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〜イノベーションという言葉の闇②〜離婚パパの逆転珍道中



市役所を辞めたのも、病院の秘書を辞めたのもお前にチャレンジして欲しかったからだよ。
           〜下里興史(父親)〜


僕には高校1年生の時に父親から与えられた宿題があります。
それは『日常の中でなぜ?(Why)を3つ見つける事』『そのなぜ?を最低半月は実行する事』です。

例えば
なぜこの広告はこの字体を選んだのか?
なぜこの人はスーツを着てるのに後ろだけシャツが出てるのか?
なぜここの喫煙所はいつも綺麗なのか?
などです。

この父親の宿題が僕の妄想力と妄想の幅を広げてくれました。
とても感謝しています!

イノベーションにおいて最も言われるのが、誰かの不便(悩み)を便利(解決)にする事です。
その上でこのなぜ?と問いを立てる行動は切っても切り離せないほど重要です。

僕自身今となってはふと気づくようになり、無意識でできるようになりました。

・イノベーションという言葉の闇②



前回イノベーションという言葉の闇という記事をあげ、イノベーションに必要なのは『発明 × 商用化』という話をしました。
今回はこの『発明 × 商用化』をそれぞれ細分化し、付随する考え方等を話していこうと思います。


発明と商用化を細分化すると、下記5項目ずつに分かれます。

発明

[体験]知識・経験・試行
[感性]客観的・多視点・直感
[技術]マーケティング分析・専門スキル
            (市場 / 製品 / 広告 等)
[思考]PDCA・四則演算
[想像]ビジュアライズ(イメージの共有)

商用化

[言語力]対話・構文・読解
[技術]営業スキル(大衆 / デリバリー / 当て馬 等)
[対人]人間関係構築(協力者 / ファン 等)
[姿勢]熱量(熱意)・想い
[想像]ビジュアライズ(イメージの共有)


僕自身が難しいと思ったのは下記3点で、
①体験【発明】
②姿勢【商用化】
③想像【発明・商用化】

になります。

①体験【発明】
体験で必要なのは、客観視・多視点・直感になります。

この体験で難しい点が『客観視 ⇔ 直感』の関係性にあります。
客観視とは第三者目線で物を見る事であり、直感は個人の感覚すなわち主観を元に判断する行為になります。

客観視と直感を使い分けるうちに、自然とどちらか一方で物事を捉える回数が増えていきます。
こうなると顧客の意見や市場の声を取り入れすぎてしまったり、自分個人のエゴや想いを入れすぎてしまい上手くいかないという結果に繋がります。

②姿勢【商用化】
姿勢で必要なのが、熱量(熱意)・想いになります。

この姿勢で難しい点が『熱量(熱意)を持ち続ける事』になります。
僕が成功へつながらなかった1番の要因になります。

継続が上手くできない人にとって、熱量を持ち続けるというのは至難の業と言っても過言ではありません。

上手く順調に事が進む内は良くとも、上手くいかず後手後手に進むにつれ熱量も下がっていきます。
そして上手くいかないのが続く事で、自己のデフレスパイラルへと吸い込まれていきます。

要因はただ一つで自信の低下になります。
人というのは自分自身との約束を破るほど自身への自信が欠損していく生き物であり、自営においての自責という概念が同等の現象を起こしていくのです。

僕自身も納期の遅れ・システムの不具合・資金問題によりなかなか順調に事が進みませんでした。
そして出資者に怒られては謝罪をし、また次のトラブルが起きては怒られ謝罪する。
このループにより熱量(自信)が下がり、人を巻き込む影響力が小さくなっていきました。
また僕自身もできないのではないか?という疑心に囚われ、追加出資の断りと共に事業の譲渡を決めました。

③想像【発明・商用化】
想像で必要なのが、ビジュアライズ(イメージの共有)になります。

このビジュアライズで難しい点が『歩幅を合わせる』『歩幅を決める』ということです。

ビジュアライズ(イメージの共有)という言葉のとおり、寸分違わず第三者に対してイメージを伝える(歩幅を合わせる)必要があります。
もしここで少しでも相違点が出れば、思い描く未来や顧客満足度・問題点までも自身の描いていたイメージと変わってきてしまいます。
特に今実在しない物を伝える時はなおのことです。

そしてもう一つの歩幅を決める。
これは第三者に対して段階を追って未来を魅せるということです。

言い換えれば相手の知見の広さや理解度・年代等によって伝え方を変えるという意味でもあります。
十人十色という言葉があるように、数学が得意な人もいれば運動が得意な人もいる。感情的な人もいれば思考的な人もいる。
子供を叱る時と大人を叱る時で伝え方が違うように、イメージという物も相手に合わせて伝える必要があるのです。

今回は3つにポイントを絞りお話しました。
他のポイントについても機会があれば改めてお話できればと思います。

そして最後に伝えたい事は、発明・商用化の各5項目を自身1人で賄う事は不可能ということです。
誰しも必ず仲間(ファン)を増やし、協力者と共に作り上げていく工程が必要になります。
なので1人でやり切る前提の計画は立てないようにしてください。

また今回の話を行動ベースに落とし込み、よりいい方向へと転身して貰えたら嬉しいと思います。

みなさんの明るい未来と希望に満ちた明日を願っています。

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