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【WeWork & howlive コミュニティマネージャー インタビュー】 コミュニティが広げる働く人の可能性

今回はWeWork Daimyo コミュニティマネージャーのHiroshi氏をお迎えし、howlive コミュニティマネージャー 椎名とのコミュニティマネージャー対談記事をお届けします。
グローバルに展開するWeWorkと沖縄で展開するhowlive、それぞれのワークプレイスにおけるコミュニティの目的やコミュニティマネージャーとしての役割などを語っています。

沖縄や九州エリアでの拠点立ち上げを検討中の事業担当者さまや独立を検討中で「ひとりで立ち上げ、オフィスはどうしよう…」「オフィスとシェアオフィス、どっちがいいの?」「そもそもコミュニティって何?」などお悩みがある方へ、はたらく場所のコミュニティの価値を伝える記事となっています。

コミュニティが広げる"はたらく人の可能性"を本記事で感じていただけますと幸いです。


プロフィール

WeWork Daimyo コミュニティマネージャー 朝田 浩史 / Hiroshi Asada

  • 1986年、カナダ・バンクーバー市生まれ

  • 2016年に福岡へ移住

  • 経歴:大手旅行サイトの営業・商社・飲食・英会話教師

  • コミュニケーション力と人脈を活かし、人を繋げていくことに心がけており、現在はコミュニティーマネージャーとして福岡のWeWorkを盛り上げている。

  • 元々は貧乏バックパッカーで55カ国以上を旅している。

howlive コミュニティマネージャー 椎名修一 / Syuichi Shiina

フォトグラファーとしても活動 : Instagram @superidoljp

1980年、東京・牛込神楽坂生まれ。
クリエイティブ、テクノロジー、データの3軸から事業課題の解決策を戦略的に構築するストラテジストとして活動する一方で、コミュニティづくりに重点をおいたブランド・エクスペリエンスの設計や実装にも従事。
那覇、福岡、京都、東京の4拠点生活を送りながら、howliveのコミュニティを各地のはたらく人々と接続するコミュニティマネージャーとしても活躍。

Google Women Will 心理的安全性トレーニング ファシリテーター / Asana アンバサダー / SUPERIDOL ディレクター / SUPERPHANTOM ディレクター
https://www.superidol.me/

※ Google、Google ロゴは Google LLC の商標です。

現代のはたらく人にとってのインフラ、『コミュニティ』

🎙 お二人が携わっているワークプレイスについて教えて下さい。まずはHiroshiさん、WeWorkについて教えて下さい。

Hiroshi:
WeWorkは全世界38か国150都市以上の777*拠点に、フレキシブルオフィスを展開しています。個人から大手企業の様々なステージのオフィスニーズに合わせてワークスペースを提供しています。 * 2022年6月時点

WeWorkの拠点には、わたしたちコミュニティマネージャーやコミュニティチームが常駐し、メンバー(入居者)のサポートやオフィススペースの運営をしています。

ハード面でいうとインテリアやレイアウトに工夫があり、創造性や生産性が高まる空間デザインで、メンバーさんたちが快適に過ごせるようになっています。

WeWork Daimyo

メンバーはスタートアップから大手企業まで様々です。

「All Access」というプランは全世界の拠点を利用できるので、ワーケーションや出張で利用するメンバーもいます。新型コロナ感染拡大以降、福岡にUターンしたメンバーが都内の企業に勤めながら福岡拠点を利用するケースが増えましたね。

多様な人が集まるコミュニティとしてバランスが取れていると思いますし、様々なメンバーさんとコミュニティを形成できるのはとても面白いです。

🎙 椎名さん、howliveについて教えてください。

椎名:
howliveは、はたらく人を中心に考えたワークプレイスとして、沖縄で展開しています。沖縄は、多くの旅行者を惹きつける自然と、さまざまな文化が折り重なった厚い歴史の層を有している場所です。自然と文化が豊かな沖縄に引き寄せられた様々なメンバーが利用しています。

