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看護専門学校のインタビューレポートから:母のバブル経験

*写真はネットから拝借しました。

母のバブル時代


【インタビュー相手】
性別:女性 年齢:50代 出身地:与那原町 続柄:母

【テーマ設定の理由】
以前、講義でバブル世代について話が出たときに、もしかしたら母もバブル景気を経験していたのではないかと興味をもったからです。

Q.バブル世代でしたか?
A.そうだと思うよ〜。

Q.当時何歳くらいでしたか?
A.20歳くらいだったと思う。

Q.その時は景気がいいな〜お金が沢山あるな〜などと感じていましたか?
A.ううん。その時はそれが普通だったから何も思わなかったよ〜。

Q.20歳頃というと、確かすでに就職されていたかと思うのですが、お給料面などではいかがでしたか?
A.うーん、元々お給料が悪くない仕事だったからね〜、分からんさぁ〜。ただ、通勤はほとんどタクシーを使っていて片道、長距離で¥4000くらいだったよ〜。仕事帰りは同僚たちとディスコやBARで遅くまで遊んでいたね〜。だから朝が起きれなくてタクシーで通勤してい
たわけさ〜。そういえば、会社からバスの回数券の支給もされていたけど使ってなかったね〜。

Q.バスの回数券っていうのは交通費みたいな感じで毎月支給されるんですか?
A.そうそう。マイカー通勤が禁止だったのと、昔はバスが交通手段だったからね〜。会社から毎月、何万円分もするバスの回数券がもらえたわけよ〜。使わないから捨ててたね〜。

Q.ディスコやBARはどれくらいで通っていたのですか?人は沢山いましたか?
A.大体、週に3〜4回とかかなぁ。同じくらいの若い人達がいっぱいだったよー。私もそうだったけど皆、ワンレンにボディコンだったね〜。

Q.会社でのお昼ご飯など、食事はどうでしたか?
A.派遣だったからその先々で流行っていたお店を会社の人達とランチしていたよ〜。
ポケベルもまだない時代だったから朝はお店で待ち合わせをして皆でモーニング食べたり、とにかく毎回外食だったね〜。

Q.他に何か大きな買い物だったり派手なお金の使い方はしましたか?周りの人達などはどうでしたか?
A.どうだったかね〜。そういえば、ボーナスでキャッシュ一括で中古ではあったけど車を買ったよ。あとは妹に当時3万円くらいするダイヤのネックレスもプレゼントしたね〜。他には、当時長いスカートにチェーンベルトとネックレス、ピアス、指輪って派手な小物をつけた格好が主流で皆そうしていて、デパートだったりブティックで有名ブランドの洋服を買って着けていたね。中学生とかでも皆ブランド物の靴下を履いていたし、同僚は毎日パーマ屋で髪の毛をセットしてから出勤していたさ。20歳でそんな生活をしていたからね〜、とにかく大人びていたと思うよ〜。

【考察】景気が良かった時代を経験したバブル世代の人達は、当時、金銭面に余裕があることから心にゆとりと活気があり、きらびやかな生活を通してコミュニケーション能力の高い人も多かったのではないかと考えた。また、経済の絶頂を謳歌したと同時にバブル崩壊による社会変化などによって、経済がもたらす生活への影響の大きさを身をもって感じた世代だったであろうとも感じた。それ以外にも消費意欲が強い傾向にあったと思われるバブル世代の人達をターゲットとした商品マーケティングなども行なわれていたりするのだろうかと考えた。

【感想】
バブル時代とよく耳にしたことはあったものの、どのような人達がどういった生活をしていたかなど詳しくは知らなかったので、身近である母がそのバブル世代の人だったことに少し驚きました。比較的、早くで結婚、出産したこともあり「お金がなくてたくさん大変な思いをしてきたよ〜」とよく話していた母だったので、しっかりお金を使って遊んでいた頃もあったのだと知り安心しました。また、母がブランド物好きなのはその影響もあるのかなと思いました。バブル景気が良かった頃は高価な物を購入したり良い生活を送れていた人達が、バブル崩壊後に変わったであろう生活を思うとバブルを経験出来て良かったと思う人達と、そうでない人達がいるのだろうなと思いました。


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