解釈がありますので、
これが「正しい」というものではなく、自分の中での解釈ということでご承知おきください!

問題 → 仮説 → 課題 → 解決策

問題(事実そのものの状態)

仮説(その問題はどんな原因で起こっているかの考察)

課題(問題を解消する為に解決すべきこと)

解決策(課題を解決する為に行う行動)

業務上や家庭でのことも常にこのフローで考える様にしています。

特に『問題 〜 仮説 〜 課題』の部分で
まずは『事実を事実のまま整理する』ことが一番大切だと考えています。

自身の元々の理解や知識、都合の良い方、楽な方など
整理する人間の「意思」が入るとそれは「事実」ではなく、
「知ったつもり。理解したつもり」になってしまうので、絶対に気をつけなくてはいけないのですが。。難しいです。。

有名なマッキンゼー社のフレームワークで「空・雨・傘」がありますが、
これを10年以上前に初めて見た時にすごく納得したのを覚えています。
ソラ:「空を見ると曇ってきた」という「事実」
アメ:「雨が降りそうだ」という「解釈」
カサ:「傘を持っていこう」という「判断」

また、解決にも種類があり
物理的解決
 =実際に解決すべき(できる)問題がありその点を解消する
心理的解決
 =事実は変わらないが気持ちを前向きにしたり納得したりする

場合によってはその両方が混乱することがあり、

物理的解決が必要な事柄に対して
心理的解決で解決した気になってしまう
と問題の先送りになったり、
(例えば、「やった感」など)

逆に心理的解決が物理的解決そのものになっている場合は、
心理的解決が必要な事柄に対して、どんなに正論で物理的解決をしようとしても納得感につながらないのはそのせいなのかなと考えています。
(例えば、「結論じゃなく話がしたいのに。。」など)

物理的な解決が必要な時だけではなく、絶対に変えられない事柄に対して、前向きに生きる為のマインドチェンジは心理的解決が向いているので、自分では適材適所で判断しています。


「コーヒーを飲む」のQCD


デザインに関わらずサービス全般で良く使われる
QCD(キューシーディー)
「Q = クオリティ/C = コスト/D = デリバリーは基本的にトレードオフの関係にある」というフレームワークがありますが、
これも10数年前に相手目線で考えた時にすごく腹落ちしたという話になります。

目の前に人気カフェでスペシャリティコーヒーが300円で売っていて、
すぐ隣に缶コーヒーが100円で売っていて
300m先のスーパーで自販機と同じ缶コーヒーが80円で売っていた

その時に発生するQCDの心理は
Q:クオリティ
 目の前の人気カフェのスペシャリティコーヒー300円
C:コスト
 300m先のスーパーの缶コーヒー80円
D:デリバリー
 目の前の自販機の缶コーヒー100円
となり、
利用者が何を解決したいかや外的な要因等で優先順位が変わるというものです。

この前エアコンを買う時に、
「どのエアコンが欲しいか」ではなく「どんなエアコンが欲しいか」を考え、「予算内」「掃除の手間が少ない」「空気も綺麗にしたい」「GW前にはつけられる」ものくださいと定員さんに伝えた所「どのエアコンにすべきか」が見えてきたりしました。


どちらも重要なのは相手や自分自身が何を求めているのかを想像し、問題の本質をとらえることであり、そこが見えてくると、取るべき行動が見えてきて、自分がした判断に「納得感」や「後悔しない」ことに繋がると考えています。

「コミュニケーション」という名前がつく部署に在籍している立場として、相手目線での想像力を持って、日々精進したいと思います。


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