店舗によって比率が異なりますが、おおよそ半分のメンバーが地元企業に勤めていて日々の仕事でご利用いただいている方々で、もう半分はワーケーションや出張で沖縄県外からいらっしゃった方々が利用している、という光景を想像していただくと、イメージしやすいかと思います。

howlive タイムスビル店

howliveが掲げている「働く人を中心に考えたワークプレイス」というコンセプトについて、少しお話しさせてください。

かつて、第三次産業革命以前は、大きな設備(工場)に人が集まる働き方が、一般的に生産性の高い働き方でした。
工場の機械の性能が高ければ高いほど生産性が高く、設備への投資が大切な時代です。

その後、ICTを中心とする働くインフラが進化し、インターネットが普及していった2000年頃には、働く人がオフィスに集まって、ネットワーク接続されたパソコンを使いながら業務を推進する環境が浸透していきました。
ここでも、“オフィス”という決まった場所に集まって働き、事業の核にあるテクノロジーやパソコンやサーバーといった設備で生産性が決まる、という構造は変わっていません。

そうした社会の風景は、現在においては大きく転換しています。リモートワークに代表されるように、アプリやデバイス、ネットワークの進化による後押しもあって、「はたらく」が場所に縛られなくなりつつあります。
これからは、設備が生産性を決めるのではなく、はたらく人々の頭の中、つまり“アイデア”がどれだけ滑らかに新たな価値へと変換されるか、という点が生産性を左右します。会社が用意した設備よりも、はたらく人々の発想力が問われる。つまり、“働く人が価値の中心”となる時代に入りました。

そうなると、はたらく場所・ワークプレイスは「仕組み (設備) のために最大効率で働ける場所」ではなく、「はたらく人が最大効率を発揮できる仕組み (環境)」という全く異なる姿へ進化する必要があります。

どこでも仕事はできるけれども、どこでも良いわけではなく、はたらく人のために考えられた環境であることが大切です。

こうした背景のもとで、howliveは「はたらく人にとって最適な環境をつくる」ことに取り組んでいます。

例えば、長時間座っても疲れにくい椅子やデスクをご用意していたり、集中して作業ができるスペースとミーティング・ディスカッションができるスペースを分けていたり、といった細かい設計の工夫を重ねています。仕事の目的に応じた複数の働きやすい空間を作り、働く人が一番働きやすいスペースを自ら選べるようになっています。
そうしたワークプレイスを、沖縄本島に4店舗、宮古島に1店舗、展開しています。(2022年10月現在)
沖縄で働く人が、その日の気分・コンディションや仕事の内容に応じて、その日の働く場所を選べる。そうしたインフラを作っているのが、howliveです。

企業ではなく、人対人の交流できっかけを生む

🎙 ビジネス環境としてのコミュニティには、どのような価値があるのでしょうか?

椎名:
例えば、那覇にある howlive タイムスビル店は、様々な規模や事業内容・ステージの沖縄県内の企業に勤める方々にご利用いただいています。同時に、県外から出張やワーケーションにいらっしゃってhowliveをご利用してくださる方々もいます。そうした多様な方々の中には「沖縄でなにか一緒にできるかも」と考えていらっしゃる方がいたり、howliveをご利用いただいている事業者の課題を解決できる方が行き交っている可能性があります。

しかしながら、同じワークプレイスの中にいても、自然発生的にはマッチングしないんです。

もちろん、お互いに話すきっかけがあって仲良くなる、ということが皆無なわけではありません。howliveのレイアウト・デザイン面から考えても、カフェや喫茶店でパソコンを広げて仕事をする人同士が知り合うよりは、接点が生まれる可能性は遥かに高いです。それでも、「自ら動ける・声をかけることができる人」という特性を持った方に限られてしまいますよね。せっかく「沖縄ではたらく人」という共通点があって、お互いに新しい価値を作ることができるかもしれないのに、接点を持てる人が限られてしまうのはもったいないことです。

そこを少し意図的にくっつけてみる。お見合いの仲人ではないので、無理やりくっつけるということではなく、メンバー同士が企業と企業という関係性ではなく、お互いに人として興味が持てる状態になれば、そこから先は自然と関わりが生まれてくると考えています。

