見出し画像

サブスクを学ぶ 未来の消費のカタチ

サブスク、サブスクリプションサービスのことが気になっている。どちらかと言えば、「モノ」のサブスク。
こうしたサービスが増えれば、「捨てる」という概念が消えてなくなるのではと思ったから。
生活に使うものすべてをサブスクで賄うことにはもう少し時間が必要なのかもしれないけど。

徳力さんのnoteが気になった。

本質は、技術の力でD2C的に、顧客の多様なニーズに対応するコストを激減することができるところにある気がしてます。
最初から顧客とマッチングされた状態で生産やサービス提供することができれば、余計な在庫リスクや余剰人員のコストや広告宣伝費を大幅に削ることができる産業こそが、サブスクで革命が起きる業態なのかもしれません。

アップルが、アイフォンをサブスクで利用できるようにするのではとの記事があった。

アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は最近の投資家向け収支報告で、同社がiPhoneをサブスクリプションサービスとして提供することを検討していると示唆した。(出所:Forbes)

アイフォンがサブスクできるようになるとどんなことができるようになるのだろうか。今まで、製品価格に含まれていた余計なコストが削減されることになり、低価格な定額で利用できたりするようになるのであろうか。

新しいモデルへの乗り換えも簡単になったりする?

アップルはTrade Inプログラムで、古いモデルを下取りして、希少金属などを再利用することを進めている。

もし仮に、サブスクで利用される多くのアイフォンが再びアップルに戻るようになれば、「サーキュラー・エコノミー」の形になり、家で使われなくなったアイフォンを保管する必要もなくなるし、廃棄されることもなくなる。古いアイフォンは、リサイクルされて、新しいアイフォンに生まれ変わっていく。

今、アップルが進めているサーキュラー・サプライチェーンがさらに進化することになっていく。

(画像出所:アップル「Environmental Responsibility Report」)

Creating a circular supply chain
Reaching our goal means focusing on three key aspects of our supply chain:
1) Source strategically and make efficiently: Use recycled and renewable materials while manufacturing
products efficiently to minimize use of materials.
2) Use for a long time: Design products to be durable, so they can have long lives.
3) Contribute: Ensure materials go back into the market for Apple or others to use.

アップルは、「サーキュラー・エコノミー」を推進する英エレンマッカーサー財団の「CE100」というイニシアティブに参加している。このイニシアティブには多くのグローバル企業が参加し、メンバー間でビジネスモデルの研究なども進めている。

アップルを事例に、参加メンバーの中でも、サーキュラー・エコノミーの動きが加速していくのかもしれない。

もうすでに、アップルはアイフォンなどハードウェアのサブスクに近い形を始めているのかもしれない。
アップルカードで分割で支払い、アイフォンを購入し、Trade Inで下取りに出せば、サブスクを利用していることとあまり変わりはない。

アップルがサブスクを始めるということは、もっとわかり易いサービスということかもしれないが、そこにはまだ通信キャリアとの関係との課題が残っているのであろう。

アイフォン以外の商品からサブスクが始まることはないのか、そうあって欲しいと願ったりする。

サステナビリティ活動に活用します! ありがとうございます。