【西洋建築史】交差ヴォールトって何?(ロマネスク様式)
前回からの続きです.
新問題対策として,次の知識を知っておいてください.
【解説】
ロマネスク様式は,「バシリカ式の木造で平らな天井を,火災にも強く,重厚感のあるアーチ状の石造に変えたい!」という熱望から進化していった.アーチ状の天井の方が,神の国を体現したい教会堂空間として,天に向って上昇していくような空間的演出効果を期待でき,木造に比べ音響性能も高められるからだ.
そうやって,断面がかまぼこ型の半円アーチの屋根による半円筒ヴォールト(穹窿/きゅうりゅう)が誕生し,それ