沖縄県内で日々お勤めの方にも、出張・ワーケーションや多拠点生活の中で県外からいらっしゃった方にも、“沖縄ではたらく”という共通点から、howliveのコミュニティを通じて新しい価値が生まれる。

偶発的なので、新しい価値が生まれる確率は予測はできないものです。しかし、偶発的だからこそ、コミュニティを運営する側が、新しい価値の創出に繋がるような人々の接点が生まれるように計画していくことで、その発生を促すことができます。コミュニティがあることによって、新しい価値が生まれる確率が高まっていく、と言い換えられるかもしれません。

人と人とが出会う回数が増えると、情報やアイデアが行き交う回数も増えますよね。そこから新しい価値が生まれやすくなる、と思っていて。そのための環境が、コミュニティだと思っています。

howliveに関わってくださる人たちと共に、未来志向の探索的なキッカケを作っていく。それが私の考える、ワークプレイスにおけるコミュニティの存在意義です。

仕事で求められる成果を得るために、日々の業務に取り組んでいたら、想像もしていなかったところで他の人と結びついて、新しいことが始まる。無理なく自分のやるべきことを自然にやってるだけなのに、気づいたら新しい接点が生まれていた。それが起きるのがコミュニティの面白いところだと思っています。

🎙 Hiroshiさんは、コミュニティにどのような価値があると考えていますか?

Hiroshi:
椎名さんの考えに同感です。コミュニティがなかったら、何かが生まれたり発展する可能性が0なんですよ。確かに、どこまで測れるかは難しいですが。

コミュニティがあることでイノベーションを100%起こせますとは言えませんけど、何か生み出す可能性は与えることはできます。それがコミュニティの力であり、価値だと思っています。

WeWorkの地方拠点ならではの話です。例えば、県外の企業から福岡支店を出したいとよく問い合わせが来ます。そして入居していただくケースが多いのですが、その理由は"コミュニティがあるから"なんですよね。

1−2名で支店を立ち上げる場合、担当者が東京からとか福岡出身じゃなくて、元々福岡に縁がない人が多いんです。そうなった場合、自分たちでオフィスを探したり顧客を獲得するために動いたりする必要がありますよね。1からやっていかなきゃいけない。

それがWeWorkに入れば、最初の手間が省けるし、早く繋がるし広がるんですよね。思いも寄らなかったところと繋がったり、早いタイミングで事業が軌道に乗ったり。

すぐにスタートダッシュが切れる環境はコミュニティがあるからこそだと思います。事業立ち上げやエリア拡大時など事業を押し進める際にとても強いです。

あと今は副業している人も増えていて、コミュニティを必要としていたり、知見を求めています。本業以外のところでもネットワーキングできるのもコミュニティの良さですし、貢献できてるところかなと思います。

大企業や中小企業、個人とか、他ステージの人に意見を聞きたかったら聞ける環境って、通常のオフィスではできないですよね。他業界の人と触れ合う機会があるのは貴重だと思います。

セレンディピティを科学する。コミュニティが広げた、新しいビジネスの接点

🎙 WeWorkでの事例をお聞きしていいですか?

Hiroshi:
コラボレーションとかイノベーションでいうと、WeWorkの福岡拠点発のイベントが海外拠点で開催されたことですね。

以前、福岡のWeWorkで八女茶の試飲会を、メンバーのPR会社さんと八女茶ソムリエさんと開催したことがありまして。さらに八女茶を世界に広めたいとの想いから、ニューヨークのWeWorkでの八女茶試飲会を実現させました。有名なシェフにもご協力いただいたり、試飲会という枠を超えるイベントとなりました。

この実績は他のメンバーさんの可能性を広げるきっかけになりましたね。まだ海外への移動は難しいところはありますが、今後緩和していけば、メンバーさんとチャレンジしていきたいです。

