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自分が表にいない世界も楽しいものだ(9月2週目週報)

週報2回目、先週スタッフのお話をさせていただきましたが、僕自身、他のスタッフに仕事を任せることで、自分の仕事がもろもろ進んだなあと感じた1週間でした。

この1週間感じたことは、これまで僕が僕がといろいろ進めてきたけど、なんというか自分に頼らないってすごく楽だし、楽しいなということでした。大森山王ブルワリー=町田、それはそれでたしかに大事なんだけど、昨年下記のように書いたように、もうその段階は終わったといいつつ、終わってなかったけど、ようやく体感できるようになってきた気がします。

そんな象徴的なことを中心に今週の週報にしたいなと思っています。

■TAKESHIBA SPECIAL ORCHESTRA

まずは1つ目、9月10日(土)ウォーターズ竹芝でのTAKESHIBA SPECIAL ORCHESTRA。水辺の心地よい空間に音楽を愛する方々が楽器を持ち寄って集い、1つの楽曲を合奏するイベントです。この日はその第1回目で、プロミュージシャンをゲストに迎え、課題曲「9月の空が過ぎたら」の合奏を行う、というものでした。演者さんにはちょっと日差しが強かったですが、最高な天気が味方してくれて、本当に最高な1日となりました。

演奏聞いたら泣くだろうなとは思っていましたが、もっと重層的に(言ってしまえばオーケストラ的)嬉しいことがたくさんありました。

1)参加者の表情と動き
通常のオーケストラであれば、決まったメンバーでやるものですが、この日は1日限りのオーケストラ。どんなメンバーがいるかもわかりません。
そんな中、やはり最初は皆さん硬い表情をしてるんですが、練習を重ねていくうちに、とても楽しそうな表情に変わっていきました。そして最後には最高な表情で演奏されてるのを見て、1つのことを、皆でやるってすごいことだなと。

演奏が終わると、主催のウォーターズ竹芝の髙橋さんのもとに「ありがとうございました!」を言いに行ってる方がすごく多く、わざわざお礼伝えたくなるくらい、楽しんでくれていたのかなと思うと、こっちのほうが胸が熱くなりました。だって主催者の気持ちを考えたら「参加してくださってありがとうございます」なのに、その逆って、そんな嬉しいことないですよね。髙橋さんモテすぎてて、打ち合わせになっても全然現れないくらい、ひっきりなしに捕まっていましたね^^

それと、毎週木曜日のSTAND STAND STANDのスタッフをやってくださっている、バイオリニストのゆかりさんが、この日はパーカッションで参加されていましたが、パーカッションチームはその場で仲良くなり、そのまま竹芝で打ち上げなさっていて、その日あった人たちが音楽を通して世代や性別を超えて仲良くしている姿も、本当に嬉しいものでしたし、ゆかりさんのそういう壁を取っ払う明るさと献身さはやっぱり大森山王ブルワリーの仲間として誇らしいなと思うシーンでした。

さらに、この日は演奏終わりに参加者のコメントを聞いていたのですが、仕込みかと思うくらい、「久しぶりに楽器を取り出すきっかけになった」「楽器を始めたばかりでこのような場所を探していた」のようなコメントをいただけましたが、そういうことができたらとこの企画に込めたので、やっぱり嬉しかったですね。

2)竹芝を通した開かれた世界
芝生と浜離宮の緑、空と海の青さ、オーケストラ。最高なのは想像ついていましたが、その場にいるそれぞれが自由に聴いているお客さまの一体感の風景にやられました。髙橋さんが都度説明で話されていた、「自由時間」が体現されていて、きっと髙橋さんが作りたかった世界観なのかなと思うと、そこに少しでも関われてよかったです。

芝生に階段にとたくさんの人!

もともと今回の企画は、髙橋さんよりプログラムされたライブではなく、これまで大森のアキナイ山王亭でやってきた、プロミュージシャンの練習風景を公開しようという「スケルトーーン」という企画のようなものが竹芝でもできないかということで、話が始まりました。そこから紆余曲折を経てこの形になりましたが、練習時間から聴いていた人からすると、最後への出来上がっていく過程まで含めてのプログラムというのがわかってもらえたと思います。今回は予定有りで参加できなかったですが、スケルトーンを一緒にやっているピアニストの別所さんにもいつか参加いただけたらな〜。。

それとイベント後今回のゲストであるトランぺッターのMAKOTOさん(JABBERLOOP)より、吹奏楽って言うとどうしても室内、閉鎖的になりがちだけど、公開するということ、あとはお客さまが自由にビールを楽しんでたり、それぞれ自由に音楽に触れている姿がとても新しかったというのが、もう!って感じでした。企画を一緒に作ってくださった、BimBomBam楽団の大山さんが最後に話していましたが、「こういう企画を通じてもっと音楽が身近に」という言葉の締めくくりが、これまで、アキナイ山王亭でも先の別所さんとともに開かれた場所というのテーマに関わってくださっていただいただけに、このように場を形を変えて実現できたことが何より嬉しいことでしたし、今後も続いていけるよう頑張りたいと思います。企画の大山さんもめちゃくちゃ献身的に場を良くしようと動いてくださり本当に感謝です!

