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ペットを飼わない理由から、価値観を考える

先日書いたnoteで、
「ほめること」について考えたら、
ヒトとの関わり方についての自分のスタンスが
わかった。
という内容について書きました。
今日は、そのペットバージョンです。

ある本をきっかけに、
自分はこういう理由で、
ペットを飼うことに抵抗があるんだなと
わかりました。
ペットを飼うことに迷うことがある方は、
参考にしていただけるとうれしいです。

ペットを飼うことについてのぼんやりした抵抗

小学生のころ、
実家にネコがいました。
親戚のおじさんにもらったネコで、
かわいがっていましたが、
その頃は、
飼うことへの抵抗はなかったように思います。

ペットを飼うことへの抵抗は、
大人になって、
飼おうと思えば、自分の判断で飼える
という状況になってからだったと思います。

20代後半、
訪問介護のアルバイトをしていました。
あるお宅で、
2匹のパピヨンを飼っていました。

とてもかわいくて、
「いいな」とは思ったけど、
「ここで触れ合うくらいで十分だな」
とも思っていました。

飼うことになれば、
散歩とかその他もろもろのお世話もあるから、
においとかも気になるし、
たぶんそういうのがいやなんだろうなと
思っていました。

でも、本当は違ったのかも

「ズー」(動物性愛者)について

数ヶ月前に、
この本を読みました。

ここでいう「ズー」とは、
犬や馬をパートナーとする
動物性愛者のことです。

動物とセックスする
ときくと、
それだけで引いてしまいヒトも
いるかもしれませんが、
ここで注目したいのは、
セックスをするかどうかでは
ありません。

ズーたちにとって動物は
「人間と対等で、
人間と同じようにパーソナリティを持ち、
セックスの欲望を持つ生きもの」
なんだそうです。

一般にペットは、
「保護すべき対象で、
力なく自立できないもので、
子どものような存在」
とされているように思います。
(言語化すると、
少しネガティブですね。)

ズーたちの動物観は、
一般的なものとくらべて、
だいぶ違っていますね。



ぼくはこの本を読みながらずっと、
動物を飼うことについての違和感について
考えていました。

それで、こんなふうに思いました。

ぼくは、ヒトとも動物とも
対等な関係でありたいのかもしれない。

飼うということをしてしまうと、
対等でいられない感じがしてしまう。

この本の中に、
パーソナリティという言葉が出てきます。

ズーたちにとってパーソナリティとは、

自分と相手の関係性の中から生じたり、
発見されたりするもの。

じっくり時間をともに過ごすうちに、
相互に働きかけ合ってら反応が引き出され合う。

そこに見出されるやりとりの特別さを、

ズーは
特定の動物が備えるパーソナリティ
と表現してます。


Aさんのパーソナリティは?
と聞かれると、
やさしいとか、かしこいとか、
明るいとか、
そのヒト自身のキャラクターみたいなものを
考えると思いますが、

ズーたちは、ちょっと違うんですね。

でも少しわかりますよね。

あの子は、
ボクの前ではこうなる
みたいな感覚。

少し本題からズレました。

里山と生物多様性について

動物とも対等でありたい。
それなら、植物は?

もしそう聞かれたら、
困ってしまいます。

たとえば、
毎年夏にやってる
みどりのカーテン。

これ、
完全に対等な関係じゃない。

対等な関係は、
相手の行為に依存しません。

それぞれが自立してないと、
対等でいられない。

でも、みどりのカーテンは、
水やりしないと、
枯れちゃいますから。

矛盾してます。

いえ、いいんです。
ヒトは矛盾する生きものですから。
(ひらきなおり)

みどりのカーテンはさておき、
里山のお話です。

里山とは、
集落、人里に隣接した山で、
ヒトの影響を受けている生態系です。

ヒトが里山から落ち葉や枯れ枝をひろったり、
木を切って利用したりすると、
日当たりがよくなったりして、
新しい植物が芽吹いて、
それによってより生態系が豊かになる
(種数がふえるなど)
そんな環境のことです。

「森林伐採」ときくと、
「自然破壊」のようなイメージが先にくると思いますが、
上手くやると逆に、森を助けることになるわけです。

利用されなくなった里山は、
暗い森になって、細い木が育ち、
地すべりを起こしたりするそうです。

集落と里山は、
影響しあっているけど、対応な関係を築けているわけです。

ひょっとしたら、
ペットとの関係にも、
そういうものもあるのかもしれない。

このへんを考えるには、
もう少し時間がかかりそうです。


まとめ

今日は、
「ペットを飼わない理由」について考えることで、
・動物と対等な関係を目指すズー
・ヒトに依存してるみどりのカーテン
・集落と対等な関係を築いていた里山
などをヒントに、
自分の中の価値観を深堀りしてみました。

ここまで考えて、
ボクにとって「自立すること」
がとても大切な価値観なんだなと思いました。

自分の価値観を知ると、
幸せになれるそうですよ。
(メンタリストDaiGoさん談)

あたなは、どんな価値観を大切にしていますか?

おまけ

価値観を
くつがえしてくれるような本は、
本当におもしろいです。

むずかしかったり、
長かったりで、
読み切れない本も
何冊かあって、

たとえばこれなんかも、
しっかり読みたいのですが、
読み切れそうになくて、
オーディブルで流し聴き
しました。

そのうちこの本をテーマに
noteも書いてみたいと思います。



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