見出し画像

BTSジミンさんに心を奪われ、メンバーの顔と名前を一致させるのに奮闘した話

前のポストではBTSに嵌る切っ掛けの話をしましたが、今回は7人のメンバーを個々人として認識するまでの長かった道のりについてです。


自身が踊るわけでもないくせにBTSの公式YouTubeで見られるPractice videoにドハマりした私は、彼らが息を切らせてダンス練習する姿を連日見続けた。何となく、激しく体力を消耗する彼らを見ているだけで、TVの前で微動だにしていない私も謎の爽快感によって痩せれるような気がしたのもあったし(ゼロカロリー理論の応用)、日ごろ使われていない動体視力のせいで、一度見ただけではとても彼らの素晴らしい動きの全てを把握することができなかったからだ。それに、長いことアイドルと無縁で、ましてK-POPと言えばKARAでイメージが止まっていた私には、BTSのダンサー泣かせのダンスパフォーマンスは何もかもが新鮮で、衝撃的だった。因みにその時は、今時の世界で活躍するようなアイドルは凄いなぁ……と思うだけで、彼らがとにかく練習の鬼であり、とりわけダンスで名を馳せているグループなのだとは分かっていなかった。(後にSUGAさんが、「デビュー当初ラッパーとしてBTSに入ったのに、結局全員でダンスをすることになったし、BTSのダンスは業界内(K-POPアイドル界)で最もキツイ。」ってこぼすインタビューを見て、やっぱりこのダンスの激しさは普通じゃないですよね!!と理解した。)

ただただダンスの美しさ、かっこよさに魅了されていた私だったが、例えるならば、シルクドゥソレイユの舞台を見ているような感覚で、個々のメンバーについてはさほど意識していなかった。(そもそもPractice Videoはパフォーマンス全体が映るように引きの映像なので、メンバーの顔が分かりにくい)しかし、Boy With Luvの動画を見た時に、ある一人のメンバーに心を奪われた。

サムネだと左から二人目、ピンク頭の人だ。まずこの人の服装が気になった。トップスは首元が心もとないオーバーサイズのくせに、ボトムスはこれでもかってくらいタイト、極めつけに少しヒールのあるブーツ!!! 何でだよ! 今日ダンス練習するって知ってたでしょ? そんな踊りにくそうな格好で何で来るの?! と心から思った。

でも、動画をご覧いただけばわかるように、このピンク頭の人、それはもうめちゃくちゃにダンスが美しいのである。米番組World of Danceからの知識しか持たないダンスど素人の私でも一見して分かるくらいその美しさは歴然だった。まず動きのメリハリが凄い。全体としては滑らかで、いい感じの脱力感さえあるのに、一つ一つの動作はダイナミックで、振りの動きを止めるところ、動きを揃えるところはエネルギッシュにきっちり決める。更に、足さばきが物凄く綺麗でセクシー。Boy With Luvのダンスは肩と脚の振り付けがポイントなのだが、まさにこのピンク頭の人はその部分に目が行くように計算し尽くした上でのこの格好だったのだ。プロって凄い。

それから、このピンク頭の人の名前を何としても知らねばならんとGoogleに頼った。「BTS ピンク髪」と検索した。メンバー全員がピンク髪経験者だということが分かった。そう、BTSはお洒落なのでみんなしょっちゅう髪色を変えるのだ。これまで延々と見てきたPractice Videoでも毎回メンバーの髪色比率は異なっていて、だから余計に初心者には個人特定が困難だった。早く気が付くべきだった。次に「BTS 見分け方」で検索した。プロフィールや名前入り画像がたくさん出てきたが、どれもピンク髪の人がピンク髪であるまさにその時の写真でないと私には確信が持てなかった。そもそも私は人の顔を見分けたり、覚えたりすることが得意な方ではないのだ。

途方に暮れていたところ、あるブログにDOPEのMVはメンバーを覚えるのに最適だとあった。このMVでは、メンバーがそれぞれコスプレをしているため、衣装で誰なのかを判別できるというわけだ。

あたりまえだけど、やっぱり見れば見るほどダンスが美しい。どうしたらこんなにキビキビ且つ滑らかな動きができるの? DOPEのMVのお陰で、(確信とまではいかないながらも)とりあえず「ピンク頭の人」は恐らくジミンさんだろうということが分かった。DOPEでもひとり赤髪だし、めちゃくちゃ目立ちたがりな人なのか……?(←そうとも言えるし、そうとも言えない)ただ、サムネのように全員一緒の衣装になるパートもあるため、そうなると髪色が奇抜な二人以外すぐに見分けがつかなくなった。顔を記憶するまで10回くらい見た気がするが、メンバー内で特にお顔立ちが整っているとされるJIN、V、JUNG KOOKの3人の判別は困難を極めた。他のMVではまた全員違う衣装&違う髪色&違うメイクなのだ。幸いにも、メンバーはみんな歌声の質が異なっている(キーの分担がはっきりしている)し、MVではメインで歌っている人にカメラが向くので、いろんなMVを繰り返し見ることで、歌声から段々とメンバーの見分けがつくようになっていった。

完全なる主観的歌声の聞き分け方及び特徴
■ボーカルライン
JUNG KOOK(メインボーカル): メイン担当に相応しく、万人に愛される歌声。英語詞も日本語詞もクセが無くて非常に聞き取りやすい。最も年下だけど、デビュー当時から歌い方のこなれ感が凄い。
JIMIN(リードボーカル):最も高音パートを担当することが多い。発声の仕方とかリズムの取り方とか、洋楽アーティストに近い歌い方をする。ちょっと舌っ足らずで可愛い、天使のような癒される歌声。コブシを効かせた時の歌い方も堪らなく良い。
V(サブボーカル):ボーカルラインで最も低い色っぽい歌声。(多分ボーカルで一番分かりやすいのはこの人)ハスキーだけど、高音は透き通るように美しい。低音は少し籠らせるような独特の発声をしている。
JIN(サブボーカル):一番甘くて伸びやかな歌声。最初はJIMINさんと区別が付け難いかもしれないが、JINさんはどちらかというと日本の歌手に近くて耳なじみの良い歌い方をする。(日本語を話す時もかなり発音が綺麗)
■ラップライン
RM(メインラッパー):ラップラインで最も低い声。これぞラッパーという感じのクセの強い歌い方で、メンバーいち分かりやすい。分かりやす過ぎてあまり特筆できないんだけど、リズム感がめっちゃいいし、安定感が素晴らしい。
SUGA(リードラッパー):超かっこいい高速ラップで、ヴァイブスメイカー。息遣いと合いの手の魔術師。(ど主観) 基本は気だるげで落ち着いた声質だが、抑揚豊かで割と広い音域を出すため、たまにJ-HOPEさんと区別しづらい。完全に余談だが、ラップで培った抑揚と表現力が発揮されて、アニメのアフレコも妙に上手い。
J-HOPE(リードラッパー):ラップラインで最も高い声。話す時と同じように明るくハキハキと発音してくれるのでとても聞き取りやすい。少しざらついた質感であり、突き抜けた爽やかさもある特徴的で魅力的な声。

なお、今日この記事を書くために久しぶりにBoy With LuvのPractice Videoを探したのだが、何と見た記憶のない別バージョンがあった。まさかのEye contact ver.である。「ピンク頭の人」の可愛らしい顔が大変はっきりと分かる素晴らしいビデオだった。


(追記)ジミンさんの歌声についてのnoteも書きました。よろしければ、こちらもぜひ読んでいただけると嬉しいです♥


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?