世界との繋がりとコミュニティがあるWeWorkだからこそ実現したと思っています。

🎙 howliveでの事例をお聞かせください。

椎名:
WeWorkさんの"世界と繋がれる"という言葉を引き継ぐと、『沖縄と繋がれる』のが私たちの強みですね。

今年、howliveはAirbnbのパートナー (Airbnb Partners) になりました。また、howliveが企画の事務局を担いAirbnb・村・地域のプレーヤー(howliveももちろん含む)が相互に連携して、読谷村への移住定住や企業誘致の促進、関係人口創出の推進を図るプロジェクトを展開しています。沖縄県外の方々と地域住人の皆さんとが協働して、新しい価値を創る取り組み(共創・共学ワーケーションキャンペーン)です。

ともすれば、Airbnbユーザーの方々と読谷村の地域住民を繋げただけ、と見えてしまうかもしれませんが、そうではないんです。両者が突然に出会っても、価値共創の機会は生まれにくいものです。

機会があれば協働できる人同士であっても、出会い頭の状況によっては滑らかに繋がらない、ハレーションが起きるかもしれない、という懸念もあります。出会い方が違っていれば良い価値を作れたかもしれない、と考えると、接点の品質がいかに重要かがわかりますよね。
この読谷のケースは、howliveが沖縄の中と外を繋ぐインターフェースとして、お互いの接点として貢献できた良い事例ですね。

フレキシブルで多様なコミュニケーションが可能

🎙 日常的なコミュニティのメリットにはどんなことがありますか?

椎名:
はたらく環境の中にコミュニティがあることによって、フットワークの軽いコミュニケーションが取れる、コミュニケーションコストが常に低く保たれるという点は、わかりやすいメリットかと思います。

コミュニティ内でお互いをゆるく知っている、"この人はこれが得意だ"とか"最近の仕事でこんな価値を発揮した"といったことがゆるく共有されている状況があることで、コミュニティに関わっている人同士のコミュニケーションコストは極端に低くなります。SNSのプロフィールに書いてあるスペックのような話ではなくて、より解像度を上げた形でお互いのスペシャリティを知っている状態ですね。

例えば、日々のワークで少し困ったことがあり、でも「社外に発注するほどではないんだよな」ということがあったとします。自分では上手く対応できないけれども、この部分だけ解決できたら、より良い成果物が出せるな、という状況に直面したら、howliveの場合、「この人が解決できるよ。ヒントだけでも聞いてみたら?」と、解決の糸口を持つ人へ素早くカジュアルにアクセスできる環境なんですよ。

会社対会社のコミュニケーションだと、問い合わせて、打ち合わせして、見積もり出してもらって、と工数も日数もかかりますよね。そうやって、コミュニケーションだけで3営業日から1週間かかる、というような話が、コミュニティの中では15分で終わることもありますし、「ちょっと見せてみて」で30秒で解決したということもあるわけです。

企業の一員として入居していても、コミュニティ内では「はたらく個人」単位で接することができるのが、仕事のコミュニティに関わるメリットだと思います。

もちろん、タダ働きを期待するような話でなくて、コミュニティに関わる人同士がお互いにより良く働くために、より良いコミュニティであるために、どのような貢献をできるかという視点を持っていることは大前提です。

Hiroshi:
実際に、WeWorkでも同様のケースがありました。

従業員数百人の規模の企業が、一時的に本社機能を福岡のWeWorkへ置いていたことがあったんです。積極的にコミュニティのイベントに参加してくださったり、こちらの企画提案にも、即答・快諾してくださいました。

あと、代表が気さくな方だったのもあり、沢山お話しさせていただきました。その企業の知らない部分を知るとても良い機会になりましたし、他の入居者さんも同じように感じていただいたのではないかなと思います。

各コミュニティの性質やフェーズに応じた役割を担う

🎙 コミュニティマネージャーとしての役割ってどんなことが挙げられますか?

