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未来を楽しむ「ミライチケット」を発売します!

大森山王ブルワリーは3年前の7月リリースし、ほぼコロナ禍というハードコアな環境で、沢山のお客さまやスタッフ、地域の企業やお店に助けられここまでやってきました。この9月からはスタッフ体制も強化し、町田=大森山王ブルワリーではなく、今一緒に運営に関わってくれているスタッフを中心とした大森山王ブルワリーに変わっていこうとしてます。

2年前からサンデーカンパニーという、地域の人たちとコミュニティ的に会社の経営を行うプロジェクトをスタートし、それまで一人で考え実践していたことが、チームで考えられるようになり、さらには時を経てその方たちがメインスタッフとして関わってくれるようになったことで、僕自身とても楽になりましたし、厚みが出てきたかなと考えています。

とは言いつつ、その裏側には膨大な業務がありますが、経営者として1番の仕事はお金をなんとかすることでした。
売上的には、毎年少しずつ伸びていますが、それに合わせて沢山の費用がかかってまだまだ赤字の会社です。おかげさまでメインバンクである第一勧業信用組合さんが非常に親身になって相談に乗ってくださったり、友人が支えてくれたりもあって、なんとかこれまで回してきましたが、このままではいつか枯れ果てるので、売上を更に増やして、黒字化するためにもう一歩先へ進む必要があります。

具体的には、主に
・ビールクオリティアップのための製造スタッフ&工場の選定
・コスト削減のため原価低減&常温流通に対応
・マンパワー強化のためスタッフの厚みアップ
を考え、そのために、ここで一度新しい試みが必要だなと考えるようになりました。

■僕らは何のためにここいるのか?

そんなこともあり、この数ヶ月、資金調達のために全く未知のM&Aの世界も覗き見しました。うちの会社を買いたいと言ってくださる会社もありました。お金のことを気にしなくてよくなったらどれだけ楽か、僕の頭はだいぶかき乱されました。

しかし、僕は何のために会社をやっているのか?
会社=法人、法人には「人」の文字があります。そこにはきっと気持ちがあるはずです。
もし、会社を売却(厳密には株式の50%以上を渡すイメージ)したら、きっと僕はその売却先の会社との調整をする必要が出てきて、時にはやりたいことを妥協しないといけないことが出てくるかもしれない。だけど、今ここにいるスタッフはきっと僕が作りたいと思う世界を一緒に叶えようとしてくれる仲間であり、今後関わってくれる仲間です。僕が大事にするのはどっちなのか?

何のために、新しい働き方や関わり方としてサンデーカンパニーやBeetingのようなコミュティ活動をやってきたのか。ビールを売るだけでなく、ビールのある場にこだわってきたのか。

■僕らなりに考える課題と作りたい世界

先日、大田区主催のおおた区民大学という生涯教育の講座の講師をさせていただきました。講師と言っても、何かを教えるのではなく一緒に考える時間を作るもので、今回僕を指名してくれた野本さん(たまたま、高校の後輩でした)に、なぜ僕に依頼したのか聞いたところ、楽しそうに活動している姿が魅力的だからだと話してくれました。

その裏に何があるのか、それは現在、高齢者や子どもたち向けの支援は多くあるけど、30〜40代の働く世代に対して、ほぼ行政では何も出来ていないと。家のことや会社のことで手一杯でなかなか自分の未来について考える時間が取れない。1番大事であるはずの自分のことを考えられない中で楽しく生きることができるのだろうか?最後の部分は僕が少し足していますが、そんな意図をお聞きしました。

もう1つ、先日僕らは地域の子どもたち向けの夏祭りを開催しました。子どもたちに精一杯遊んでもらえるよう、スタッフやコミュニティメンバーとともにこの場を作りましたが、そこには子どもを見守りながらのんびりとビールを楽しむ大人たちをたくさん見ました。子どもたちに楽しい体験をさせてあげたい、だけどそれを全て親たちでやるには限界があるし、荷が重くて疲弊していく。きっとそこにこの国の大きな課題があるのではないかと感じるようになりました。だから、僕らの法人が主となって、そんな疲弊を少しでも取り除き、楽したり楽しめる時間を作っていきたいのです。だって楽しいほうが良いじゃないですか。

