デジタルシフトとトレサビリティーについて日本KFCホールディングス株主総会

質問:広報についてお伺いしたいのですけど、今年広告代理店で4マス、テレビ新聞からいわゆるインターネットデジタル広告の方が金額的に上回ったという報告がある中で、KFCとして、デジタル広告についてどの様にとりくまれているのか?ということでデジタル業務については先程から推進しますという話がある中で、今流れていた動画の作り方がテレビCM向けの作り方をしている。実際出演されている方はミレニアム世代ということから考えるとスマートフォンあるいはタブレットを見て商品を購入されている方々であるのに作り方からするとテレビCMになっている。やはりそこらへんを考えて、SNSあるいはユーチューブなののデジタルメディアに対する広報をどの様に考えて広告宣伝を作られるのか?あるいは広告宣伝をうたれているのか?あるいはSNSの使い方も含めてやられているのか?テレビCMシルバー世代がメインになってますから、カーネル・サンダース世代ではなく、ヤングカーネル・サンダース世代にどうやって訴求するかということから考えると、テレビCMを半分にあるいはゼロにしていかないとその先の50年が無いんじゃないか?ということを考えていただきたいということが第1問。
第2問としてトレサビリティー、どういうところから輸入してどういうところが加工先なのか?中国で強制労働で綿あるいは太陽光パネルを作っている。ということが国際問題として持ち上がっている中で、KFCのチキンが強制労働とか非人道的なところで作られているものではないですよね?ということのトレサビリティーが取れているのかどうか?ということをお伺いできればと思います。以上です。
司会:只今のご質問は2問(以降質問の復唱)1問目は概要を私の方から説明した上で担当からご説明致します。ご指摘ありがとうございます。おっしゃられる通りで既存のTVCMのお客様と将来のブランドの発展の中でデジタルをどの様に使っていくのか?というのは非常に重要な問題だと考えております。広告宣伝が限られている中デジタルに宣伝費をシフトしていることは行っております。一方で既存のお客様について失わない様にバランスを取って進めているところです。また、CMの作り方はテレビCM向けに作られているということは貴重なご意見として承らせて頂きます(以下省略)。
担当:テレビCMの掛けている割合を下げている。1年ほど前からどの媒体で流すのかということを検討している(以下省略)。
司会:2問目ですね。私の方から説明させていただいて担当の方から補足致します。KFCで使っているチキンは全部国産なんです。鳥自体はご指摘頂いたご懸念はかなり少ないと思います。社会的に反するような生産がなされていることは無いと認識しております。そもそも私どもの鳥を育てる農場を指定農場制としております。私共の方で承認プロセスの出来る農場で作られています。工場も指定工場、KFCの指定ブランドで作られています。輸入品については担当からご説明致します。
担当:(国内の状況の説明)。輸入関係ですけど認証制度を取っており、オイルはマレーシアのパームオイルを使っておりそれも認証を取っております(以下省略)
<備考>
KFC本社の会議室にて開催。参加株主は30名前後。
通常は社長が質問の確認→担当者を指名して回答→社長が補足説明という流れなのですが、KFCの株主総会は社長が回答→担当が回答という珍しいパターンでした。
テレビCMについてはかなり削減しているがまだ効果があるということで、当面は継続しているという感じでした。
2問ということで、中国の人権問題を取り上げつつ牽制する形の質問を投げかけてみました。米国が元なので人権問題に関しては厳しいと思いうので、いわばアリバイ的な質問でを元に横展開で他の会社への質問をしていく材料になったと思います。

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