Hiroshi:
コミュニティマネージャーの役割として心掛けていることは、WeWorkのメンバーさんを一番に考えることですね。そして、仲間だと思って接しています。

もちろんメンバーの中には繋がりを求めているわけではなく、場所としてWeWorkに入居した方もいらっしゃいます。様々な企業の特徴があって、様々なメンバーのニーズをWeWorkを通して多面的に答えられるよう尽力しています。よりハッピーに働くことができるコミュニケーションの場になればいいなと思っています。

入居者さんをメンバーと呼んでいるのも、WeWorkの一つの特徴です。入居していただいた方誰もが、WeWorkのコミュニティに所属するメンバーであるということを表現しています。コミュニティーチームは、常にメンバーの声を聞き、ニーズに応えられるよう心掛けています。

また、メンバーの方々の、私たちコミュニティマネージャーへの理解度が非常に高いと感じます。「今日は夜遅いですね」とか、メンバーの方々が私たちを気に掛けてくれたりしますよ。

🎙 howliveのコミュニティマネージャーとして、椎名さんにもお聞きしたいです。

椎名:
howliveのコミュニティは、沖縄ではたらく全ての人を対象として想定しているコミュニティです。沖縄のビジネス環境で働くことを求めている人もいれば、リゾートと捉え短期滞在のワーケーションで沖縄にいらっしゃる人もいる、といったように、多様な「沖縄ではたらく」を選択した方々がいらっしゃいます。

「沖縄ではたらく」のバリエーションがたくさんある中で、howliveに入居してる・してないに関わらず、沖縄ではたらく全ての人たちにとって、健全な形で新しい価値が生まれてくるように、人や情報・アイデアが行き交う数を増やしていくことを考え、コミュニティマネージャーとして日々取り組んでいます。

県外から観光地として捉えられることが多い沖縄は、その必然として県境を越えて行き交う人の数が多く、ビジネスにおける新しい観点・切り口を持つ人も同様に数多く集まっています。地域に元々備わっている「人を惹きつける力」を前提に置くと、「howliveというワークプレイスとそのメンバーさん」という枠組みにとらわれることなく、コミュニティをマネージしていくことが、結果としてhowliveのメンバーさんにとっても多様な価値を提供できることになる、と考えています。そうしたことから、常に沖縄の外を見ることを心掛けています。

コミュニティの成長をどう支えていくのが最適解か、と考えた時に、「沖縄で仕事してみよう」「ビジネスで沖縄の人々と関わってみよう」と思ってくださる県外の方が増えるよう、そうした方々にとってコミュニティが沖縄へのインターフェースとなるように取り組んでいくことが、現時点のベストと考えました。

東京や大阪、札幌、仙台、福岡など、他のエリアの事業者やコミュニティに向かっていき、沖縄と接続する。ただ、むやみに他県の人や情報を繋げるのではなく、沖縄ではたらく人々とともにコミュニティを通じて新しい価値を創ることができる、少なくともその可能性を信じることができる、という点は前提として必要です。

沖縄ではたらく人と一緒にポジティブなアクションをとれるかどうか、コミュニティに関わってくださる沖縄県外の方にとっても意義のある機会を提供することに繋がるかどうか、そうした点を判断軸に置くことは、沖縄ではたらく方々に向けた最低限のマナーだと思って取り組んでいます。

なので、WeWorkさんだったり他のコミュニティマネージャーの皆さんの動き方とは、少し違う部分があるのかなと思っています。とはいえ、コミュニティの成り立ちやステージが違えば、自ずとコミュニティマネージャーの役割も違ってきますので、現時点で私がコミュニティマネージャーとして向き合う方向がコミュニティの外に向いている、ということですね。

人が好き、そしてフラットだから信頼されるコミュマネに

🎙 お二人とも周囲の方から信頼されている印象を受けました。普段からコミュニティマネージャーとして気をつけてるところってありますか?

Hiroshi:
期待値コントロールですね。やれないことは約束しないですし、やれることは必ずやる。

依頼を受けたらスピーディーに取り組むことを心掛けています。小さなことの積み重ねですよね。コミュニティマネージャーとは、困った時には助けられる存在であるべきだと思っています。

