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【読書術】要約しているものより書籍を引用しているnoteを読もう

昨今フライヤーやnote、youtubeでもビジネス書を要約しているインプット媒体があるが、個人的には微妙だなと思っている。


#1情報力が個人に左右される


情報力というのは、その情報のもっている有益度合いと思ってもらえればいい。それが素人の要約するものだとかなり主観や曲解が入ってしまうリスクがある。

ひどい場合だと、本来著者が書いてあることと真逆に━━━巧みなレトリックに騙されて━━━とらえてしまっている記事も見かける。


反して書籍のいいところは、1次情報にしかも安価でアクセスできるところだ。何十年と経験した知識を詰め込みに詰め込んだ、または、研究を重ね煎じ詰められた集大成が本になる。

なのにそれを要約という安直なモデルに希釈してしまうのはどうももったいない。

Youtube→Tiktokのようにデータのリサイズが潮流となっている。ますます情報量が多くなり、一方でより多忙になる現代人において、本1冊なんて読んでられないのだ。

だから手軽にインプットできる要約サービスにいきつく。

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#2本当の教養は身につかない


だが、どうだろう、要約に使われている書籍は自己啓発本やテクニック集、トレンドを抑えた、みたいなのが多くないだろうか?

それに対する見解は2つある。

1年後に価値のなくなる=情報
何年たっても価値のある=知識

情報というのは、ゴシップや経済情報などで、知識というのは哲学や自然科学など化石化しないものだ。

自分がアクセスしているのはどちらなのか区別しておく必要がある。

いますぐ使える=痛み止め
思考の基盤となり蓄積される=ビタミン剤

仕事ができない部下への教え方や落ち込んだ時の対処法などが痛み止め、学問や異業界の入門書などがビタミン剤

痛み止めのような”辞書的”な書籍の使い方も多いにありだが、そればかりだと思想がかたまったり、クリエイティブは生まれない。

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#3そのための打開策


少し脇道に逸れたが結論といこう。

youtubeでもブログでもただ感想を述べている、主観的な要約になっている媒体ではなく、引用されている、

実際の生の情報が活かされている媒体

を選ぼう。

引用されているということは、読者がその書籍の中で価値があると思った箇所であることが多い。

それは書籍を読まずして、その価値のあると判断された箇所に瞬間的にアクセス、インプットできるのだからとても熱い。

時間がない時は、引用されている部分だけを飛ばし読みするだけで密度の高いインプットになるだろう。

現代人はとりあえず時間がない。その中でいかに価値のあるデータにいかに最速最短でアクセスできるか、はスキルの1つと言っても過言ではない。

━━━FIN

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