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【学科.製図】合格者からのアドバイス

昨年,一級建築士試験に合格されたマッシーさんに,効果的な勉強法をヒアリングさせて頂きました.マッシーさんは,昨年,角番で製図試験に合格されました.真面目な性格で,製図試験に苦しまれました.そんなマッシーさんが合格したからこそ辿り着けた合格ノウハウをYoutubeに公開しました.この話は,学科試験の合格にも通ずる話なので一人でも多く一級建築士住建性の皆さんに知っておいて欲しい話です↓

多くの受験生がより自分にあった武器(勉強法や解放テクニック)を手に入れなければ合格できないと勘違いしています.学科試験の合格を思い出してみてください.地道にコツコツ過去問20年分の知識を9割型マスターし,その上で本番で「とりこぼし」を1桁以内にとどめられれば確実に合格できますよね.独学で合格を目指そうが,通学で勉強しようが,学科試験での勝ち方は変わりません.

この時,大切なのは,インプットよりも,とりこぼし対策です.合格者のマッシーさんもおっしゃている通り,とりこぼし内容は,受験生一人ひとり,大きく異なります(製図試験も同様).まずは,自分のとりこぼしパターンと本気で向き合い,自覚すること.その上で,二度ととりこぼさなくするための対策を具体的に準備し,問題を解く際には,必ずその対策を実装すること.

なぜそこまでするのかというと,「あー,自分はこうやってとりこぼしてるんだ!次回から気を付けよう」といった程度の認識で済ましてしまうと次回もとりこぼしたり,同じミスを繰り返してしまうからです.だから,合格点を突破できない.そこをしっかりと対策を立てておくことで,本番での得点力は大きく変わります.そもそも,正答枝やフォーカス ポイント(問題文中,正答枝であることの決め手となるキーワード)を見抜くチカラが格段に違います.

学科試験は,製図試験と違い,四択の中に正答枝が必ず存在するのだから,四枝択一の世界の中で,正答枝を見抜くチカラを慎重に鍛え上げていくことは,当たり前の話であり,それ以外に合格点を突破する方法はないのです.

一方,製図試験は,1から自分なりの答えを制限時間内に生み出さねばならない.最初の条件整理でミスってしまったり,最終的な答案の中に,条件違反や法令違反があれば,不合格です.したがって,学科試験以上に,ミスについての検証が重要となってきます.

だからこそ,課題文を解き,添削を受けただけで終わらさずに,ミスってしまったウイークポイントがあれば,それをどのように強化していくべきかを自分自身で常に検証していきましょう.不合格を繰り返してしまった合格者が口を揃えておっしゃるのは,「不合格の年と,合格できた年の最も大きな違いは,アウトプットの質についての意識の持ち方の違い」なのだから.

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