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【西洋建築史】アミアン大聖堂(フランス)

前回からの続きです.
平成23年の一級建築士試験には,次の知識が問われました.

【問題】◯か×で答えよ
アミアン大聖堂は,身廊部・袖廊部ともに三廊式であり,内陣に周歩廊と放射状祭室とをもつフランスの盛期ゴシック建築である.


【解説】

前回,ご紹介したパリのノートルダム大聖堂(コチラ)は,初期のゴシック建築でしたが,今回のアミアン大聖堂は,ゴシック建築の完成形であり,盛期ゴシックの代表作です.通称「ゴシックの王者」.

平面図(左側が西で双頭がある,右側が東で祭壇(アプス)がある)
ラテン十字の平面

↑のプランのように,身廊部(ラテン十字の足の部分/西側)・袖廊部(ラテン十字の腕の部分/北・南側)ともに三廊式(=側廊+身廊+側廊)であり,内陣に周歩廊と放射状祭室がある.

身廊や祭壇(アプス),周歩廊(側廊)の配置については,↓(60秒動画で解説)

周歩廊と放射状祭室の配置については↓(60秒動画で解説)

大勢の巡礼者をさばくための動線計画については↓(60秒動画で解説)

【解答】◯ 続く


【参考となるYou Tube動画】時間のない方は視聴不要

以上

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