椎名:
コミュニティの目的・関心に沿った、関わり方の入り口をデザインすることですね。

沖縄ではたらく人たちにとって良いコミュニティであるためにどう貢献できるか、その入り口はどうあるべきか、という点を意識しています。

例えば、howliveで定期開催しているビジネスピッチのイベントにおいて、運営側で用意するスライドのフォーマットをどう構成するか、という小さなところでも、サービスや事業の価値がきちんと伝わるのはもちろんのこと、参加いただく方同士のコミュニケーションを誘発するように、参加のハードルが高くなりすぎないように、と構成を考える、というようなことですね。

howliveのコミュニティに関わる人にとって、より良い体験に繋がるよう設計していく、ということです。

Hiroshi:
私も椎名さんも、人に興味があるんだと思います。だからこそ、コミュニティマネージャーを務められるのかなと。

椎名:
そうですね。私たち含め、コミュニティは会社ではなく個人と個人の接点なので、興味の単位が"人"なんですよね。ビジネス環境のコミュニティとはいえ、所属先を意識しすぎてしまうと、全体としての機会損失に繋がってしまうと考えています。

Hiroshi:
どの企業だとか肩書きとか意識してないですよね。もちろん、決済権を持っているとか認識すべきことはありますが、どんな役職であったとしても同じ接し方をしています。

その方が、皆さんも居心地良いんだと思います。

椎名:
例えば、2人の方から寄せられた同様の依頼に対して、所属先や肩書を見て、片方にOKと言って、もう片方にNGを出す、なんてことは絶対にあってはいけないことで。同じような話なのに、一方はOKで、他方はNG、ということが発生するとしたら、見ているのは会社や肩書ではなく、コミュニティに貢献できる可能性があるかどうか、ですよね。

Hiroshi:
誰に教えられたとかではなく、思い返してみればという感じですよね。

コミュニティは課題解決の新しい切り口を探索するための、ビジネス環境のインフラ

🎙 これからのビジネス環境の一環として、コミュニティはどのように進化していくと考えていますか?

Hiroshi:
コロナの影響で、WeWorkのコミュニティのあり方も大きく変わってきています。

パンデミック前は、対面で集うことでコミュニティの良さが発揮されていたと思います。しかし、対面で集うことができない社会情勢になりました。そして今は、パンデミック前とは違う形ではありますが、対面で集う形も取り戻しつつあります。しかし、またパンデミックが起こる可能性もあるかもしれません。

ではコミュニティはどうあるべきか、何をやっていくべきなのかというと、やることは今と変わらないと思っています。外に出たい、触れ合いたいというニーズは絶対あると思っていて、そこでのコミュニティ育成が大切だと思います。逆に無理にニーズがないところに押し込んでも、どうにもならないですからね。

パンデミックが終わってマスクも不要になった際は、たくさんイベントを開催して盛り上げていきたいですね。

🎙 椎名さん、howliveのコミュニティはどのように考えていますか?

椎名:
働き方やキャリアのあり方、はたらく人と企業の関わり方は、今後ますます多様になっていきます。1社に勤める、複数の会社で副業としても携わる、プロジェクト単位で働く、といったように、はたらく人と企業の出会い方や関わり方は、既にさまざまなバリエーションがありますし、今後もはたらく人に寄り添った形へと進化していきます。

そうした社会の潮流がある中で、沖縄で偶発的に新しい価値が生まれる・生み出すことに関われることを予感しながら人々が集まる場としてhowliveのコミュニティがある、という姿が理想的です。

新規事業を構築して新しい領域に踏み出していく、課題解決の新しい切り口を探索していく、といった際のビジネス環境のインフラとして、コミュニティが機能するよう、今後も進化していきたいですね。

関連リンク

WeWork Daimyo (福岡・大名)

howlive (沖縄)

働く人を中心に考えたワークプレイス howlive

今回のインタビュー記事をお読みいただき、有難うございました。
恵まれた自然環境と豊かな文化に囲まれた沖縄だからこそ、すべての人々が健康に、快適に、安心して働き、アイデアを広げ、創造性と生産性を高めることのできるワークプレイスが必要だと、わたしたちは考えています。

howliveは、テクノロジー、コミュニティ、豊かな自然環境が高い次元で融合した理想のワークプレイスを通じて、次世代のワークスタイルを沖縄から実現することを目指しています。

Webサイト https://howlive.jp/
Instagram @howlive_okinawa.cowork
Twitter @howlive_okinawa