ドクセルはスモールビジネスから始める

今日は、ドクセルは(今のところ)なにではないか、の話です。一言でいうとドクセルはスモールビジネスです。町のパン屋さんのように、細々と楽しくやっております。

  • 投資資金でレバレッジをかけて急成長させる会社ではありません

  • おおよそtoBからお代をいただくことを考えています。

この本の内容に近いわけです。

ただ、この本のおすすめ業種にSaaSの運営はでてきません。広告代理店とか、Web製作とか、そういうすぐお金になるものをまずは勧めています。ではドクセルはなにがスモールビジネス的なのか。

ex-Red Oceanを狙うビジネス

ドクセルもそうなんですが、ここ1,2年関係値の近いエンジニアにおすすめしてるのが、10年前くらいに流行ったジャンルの焼き直しするといいよ。といっています。

過去レッドオーシャンになった後下火になり、いまだキャッシュカウとして1,2サービスだけが生き残ってて積極的にプロダクト投資されてないようなジャンル。そういうものを今どきの技術、コスト構造、ビジネスモデルで作り直すと面白いんじゃないかと思っています。

過去にサービスをあてて成功した会社は、規模が大きくなり、株主もいるのでもっと儲かるビジネスをやって、昔っからやってるサービスは大して改善していないことがちょくちょくあります。そういうところから零れ落ちるユーザを拾いに行くのです。みんなが幸せになります。

具体的なサービス名は差し控えさせていただきますが、このサービス古くからやってるな~、いまいちモバイル対応とかデザインとか昔から進化してないな~みたいなサービスあると思います。とくに、メイン事業の場合は継続投資もリニューアルもされますが、メイン事業でない場合はキャッシュカウとして塩漬け運用されているものもおおいと推察します。

そういったサービスの中で、自分なりに改善点を加えて、かつB2Bでも発展していけそうな芽があるものを選べばよいと思っています。しかも、スタートアップではないので、しばらく業界4位くらいで利益そこそこ出しますわ~みたいな戦略が許されます。その状態を10年くらい続けたら、古い競合から順に死んでいって自分が1位になることあると思います。ポールグレアム氏も言ってました。

つまり、投資を受けていたり、半期ごとに査定がある立場ではないことを生かしたビジネス、それがスモールビジネスらしいと表現しています。

もちろん、当初はスモールビジネスとして進めていただけであって、未来永劫そうではありません。エンタープライズ向けにGroupfileを作ったり、水面下でいろいろと動いています。3年後にスライドビジネスだけで年間3,000万円くらい年間で売り上がるようになると、社会の公器として人間も含めた仕組みの永続化ができるのではないでしょうか。

この3,000万円という規模もミソで、(プライム)上場企業からすると「やめたほうがまし」な売り上げ規模なんです。初年度で億、5年で数十億以上規模のビジネスじゃないなら、株式会社としては株主の期待に応えられないので投資できないのです。つまり競合も発生しにくいわけです。

もうひとつ、スモールビジネス以外にも参入するサービスを選定するエンジニアならではの条件があるのですが、これは次回に譲ります。

余談ですが、その2つの条件に合致する、スライドビジネスの次同じような感じで何をやるかと聞かれたら、イベント系のSaaSをやる気がします。詳しくはまた。

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