見出し画像

あの世に地獄があるとしたら、地方のハロワの求人よりひどいとは思わない。

精巣の中にいた精子が何を思って卵子に飛び出したかは知らないが、きっと本人の意思とは別の大きな力によって動かされていたのであろう。

両親に誕生を称えられてガラス球を扱うが如く育てれたかと思えば、いきなり謎の施設に押し込められて、電柱にしがみついて小学校に行くのを拒否したのを最近よく思い出します。
まだ見ぬ未知なる外の世界は、通い出したら段々と慣れてきて友達が出来たりして少しは楽しく過ごせたものですが、いつの間にかその中にもついていけずに、私はまた引きこもりになって、赤ん坊の頃と同じように部屋の中に戻ってきました。

赤ん坊の頃と違うのは、見える世界が未知のモノだった頃とは違い、もう段々と自分の行く末の姿や結末がある程度予測できてしまうことでしょうか。
ヨレヨレの服装を着て、所在なさげに歩いてる、年老いた私が簡単に想像出来るわけですね。

まだギリギリ、どうにか真っ当な人生に戻れるかもしれないという淡い希望と、とりあえず20代のうちに好きな服や髪型にして過ごしたいという微かな欲望を思い、ハロワに行って来ました。

え、この給料と休みで、後40年間くらい働いて、人生が終わるの?

そう思う求人が地方には山のようにあって、そりゃ実際に働いてる人には失礼かもしれないけど、今より生活が悪くなる感じしかないんですよね。

この先に何があるんだよっていう。例えば結婚とかそういったものがあれば多少は頑張れるかもしれない、子供のためとかで……。というよりみんなそうしてるんだと思う。そうじゃなく頑張ってる人はすごい。

どうせ人間は死ぬけど、人生があと3分の2くらい残されていて、でも本当は労働と睡眠で殆ど残された時間はないんじゃないか?

まあそういいながら私は親が労働で稼いだお金を享受して、タダで温かい部屋でパソコンをしてご飯を食べてるし、正直親が死んでたら、こんな悩みはなく、いやいや働いてたとは思います。

発想を転換させていきましょう。実はみんなが働きたくないのと同じで、本当は家でゲームやパソコンだってしたくないんじゃないでしょうか?
そこにあるから、やってしまうだけであって。

究極的に言えば、起きて職場に行けて、帰ってきて寝れたら何とかなると思うんですよね。

今の状態で仮に就職できても、自律神経がぶっ壊れているので無理だと思うんで、そこらへん調整していきますかね。

岸田見かけたら連絡ください。しばきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?