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大森山王ブルワリー 終わりの始まり Vol.2

こんにちは、昨日の投稿に対して、リアクションをくださった皆様、本当にありがとうございました。1つ1つのメッセージを心に刻み、進んでいきます。どうぞよろしくお願いいたします!

終わりと言えば、思えば今年は「終わる&やめる」の年でした。

10年前から僕たちの活動拠点であった商店街のお休み処「アキナイ山王亭」の終了、西蒲田の2号店「Special End.」のクローズ。そして、コロナ禍にスタートしたメンバーシップ制度「Beeting」の終了、3期に渡り濃い仲間との出会いと関係を育んできた経営参画プロジェクト「サンデーカンパニー」の終了。

アキナイ山王亭だけは僕の意志とは別の事情でしたが、それを機にその後の展開があったという意味では今年一番大きな引き金となった「終わり」であり、店舗もコミュニティも、このままでいいのか、と思い始めたら惰性で続けることはしたくなく、「次の始まりをつくるための終わり」を作ってきたような感覚です。(結果引っ張られたのかもしれませんが・・)

アキナイ山王亭でのラストイベント

Hi-Time の営業を12月以降休止します

そして、急なお知らせになりますが、商店街の1号店「Hi-Time」については、11月の営業をもって、12月以降は営業を休止させていただくことにしました。下記のような外部環境による理由もありますが、

・11月末より、目の前で大規模工事が始まり、Hi-Timeの最大のウリである店舗前を自由に確保できないこと
・ほぼ外営業でとにかく寒いので、スタッフの安全を確保すること

商店街で顔が見えて、挨拶ができて、気軽に立ち寄っていただける、僕たちの始まりな場所ですので、とっても楽しく思い入れの強い場所ではありますが、これからの大切な時期にパワーを集中するためにも、駅前の新拠点「東京∞景プロジェクトルーム」での活動に注力していくための決断をしました。

あの場所を完全に手放すわけでなく、何かのときにはまた姿を現すかもしれません。暖かくなったら営業再開するかもしれませんが、冬の間はお休みさせていただきます。その間、「東京∞景プロジェクトルーム」で、瓶ビール・樽生ビール・グラウラー販売も含めて、引き続き大森山王ビールを購入、お楽しみいただけますので、その点はご安心ください。

Hi-Timeへの思い

思えばHi-Timeを作ろうと思ったのは、コロナが始まり、売上が急激に下がってどうにかしないといけないというのもあったのですが、ビールの確保場所がほしいということで、ちょうどアキナイ山王亭の並びにあるカドヤスーパーの2坪しかない駐輪場跡地を使ったらどうか?とカドヤ建設の野口さんよりご提案いただき、この場所でビール販売&ビール保管ができればということでOPENしました。

OPENの前日は対して売れることないだろうと前日深夜までお酒を飲み、余裕しゃくしゃくだったのを覚えています。そしてOPEN当日、冷蔵庫から注ぐビールを飲んだ際、「うまい!」と感じ、これなら行けるだろうとOPENするやいなや、OPEN4時間ずっと大行列となり、1日で家賃の8倍売り上げました。その直後WBSにコロナ禍でのお店OPEN=立ち飲みスタンド=新しいスタイルということで、放映いただき、一気に広がりました。

その後、保健所問題などもあり、意気消沈したこともありましたが、2021年、ほぼ緊急事態宣言の最中は、グラウラーが大活躍し、一時は売上の半分がグラウラー関連になるくらい、僕らも力を入れて販売しました。TAP TO YOUという詰替え方式での販売もTVで放映されるなど、時代に合わせて新しい形を提案してきました。

その後、Special End.のOPEN,昨年度コロナが落ち着いてきたタイミングでの外部でのイベント、それまではお店にいる時間も多かったですが、ほぼいなくなるようになりました。今年は熊野神社のお祭りでの盛り上がりや、ほぼお隣に出来たイオンリカーさんとのコラボなど、これからというタイミングではありますが、「待ち」の姿勢を変えるためにはこちらも見直したいという思いです。

今年の熊野神社大祭は大盛りあがり

この時代にあった、「Hi-Time」=挨拶する時間、そしてIt's high time=~する時が来たを作り上げるか。ということですね。

僕にとっては「Hi-Time」前と後くらい、人生の変わった場所で、サンデーカンパニー第1期で作り上げた思い出の場所、それを作り変える時です。

いざ、第二章へ

これまでの大森山王ブルワリーの4年間を第一章とすると、その主役は、僕と大森の過去でした。
第二章は、今を生きる様々な人が主役になり、ここから楽しい世界を体験していけること。それは今までにないエンターテイメントであること。そんな∞の可能性を秘めた景色を作っていきたい。これが「東京∞景」というプロジェクト名に込めた思いです。

今を生きる人の世界が見たい。ということです。

有名だからとか稼いでいるからとかではなく、その人自身が持つ世界はきっと他の人にゆるやかに影響を与えてくれる、それが溢れた景色。それが作りたいものです。それをどうやって実装するか、何を醸成するのか、それはきっと今までにないもののはずだから、すべてをきっちり決め切ることもなく、わからない未来や変わっていくことも楽しもうよ、という意味で「東京∞景」とは「変わるビール屋」であると、新店舗を立ち上げる際の中心メンバーから出た言葉です。

この2つのキーワードだけを頼りに、新しい会社・チームを作ります。
その会社・チームが、ブルワリーを名乗るのか、それもわかりません。

この八景という地にはちょうど100年前まで「八景園」という当時の皇后が行啓した遊園地がありました。現代に作る遊園地はどんなものになるのか。今ここでしか出来ない体験、それがキーワードになると信じています。

■今月の「東京∞景プロジェクトルーム」営業スケジュール
11/21(火) 18:00~22:30
11/24(金) 18:00~23:00
11/25(土) 17:00~22:00
18:00~「土鍋で味わう野菜と肉のフルコース」の会
(要予約:11/23申込〆)
https://osbgarden1125.peatix.com/view
11/27(月) 18:00~22:30

■今月の「Hi-Time」営業スケジュール
11/23(木) 13:00~19:00
11/25(土) 13:00~19:00 グラウラーの日(グラウラーでの購入の際5%OFF)
※11/27(月)以降は、駅前の「東京∞景プロジェクトルーム」にてお買い求めいただけます。

(Vol.3につづく)

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