新築・築浅物件だから大丈夫
こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。
先日、投資用マンションの販売会社が運営するサイトで、「新築、築浅物件は、手放す時も、需要が高く、売却に時間がかからないから安心」という宣伝文句が書かれていました。
今日はこの宣伝文句について考えてみたいと思います。
築浅物件とは
築浅物件といのは、新築後何年位経過した物件のことを指すのでしょうか?
明確な基準なないと思います。個人的な感覚では、築後5年程度経過したものをいうのではないかと考えていますが、どうなんでしょうか?
SUUMOの記事によると、300に中、123人が5年内、91人が3年以内と回答しているようです。
SUUMO "あなたにとって、「築浅」の基準は築何年まで?"
新築築浅物件は売却に時間がかからないか?
新築は築浅物件は確かに人気があり、売却するのには時間がかからかもしれません。しかし、売却にかかる時間は、「いくらで売りだすか」によっても変わってきます。
当然ですが、販売価格を相場と比較した安く設定すれば、早期に売却できる可能性は高まります。一方相場より高く設定すれば、時間もかかることになり、最終的に、価格を下げて売却することも、多々あると思います。
築浅物件を買っても
築後3年の築浅物件を購入したとして、その3年後に急に現金が必要になり売却すると、既に、築後6年経過しているので、築浅物件とは言いにくい状況です。売れる金額も当然購入時より下がっている場合は多くなっていますす。
運よく購入価格と同額で売却できたとしても、売却時の経費や税金(建物の償却費分が、売却益となり課税されます)手元に残る現金は、目減りします。
この時点でローンの残債がなければいいのですが、手元に残って現金より、ローンの残債の方が多ければ、現金が残るどころか、自己資金を投入しないとローンを精算だきないので、売却するメリットがなくなってしまします。
まとめ
物件の購入時に新築、築浅であっても、購入後保有期間がすれば、新築でも、築浅でもない物件になってしまいます。
購入時に新築、築浅だから手放す時に安心なのかは一概には言えないようです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日はこの辺で、次回また。
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