MAKOTOさんのトランペットよかったな〜

と長々となりましたが、今回当日スタッフは大森山王ブルワリー関連の信頼できる音楽好きに任せながらも、企画の表舞台には町田、大森山王ブルワリーの名前は一切なく、参加者、ゲスト、主催の方たちが最大限楽しめるようにと動けたのが非常に心地よいものでした。次回は大森山王ブルワリーのお客さまがもっと参加してくれたら嬉しいなと思いますので、是非よろしくお願いいたします!!もう徐々に集まり始めているそうですよ!

大森山王ブルワリーに関わるとこういうのも体験できるっていうのもいいな〜

■サンデーカンパニーでの出来事

もう1つ、今大森山王ブルワリーでサンデーカンパニーの3期が始まっています。サンデーカンパニーとは、僕一人では到達できないところに向かうため、会社の経営をともに作っていくプロジェクトチームです。この3期は全くの初めての人と2期から継続参加の人、メンバーシップであるBeetingから来てくれた人が混在していて、5月にスタートし、この時期くらいになるとそれぞれが理解し始めて、より議論が活性化していくのが楽しいんですが、先日のカンパニーにて、久しぶりに、メンバーれいこさんより大どんでん返しを受けまして、思わず唸ってしまいました。

僕はよく思うんですが、人と仕事をしていて一番気持ち良いことは全く想像してないことが出てくることで、それこそが人となにかを企てる楽しみかなと思うのですが、そういう瞬間ですね。年に何度あるかの出来事。それくらいの衝撃でしたし、ああ、これが変わっていくことなのかと嬉しくなりました。

サンデーカンパニー3期

そんなこともあり、10月のサンデーカンパニーの1回を僕抜きでやることにしました。僕にとって、このサンデーカンパニーが心臓で、常に僕がいることしか想定してなかったし、昨年も用事がある場合は、時間を変えたりしてきたのですが、とある企画を作るために、これは僕が抜けたほうが面白くなるのでは?と思ったので、そのようにしました。どんなものが出来上がるか、僕が1番楽しみにしていて、大森山王ブルワリーにとっても大きな一歩かなと思っています。成果は11月にご披露できる予定なので、楽しみにしていてくださいね!

■母校での講演

さらに、先週の最後、一番僕の心を不安にさせていた、母校での講演。経営アドバイザーとして大森山王ブルワリーに関わってくださっている天井さんから、「もっと先輩たちに大森山王ビールをアピールしなさい^^」とオファーをいただきこの日を迎えました。時間半話すことはまあ大丈夫かなと思っていたのですが、父親ほどの諸先輩もいる中で、果たして楽しんでもらえるのか?そんな不安でいっぱいでしたが、Special End.スタッフの久保くんが作ってくれた資料のおかげで、いい形で終えることができました。

僕にとっての1番の気付きは、僕は早く先に進みたいからすぐショートカットしちゃうんだけど、それって結局超自分勝手な話であって、この日はあえてゆっくり話そうとしたことがきっと良かったんだなと思って、ゆっくり話すことってすごく大事なんだなと感じました(当たり前と言えば当たり前。。)。

それって人に伝えるシーンだけでなく、何かをやろうとするときにショートカットしがちなことも、冒頭に書いたように仲間に任せると決めた以上、時にはじっくり話し合ったり相手を待ったり、そういうことも必要になってくるのではと、そういった意味で僕にとって大きな学びだったかなと思います。

と、今週はここまで!
以前メルマガ週報をやっていたときは、日毎に何があったかを記載していて、なんかつまらなくなってしまったんですが、この形の週報なら続くかなと思っています。あと昨日、いつもパパとお店に来てくれる小学生のあつしくんが、僕らスタッフが「紆余曲折」と言っていたら、「長い道のり」って言っていて、彼の言葉のほうが素敵だなと思うともに、これからもずっと長い道のりなんだろうけど、楽しみたいと思います。

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