見出し画像

【番外編】実際のところ、ビール事業ってどうなの??に答えてみます。

2019年が終わり、大森山王ビール事業を行う、MobilExSchoolの2期目が終わりました。2018年1月に始めた、この会社、そしてビール事業。

■2018年(1年目)

1年目はリリースできたものの、大森ブランドというにはまだ物足りなく、あくまで、商店街の1スペースで作ったビール、くらいの認識でした。
売上も、アキナイ山王亭(=自分のもう1つの会社ウルサイ)への卸と、イベント出店で、出荷量が約900L、販売杯数でいうとざっくり2000杯(1杯500円計算してみてください)くらいでした。

その上で、原付や樽などを購入したので、ほぼ資本金は使い切ってしまいました。。

■2019年(2年目)

2019年、最初は散々でした。活動ベースがあまり大きくならず、もう1つのWEB制作やプロデュース事業の活動がほぼで、このままではまずいと、大森山王ビールをリリースするタイミングで、そちらの事業を半分まで減らし、ビールに集中したのが、7月でした。

詳しい話はこちらで!

そこからの活動は、これからまとめますが、2019年は色々な皆様のおかげで販売杯数にして、12000杯で約6倍(4000L)という結果になりました。

かつ、色々投稿していると、良いことばかりをアップしているので、これ見ると順調じゃん!
いい車乗って、夜の街をじゃんじゃん飲み歩き、闊歩してるんじゃないの!
と思われそうですが、

今でも原付ですし、給料もまだありません。。
そして何より、昨年融資を受けたお金も底をつき、自分のお金を・・・
(有馬記念でも当たらないかなと久しぶりに穴を張りましたがダメでした・・)

■実際のところ・・・

卸売、イベント販売、直売などを平均して、売値を600円とします。
ここにかかる、原料代、印刷代、工場コスト、などで、実質 166円くらいの利益です。

166 x 12000 = 約2,000,000
これが「売上総利益」です。

2018年度は、ラベルデザイン代、校正代、タンク使用費、冷蔵庫、人件費などの経費を足していくと、
+2,000,000 → -¥2,000,000
に変わってしまうのです。今年がまあ色々かかりすぎたのはありますが・・・

実質の初年度なので先行投資と考えればしょうがないのですが、これが実態です。何より、先にお金を払って購入しないと、事業が進まないのです。

本当、小売業って難しい!!

これが1年の感想でした。
WEBサイトやイベントなどのプロデュースの受託で、
「はい、まとめると、原価から計算していくら!」
みたいなものではないので、まだまだのひよっこにはとても難しい。。。

そう考えると、ビール会社ってすごいですよね。
200円で販売して、税金で70円くらいかかって、そこから原料や送料コスト、一体どれだけの数販売してるのかと思うと、末恐ろしい。
しかも、クラフトビールだけで業界の1%未満。

ブラックマヨネーズさんのネタで、
イチローさんが稼いだ生涯年収とブラマヨの年収を比較すると、
イチローさんの183cmに対し、ブラマヨは3mm、
僕なんて、きっと酵母くらいのサイズ(長さ5~8μm×幅4~6μらしい)しかないですね。

それでも、かかるコストをどれだけ無理なく下げれるか、ビール販売以上の価値をどうやって提供できるか。そもそもどうやって直接買っていただけるか。

■課題は山積みだけど・・・

課題は山積みです。さらに今年は、「ビール工場を作る」という目標を掲げました。

これがなかなか容易ではないことはわかっています。だけど、難しいと言われると、なんとか口説き落としてみたいと思うのが男の性。

先日、twitterで男子校あるあるみたいなのを見たんですけど、共学にいて、全くモテない目立たないラグビー部は、もう難しいことやり遂げないと目立たないんですよ。そこで培われた精神力が今でも役に立っています。。

というのはさておき、工場設立のためには色々と協力者を増やし、何よりビジョンをちゃんと掲げて行かないといけないかなと。
そんなこんなで、色々語りたいことはあるのですが、ちょっとずつ、こんなビール工場、何よりもビールがある場を作りたいなとちゃんと発信していこうと考えています。

先日、ある女性に、「町田さんは臆病だ」と言われました。
ああ、鋭いなと思ったんですけど、「臆」の文字をよく見ると「月へん」なんですよね、つまり体。臆って体の奥の方、そこの病。

きっと嫌われたり、そういうのを恐れてるって聞いて、なんだか附に落ちました。だけど恐れはあっても丁寧に発信することを忘れずに活動しないといけないなと感じています。一人でも仲間を増やすために。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?