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本の「使い方」~一万冊を血肉にした方法~

出口治明さんの本である。

本とは何かが述べられている。

より良い人生を送るためには、『教育+教養』を身に付けることが必要である。

【教育】
生きていくために必要な最低限の武器を与えること

【教養】
より良い生活を送るために、思考の材料となる情報を身に付けること

知識や情報の量が多ければ多いほど、思考や直感など脳の活動の精度は高くなる。

だから、より良い人生を送るためにはたくさんの教養を身に付けておく必要があるのである。

教育は義務教育で得ることができる。

では、

教養を得るにはどうすればよいか。


・『人』から学ぶ

・『本』から学ぶ

・『旅』から学ぶ

この3つ以外に、教養を身に付ける術はないという。

そして、もっとも効率的なのが『本』である。

だからといって、量が多ければいいわけではない。
大切なのは精神のあり方である。

『ひとつでも多くのことを知りたい』という気持ちを持ち続けること。

いくつになっても、どこにいても、ひとつでも多くのことを解き明かそうとする、人生に対する姿勢が大切なのだ。

人の話をどのように聞いていますか?

出口治明さんは、『本は人』と考え、人と同じように本と接し、向き合っている。

1行たりとも読み飛ばさない、線を引いたりメモも取らず、「聞き逃すまい」と話に没入する。

その向き合い方が私は好きだ。

礼節を持って正面から向き合っている、その誠実さに惹かれる。

読書は、著者との対話である。

私も、

誠実に、そして大切に、本と接したい。

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