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課税所得と借入金返済方法

こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。

今回は、所得税を計算するための課税所得の計算とキャッシュフローの違いを書いていきます。
税引き前のキャッシュフロー(CF)に関しては、以前の記事に書きました。

課税所得の計算

課税所得は、収入から経費を引いた残りの金額です。この課税所得に税率をかけて税金を算出します。(厳密には、もう少し複雑ですが)
税引き前CFから税金を引いた残りが税引き後CFとなります。

課税所得

経費になるもの 経費にならないもの

課税所得の計算で、経費として認められている費目のうち、運営費、支払い金利は、現金の支出と経費がイコールになります。借入金の返済の内、元金返済分は、現金は支出しますが、課税所得の経費としては認められません。(借りているお金を返すだけなので、経費になりません)
減価償却費は、支出を伴いませんが、課税所得の計算上経費となります。

借入金の返済方法

借入金の返済方法には、元利均等返済と元金均等返済の2つ方法があります。
元利均等返済
毎月、返済額が一定になる返済方法
元金の返済残高の減少が遅い
元金均等返済
毎月、元金の返済額のうち元金の返済額が一定の返済方法
元金の返済残高の減少が早い

返済方法のメリットデメリット

借入金の返済方法の選択は、投資の目的にって一概にどちらがいいとは言えません。
一般的に不動産投資では、元利均等返済の方が多いようです。(元金均等返済しか選べない場合もあります)

まとめ

課税所得を計算し税額を算出することで、税引き後のキャッシュフローを把握できます。
課税所得とキャッシュフローの違いを理解していると、投資判断や経営判断を下す時の判断基準の一つになります。
不動産投資の目的により、借入金の返済方法を選択することで、目的に沿った不動産投資が可能になると思います。

今回は、単年度でのキャッシュフローの把握となっていますが、今後、経年変化によるキャッシュフォローについて書いていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。
今日はこの辺で、次回また。

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