先日の夏祭りの様子

もともと、僕の活動のきっかけは自分の子どもたちの世代の未来を明るくするために、地域でいろいろな体験をさせてあげたいと始めたものでした。それを子どもたちに届けるには、親の世代に届けないといけない。その中で地域団体を作り、難しい話ではなく、敷居を下げることが必要と感じて、大人が気軽に参加できるビールをはじめました。

親の世代が楽しくなければ、子どもたちは楽しいと思えないのではないか?
だから、僕はどんなに裏でお金のことを考えていても、お金が無くてもどう楽しむかを考えるようにしてきました。僕としてはどんな困難も後で笑えるネタになれば良いんです。

子どもたちの未来はもちろん、今関わってくれている仲間やお客さま、これから出会う人たちにも、「大森山王ブルワリーに関わったらちょっと楽しくなった」、それは言ってしまえば、うちに関わることで、その人の未来が明るくなるような世界、それが僕の作りたい世界です。きっと未来は明るい。だから、僕らはまだまだ前に進む必要があります。

大森山王ブルワリーで実現したい3つの方向性

そのための活動資金をこれからどう確保していくか。
現在、大森山王ブルワリーを運営するMobilExSchoolは合同会社です。株式会社化して、株をいろんな人にもってもらうことも考えましたが、リターンっていうのが、損得っぽくて僕にはどうもしっくりこないのと、クラウドファンディングも考えましたが、クラファンは一度で関係が終わってしまう可能性があるので、これも違うなと思いました。

■ミライチケット発売します!

そこで、出すのが「ミライチケット」です。
これまでなんとか耐えてきましたが、僕らも原価上昇の波に飲み込まれ、やむを得ず、10月よりビールの販売価格を上げることにしました。


これを読んでくださり、僕らを応援してくださる大切な応援団であり仲間たちへの感謝を込めて、10月以降も値上げ前の価格で僕らのビールを楽しんでいただけるよう、未来に使うチケットを用意しました。今だけ、9月いっぱいの限定販売です。そして、このミライチケットの売上を、僕らの当面の活動資金として大切に使わせていただきます。

~どんなチケットか?~

■GO BACK TO 2022
未来に僕らのビールが1本辺り20,000円になったとしても、このチケットを提示いただくと「大森山王ビール飲み比べ6本セット:4,800円」(2022年9月現在の販売価格)で購入いただけます。(1枚につき1回/無期限)

■TO THE FUTURE
僕らが作ろうとする未来を一緒に作ってくれる仲間の証。
このチケットをお持ちの方には、大森山王ブルワリーが存続する限り毎年1月にスペシャルグッズ(毎年変更・お楽しみ)&年間活動報告をお届けします。

※Hi-Time、Special End.の両店舗でご使用いただけます。オンラインショップではご使用になれませんのでご了承ください。
※「大森山王ビール飲み比べ6本セット」の内容(現在はKAORU&CHIYO&YOU&AN各1本、SAKU2本)ですが、チケット使用時の販売状況によって変更となる可能性があります。

※参考

株主としての機能を持ちつつ、ぺこぱの「時を戻そう」的なシステムも取り入れました。

僕ら大森山王ブルワリーに少しだけ力を貸していただけないでしょうか?
スピードは亀のようですが、確実に着実に楽しい世界を作るために、スタッフ一同尽力します。良ければぜひ、一緒にそんな世界を作る旅を始めませんか?

今回の主語は大森山王ブルワリーでありながら、このミライチケットは
町田からの提案とお願いです。
大森山王ブルワリーが変革期を迎えるまさにこのタイミングということで、この9月限定での販売としました。下記、オンラインショップから購入いただけます。

どうぞどうぞ何卒よろしくお願いいたします!

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